チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ひょっこり顔を出したモモさん

2017年10月21日 | もも

曇、18度、76%

 最近のスマホのカメラ機能はとても良くなっています。普通のカメラで撮ったのと同じ、いえ、それ以上に良い仕上がりになります。それに何と言っても手軽に写真が撮れます。一眼レフのカメラは早々に日本に送り返しました。

 仕舞ってあったカメラを出して来ました。 スマホが手元にないときにもう一台カメラが出ていると、ココさんの瞬間の動きが取れると思ったからです。ちょうど頼んであったラベンダーの苗も届きました。試し撮り。数枚の写真を撮って、画像チェックをします。この機種のホワイトバランスが気に入らないのが、遠ざかった原因の一つです。写真を繰っていくと最後に「あら!モモさん」

 モモさんが座卓の隅から顔を出している写真が一枚メモリーに残っていました。場所は香港の我が家です。昨年の8月20日。モモさんの目の前にあるのは私の好きなナッツいっぱいの月餅「五仁月餅」です。モモさんをご存知の方はこうした写真をたくさんご覧になったと思います。いつも一緒、おやつも食事もいつも一緒。

 テーブルに飛び乗っても決して自分からは食べません。必ずもらえると知っているので、じっと見つめたまま待っています。この写真、寝起きのモモさんかしら。たった一枚だけ1年以上もメモリーに眠っていたモモさんの映像、私が「あっ!」と声を上げるのを待っていたようです。モモさんも香港の家も懐かしさでいっぱいです。

 間遠になりながらも、生活の中でモモさんがひょっこり顔を出してくれます。今では旅に出てもモモさんとは一緒です。いつもモモさんの気配が私を包んでくれています。「モモさん、次はどこでひょっこりしてくれるの?待ってるね。」

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ココ怪獣

2017年10月20日 | ここ

曇、17度、93%

 ココさん、寒くなっても元気です。雨が降っても散歩は欠かしません。雨が降って、ずいぶん気温が下がりました。暖かなケットと枕を出しました。どれも2月に暖かな香港からやって来たモモさんに頂いたものです。モモさんが寝ていた隅っこにケットをお来ました。クンクンと匂って、早速うずくまりました。洗ってもモモさんの匂いが残っていると思います。「今日からココさんのケットよ。」 寝てるココさんを起こしてしまいました。

 私が札幌旅行中は「みつば動物病院」に預かっていただきました。お迎えに行ったら大暴れ、嬉しいのやら帰りたくないのやらわからないほどです。先生は「いや〜、元気だねえ。」とおっしゃいます。きっと皆さんに遊んでもらったことと思います。お泊りも心配しなくていいココさんです。

 しばらく我が家から姿を消していたルンバくんが戻って来ました。ルンバくんがお仕事を始めるや、ココさんは、付いて回りに何者?とばかりにちょっかいを出しました。戻って来て3日目にその様子を写真に撮ろうと思うと、 あれ?もうルンバくんには興味がなくなっていつもの子豚ちゃんをいじめています。ココさんも少し成長したようです。

 よく食べてくれます。お肉もお魚も大好きです。動き回るので、身体が締まっています。小さく感じるのはモモさんが男の子だったからだと思います。抱いた時の首回りや体の厚みがモモさんの重みとは違います。大きな大きな女の子になってくださいよ。

 涼しくなっても庭遊びによく出ます。私が庭仕事の間は、デッキの木箱に入って眺めてます。この木箱道具入れなんですけどね。主人がココさんは私に似ていると言います。私こんなに無鉄砲じゃありません、と内心思うのですが、小柄な身体いっぱいに動き回る様子を見ていると、主人の言うことに頷きます。

 いつになったらもう少し落ち着いてくれるものやら?ココさん、元気が一番よ。

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バジルのプレゼント

2017年10月19日 | 庭仕事

雨、16度、98%

 バジルを種から育て始めて30年、相性がいいのか一度も失敗がありません。種はオーストラリア産、香港上環の種屋さんで毎年買いました。庭はありません。プランターで育てました。日当たりの悪い家のこともありました。それでも暖かな香港ではバジルはクリスマスごろまで勢いある葉っぱをつけてくれました。あの緑濃い葉っぱです。

