曇、17度、95%
二泊三日の札幌の旅で私は朝食を除けば、お寿司にお刺身ばかり食べました。初めて食べるお魚のお刺身もあります。どれもが美味しく北の土地のお魚たちにすっかり惚れてしまいました。
ニシン、ホッケというお魚の初めての出会いは、高校を出て東京に行ってからのことです。昭和50年代当初、南の福岡に北お魚は運