 帰国の荷物にはこのオーストラリア産の種を入れました。五月の初め、暖かくなるのを待って種を蒔きました。ポットで発芽したバジルを庭に移したのは七月初めです。庭土のおかげで今までにないほど大きくなりました。サラダに葉っぱを添えます。朝の水遣りの時はシャワーの水が当たるだけでバジルが香ります。幸せな瞬間です。九月になりポツポツ花が咲き始めました。種がカラカラになるのを待ちました。

 雨の合間の昨日、朝からバジルを根から引き上げました。 ゆうに50センチ以上のバジルは茎が木質化しています。種は別に取り置いて、葉を丁寧にむしります。今年も山盛りのバジルの葉っぱ、すぐに「バジリコソース」を作りました。 にんにく、オリーブオイル、松の実の「バジリコソース」です。オリーブオイルが回ってくるとより緑が深くなります。パスタソースとしてよく使われる「バジリコソース」ですが、白身のお魚のソースにも使います。マトンなどの軽い赤いお肉にも合います。 出来上がると酸化が進み色が悪くなるので、すぐに冷凍庫に。これから生の葉っぱがない冬の間この「バジリコソース」でバジルを味わいます。毎年の私のルーティーンです。

 種も殻を揉んで獲りました。来年の春にはまた種蒔きです。オーストラリアのバジルの種の遺伝子が我が家の庭で生き続けてくれることを願っています。

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ルンバくん、お帰りなさい。

2017年10月18日 | 日々のこと

曇、17度、71%

 昨日、宅急便でルンバくんが着きました。 新しいルンバくんではありません。我が家のルンバくん、あまりにも私が「毛玉は落とすし、隅だって綺麗にならない。」と貶すものですから、八月の終わり頃急に動かなくなりました。スイッチを入れると同じところをクルクルと3回転したら、声も出さずに止まります。反抗してるなと思います。前のバンパーと呼ばれるところが浮いたようになっています。翌日、スイッチを入れても動きません。黙ったままです。

 ルンバくんは使わないつもりで袋に入れて納戸にしまいました。ルンバくん無しでも普通の掃除機で用が足せます。ひと月ほど経ちました、折角あるものを使わないでいるのは勿体無い、ケチな私は納戸からルンバくんを出して来ました。できる範囲のメンテナンスはしましたが、自分で直せる領域を超えています。そこでアイロボットに電話しました。

 電話口のお姉さんに状況を話します。私だって何が原因かわかりません。一度我が家のルンバくんを診てくださいと頼みます。自分で梱包したら、宅配の人が回収に来るということです。ルンバくんの梱包など簡単と思ったら、まずそれ相応な箱がありません。そして意外に重いことを知りました。どうにかパッキンでぐるぐるに巻いて箱に入れ、宅配の人に託しました。

 忘れた頃にアイロボットから電話がありました。バンパーが外れで不具合が出たのだそうです。 診断書付きで、昨日無事に戻って来ました。機械は壊れます。単純でない機械ほどデリケートです。同じ頃ハンディータイプのダイソンくんが不調でした。ダイソンに電話をすると、電話口のお姉さんの適切な指示のもとすぐに正常に戻りました。ダイソンのお姉さんはダイソンくんの音を聞いて診断してくれました。

 戻って来たルンバくん、早速いつもの場所で充電です。軽いフットワークでひと回り家の掃除をしてもらいました。快調です。「お帰りなさい、ルンバくん。」

 保証期間を過ぎていましたので、修理費はかかりました。それでも、あるものに手を入れながら使うのは、気持ちがいいと感じます。久しぶりのルンバくん登場にココさんは後を付いて回っていました。

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縞ホッケの開き

2017年10月17日 | 

曇、17度、95%

 二泊三日の札幌の旅で私は朝食を除けば、お寿司にお刺身ばかり食べました。初めて食べるお魚のお刺身もあります。どれもが美味しく北の土地のお魚たちにすっかり惚れてしまいました。

 ニシン、ホッケというお魚の初めての出会いは、高校を出て東京に行ってからのことです。昭和50年代当初、南の福岡に北お魚は運ばれて来ませんでした。今のような流通機構がまだ出来上がる前のことです。福岡は玄界灘の美味しい鯛などを食べることができます。鮭のおにぎりなど小さい頃は食べたこともありませんでした。ニシンやホッケを初めて食べた時は、北と南のお魚の違いに驚きました。

 福岡に戻るため新千歳空港に戻って来ました。新千歳空港は国内線と国際線が同じビル内にあるようです。おみやげ物売り場には北海道名物の海産物コーナーが広くありました。持ち帰りも宅配も引き受けてくれます。カニ、ウニ、イクラ、鮭、その加工品があります。自宅のお土産に、筋子とホッケの開き、サーモンの低温燻製を半身求めました。筋子とホッケは私に主人にサーモンです。「焼かずに食べれます。」と書かれた時鮭が丸のまま1本、これも欲しかったのですが自宅の冷凍庫を思い浮かべると入る余地がありません。

 ホッケは身がホロリとくずれ、身がしっかりついているところが魅力です。干物の中では大きな魚ですが、北海道で売られているホッケの開きは福岡の倍近い大きさです。縞ホッケと真ホッケと2種類ありました。試食させてもらうと縞ホッケは脂ノリがいいと思います。縞ホッケはロシアで獲れるホッケで輸送されてくるから頭がついていないそうです。真ホッケは帯広で水揚げされホッケの味が濃いとお店の人から教えてもらいました。縞ホッケは福岡ではみたことがありません。

 長さ25センチほどの大きな開きです。身が厚いのでゆっくりと火を入れました。お箸を入れると大きく身が取れます。口に入れるとホッケの香り。大きな1匹をお腹に収めて大満足です。ココさんはホッケ初体験です。ちょうどの塩加減、脂がよく回った縞ホッケの開きを食べながら、また北海道にと思います。

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道明の帯締め「五舞鸞」

2017年10月16日 | 身の回りのもの

雨、17度、99%

 香港から引越しの荷物の第2便を送ったのは昨年の6月のことでした。最後の便を出すまで半年の間使わないと決めた物を入れました。その中には和服一式が入っていました。荷物を受け取りタンスにしまったまま、昨日までたとうしを開けることもありませんでした。

 和服は全て私が働いた小さなお財布から求めたものです。ですから大したものは持ちません。正式な場所に着て行けるものなど一枚切りです。ほんの僅かな着物ですが愛おしく思います。着物は細々と小物も揃えます。季節や和服の生地に合わせて揃える楽しさもあります。数少ない帯締めは、上野の「道明」で求めました。 帯の上から締める帯締めですがこの一本で雰囲気が違ってくるから不思議です。「道明」のお店に伺う度に和服の知識の乏しい私はいろいろなことを教えてもらいました。もう和服を増やすつもりはありません。母が残した反物、3本ほどを仕立ててもらえばお終いにします。

 先日福岡のデパートで「道明」が臨時に出店していると知りました。どんな品揃えなのかと足を運びました。紐を組んでいる「道明」のお店の方も来ています。びっくりしたのは上野のお店と同じくらいの種類、色の帯締めが並んでいます。無地の冠組の帯締めは色が少しずつ違います。うっかりすると手持ちの帯締めと同じ色を求めてしまいそうです。私は一番手前の「三井寺」と名前を持つ笹浪組の一本を除けば無地の冠組です。組み方が違うと締まり方が違います。棚に並んだ帯締めは日本の色の世界に導いてくれます。今までに見たことのない組み方、色遣いの帯締めが目にとまりました。お聞きすれば新しく出たものだそうです。

 「五舞鸞」と書いてゴブランと読みます。ゴブラン織りのゴブランです。二色ありました。青が基調なものと赤が基調なもの、赤の色目を取り上げました。私の帯締めにはない色合いです。もう増やさないつもりの和服まわりのものですが、そんなにお高いものではありません。ちょっと贅沢しました。「五舞鸞」命名も素敵です。手持ちの帯締めよりは幅がやや狭く「御岳組」と呼ばれる組み方です。

 新しいものを買うとテーブルの上に出したまま、毎日眺めます。札幌の旅行から戻り、昨日は一日雨でした。ゆっくりした気分で2階の和室に帯締めを持って上がります。数少ない帯に合わせてみるつもりです。

 染めの紬の帯の青にも合いそうです。 夏の麻の帯にも、 

羅の帯にも、 母の帯で残した刺繍の入った帯にも、 

名古屋帯で一番出番の多い花輪の帯にも、 ちょっと無理かな?袷の和服に合わせるこの帯にも、 袋帯にも、

 和服を出してくると組み合わせで遊んでしまいます。どの帯揚げを合わせようかと畳の部屋は散らかり放題。雨の午後の楽しい時間でした。

 日本に戻って来てやっと余裕ある時間ができて来ました。帯締めを買わなかったら、和服のことはまだ忘れていたかもしれません。今日も一日雨です。久しぶりに和服に袖を通してみます。 

 

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飯盛山、叶岳を登る

2017年10月15日 | 山登り

雨、18度、92%

 山登りが好きだと思ったのは中学生の頃でした。中学の登山部の入部に行くと男子ばかり、諦めました。高校の登山部もやはり男子ばかり、諦めました。コンスタントに登り始めたのは主人が香港の100キロトレールに参加してからです。練習のために香港九龍サイドの山を縦走します。毎週、土曜か日曜は主人の後をついて歩きました。まだ30代後半40代にかけてのことです。主人は仕事が忙しくなり山から遠のきました。以来、月に一度は私だけで香港島のパーカー山に登りました。500メートルほどの高くない山です。

 福岡は北に玄界灘、南はぐるりと山に囲まれています。小学、中学、高校と遠足にはどこかの山に行きました。福岡を離れて40年、山の名前すら覚えていません。女ひとりで山に入るのは危険です。でも山には登ってみたい、そんな折、福岡市が「飯盛山、叶岳」の登山者を募っていました。応募したのは8月の終わりでしたか、すっかり忘れている頃に参加案内が届きました。

 飯盛山が382メートル、叶岳が341メトール。小学校の遠足で上がった山です。縦走ですから登り口と降り口は違います。バスで集合地点に向かいました。恥ずかしい話、私は福岡の地名、場所すらもよくわかりません。よく耳にするそのバスの営業所、まるで初めてきた場所のようでした。

 集合地点でお会いした登山者の方たち9名はもちろん初めてお会いします。結局最後までお名前も知らないまま別れました。年齢はお若い方でも50代はじめです。皆さん履き込まれた登山靴にステッキ、いいリュックに山用の服装です。私はジョギングシューズにスウェットパンツでした。同行、先頭を務めるボランティアの登山用品店の方、後尾には市の職員の方が2名、心強く思います。

 「飯盛山、叶岳」は福岡の西北に位置します。麓の飯盛神社の中宮脇から登ります。ここから飯盛山の頂上までが今回の難所だと聞かされました。香港のように舗装された道を歩くのではありません。何十年ぶりの土の山道です。足に伝わる土の感覚に安心感を覚えます。途中岩場や急な斜面があり、女性の方2名が具合を悪くされましたが、引率の方のサポートでみんな揃って山頂に着きました。 ここで各自持参の行動食を食べます。私は自分で焼いたパンのたまごサンドです。出かける前にはしっかりとお肉を朝から食べて出かけました。ここからは福岡の西から博多湾を挟んで志賀の島の方まで見渡せました。皆さんに山の名前を教えてもらいます。ほとんどが小さい頃登った山ばかりです。

 飯盛山の山頂からは、登り下りを繰り返す道が続きます。軽くお腹に物を入れたせいか不調の方も復調しています。一昨日は終日雨でした。そして昨日も午後には雨の降り出す予報です。足元は滑ります。登りより滅法下りに弱い私は慎重に足場を選びました。叶岳の頂上です。 ここには「叶嶽神社」があります。ここからはゆっくりした下り道でした。登り初めから3時間半、無事に下山しました。 こちらから「叶嶽神社」に向かうこともできます。

 雨の翌日気温もやや下がりました。雨も夕方まで降り出すのを待ってくれたようです。久しぶりの山登り、低い山ですが、福岡に帰ってきたという気持ちと、心地よい充足感を味わいました。

 途中たくさんの自成キノコを見ましたが、他の方とご一緒です、写真にも収められませんでした。その代わり、小さなイガ栗をココさんにお土産。 しばらくはこういう機会を利用して福岡の山に入ろうと思います。好きな山、好きな季節。重装備無くして気軽に入れる山を登ります。

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種の贈り物

2017年10月14日 | 日々のこと

曇、19度、76%

 私に種を送ってくれる友人が数名います。小さな種です。荷物から出てきた種を見ると嬉しく思います。彼女たちの庭で育って花を咲かせ、実をつけて、種になる、その種を彼女たちが自らの手で取って、細かい殻を取って送ってくれる、友人たちの手の動きが見えるようです。手を動かしながら、「真奈さんに。」と思ってくれる気持ちまで感じます。送っていただいた種は、いつ頃蒔くのか書いて缶に入れます。 ココの上にある黄色い缶には、香港から持って帰った種、庭で採れた種、友人たちからの種が入っています。

 札幌から帰ってきたら種が届いていました。種以外にも、「ほうずきトマト」、プリッキーヌと呼ばれる唐辛子、一見、種には関係なさそうですが私にはこの2つも種につながる記憶があります。

 この送り主から珍しい「ほうずきトマト」の種をいただいたのは日本に帰国して間もなく、寒い頃でした。種の育て方までプリントして添えられていました。時期がきて種を蒔きました。ところがこの貴重な種は一粒も芽を出さないままでした。同じ頃、彼女の庭に蒔かれた「ほうずきトマト」はたくさん実をつけたのです。 カラカラの紙のような外皮を開くと、中には橙色のトマトの味がする実が入っています。この「ほうずきトマト」が実をつけた様を想像します。可愛いだろうなあ。

 プリッキーヌの赤い唐辛子の種は、彼女と共通の知人から同じ時にもらったものです。香港の私の方が早く芽を出しました。随分大きく育って、白い花をつけ唐辛子の先っぽが見え始めた頃、私の留守中に枯れてしまっていました。この時の私の落胆。涼しい土地で育った彼女のプリッキーヌは、小さな辛い辛い赤い実をつけました。それを乾燥して送ってくれたのです。

 花を咲かせることができなかった種、芽すら出なかった種、たくさんの失敗があります。種の小袋の一つが見事な朝顔の種です。朝顔って小学生でも育てて花を咲かせるのに、冬に「ほうずきトマト」の種と一緒にもらった朝顔の種も芽を出しませんでした。朝顔も失敗、かなりショックでした。彼女はきっと一度くらいの失敗にへこたれない私をご存知です。「また、やってみて。」とこうして種を送ってくれました。

 プリッキーヌは赤い色がアクセントです。 台所にぶら下げて少しづつ使います。秋蒔きの植物の種まきのシーズンです。種を蒔き、水をやり、害虫と戦って、また実りが回ってきます。地味な作業です。種のつながりは、心のつながりに思えます。

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2泊3日の北海道

2017年10月13日 | 

雨、19度、82%

 会いたい方に会うために出かけた北海道です。札幌の地理も観光名所も勉強しないまま飛行機に乗りました。ただ、お魚が食べたいと考えていました。

 朝ごはんを除いて、お刺身かお寿司をいただきました。北海道出身の友人が「北海道は回転寿司でもレベルが高いから是非に。」とメールで勧めてくれます。初めて一人で回転寿司に入ります。札幌駅近くのビル6階の「根室はなまる」。なんとなく選びました。11時少し前、行って見ると既に行列です。ナンバーの券を取らなくてはなりません。私は50番でした。11時開店で34番までお店に入りました。だんだんお腹がすいてきます。よっぽどやめようかと思えば、別の友人が「根室はなまるは美味しいし、安いよ。」とメールです。よく待ちました。30分足らずですが、お腹はもうグーグーです。席に着くや、いくらと、ウニを取ります。次もイクラとウニです。やっとこの辺りで、北海道ならではのニシンの握りを取りました。生憎ですがお腹が空きすぎていて、写真は全くありません。そして今度は筋子とウニ。8皿を瞬く間に食べました。シャリの暖かさ、のってる魚の新鮮さ、ご飯とネタの大きさのバランス、皆さんがお勧めなのがわかります。お値段は自分でお寿司屋さんで支払ったことがないので安いか高いかわかりません。2500円からお釣りがきました。

 北海道がこんなにお魚が美味しいとは、感激します。お刺身もいただきました。こちらも写真はありません。身の締まりが違います。福岡もお魚が美味しいと思っていましたが、北と南、お魚の種類が違います。帰りの飛行機に乗る前にお昼に食べたのは、これも絶対食べたかった、ウニとイクラの丼です。丼といってもすし飯の丼です。普通のウニ、イクラの倍量入れてもらいました。こちらはお寿司屋さんで食べました。まだ食べれそうでしたが、頼めばウニとイクラの握りになりそうなのでやめました。美味しかった。

 気温差10度以上のところを旅します。荷物が多いのは苦手です。家を出た時は半袖のポロシャツ、飛行機に乗ってダウンのベストを出しました。札幌についてダウンのパーカーを着ました。ダウンの2枚重ねです。 この2つはコンパクト、軽量、本当にお世話になります。帰りは、千歳空港に着いてからは半袖のポロシャツ一枚です。

 先日東京に行った時にも、電子マネーとスマホがあればどこにでもスムーズに移動できると感じました。 行きたいところが決まれば、GPSでスマホが移動手段を出してくれます。電車ならホーム番号も運賃もかかる時間まですぐにわかります。電子マネーのおかげで駅に着けば切符を買う必要もありません。指示通りのホームで電車に乗ります。スマホの検索は私は手首のアップルウォッチでも見ることができます。スマホはバックの中で写真を撮る時にだけ出します。身に付けるものにはじまって旅が便利になりました。もちろん最小限の現金とクレジットカードは持って行きました。

 会いたかった方達にお会いできました。会いたかった犬たちを抱きしめました。新しい出会いもありました。会いたかった方の妹さんです。美味しいものを食べました。寒さにも負けずに元気に戻ってきました。途中、心配の主人からは電話も入ります。皆さんのおかげで充実した3日間でした。

 次の旅、その次の旅まで行く先は決まっています。ココさんが元気いっぱいにうちに旅します。お迎えに行ったココさん、嬉しすぎてじっとしていません。お迎えの様子の写真もありません。今日から日常です。

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海を見たくて小樽に行きました。

2017年10月12日 | 

雨、9度、86%  札幌

 札幌は海がありません。飛行機は太平洋の上を飛び内陸の千歳空港に降り立ちました。札幌からほど近い小樽は日本海に面しています。

 旅の間でもいつもの時間に目が覚めます。洗濯も掃除もすることがありません。退屈です。そこでホテルを飛び出して、小樽に向かいました。札幌駅から電車に乗りました。ホームには小樽行きの電車が止まっています。中にはすでに乗客がいるのに電車のドアは閉まっています。 ドアの横にはこんなボタンがあります。自分でボタンを押してドアを開けて乗り込むようです。ドアの開け閉めが自動でない電車は2度目です。ロンドンのヒースロー空港からパディントン駅に向かう電車に開閉ボタンがついていました。押してみたかったのですが、その時は別の方が押してしまいました。ドアを開けるためにグッとボタンを押しました。ドアが開きます。中に入ると、 今度は開閉のボタンがついていて、閉める方を押します。シートに腰掛けて何故こんなボタンがついてるのか考えます。寒さの厳しい冬、折角の電車内の暖気を外に流さないためでしょうか。北の土地では寒さに対する備えを一番に考えると思います。

 各駅停車の電車は早い時間ガラガラでした。北海道らしい珍しい名前の駅を通りながら進みます。「銭函」という駅は無人、駅舎もありません。この駅を過ぎた途端右手に海が見えてきました。まもなく小樽です。

 小樽駅  を出ると緩やかな坂が海に向かっています。小学生の登校に混じって海に向かいます。10分も歩けば防堤に着きました。 石狩湾、この先は日本海です。福岡も日本海に面していますが、海の色が違います。海の匂いも違います。これが北の海だと空気をいっぱい吸いました。

 商いの港として栄えた小樽は集荷のための運河も有名です。運河の脇には独特な形の倉庫が並んでいます。この運河は駅から海に向かう途中にありました。私のように朝早い観光客のために「運河クルーズ」がすでに出たばかりでした。この運河が賑やかだった頃、北の国の開拓の歴史と一緒に心に描いてみます。

 古い建物は、石造で趣があります。 このお店は小樽のガラス細工のお店です。開店前ですから、格子のシャッターの間からお店を覗きました。お店の中は湿った古い空気が詰まっていそうです。

 お寿司を食べて帰りたかったのですが、こんな朝早く開いているお寿司屋さんはどうもと思い諦めました。午後には会いたかった方達にお目にかかります。気が逸ります。

 石狩湾の眺めは気持ちを調えてくれました。旅行の中の思いつきの小旅行です。小樽も行きたかった場所でした。海の色と海の匂いがお土産です。

 帰りの札幌行きの電車は通勤の人でいっぱいでした。「銭函」の駅を出る時、海に向かって思います。「また、来ますね。」

 

 

 

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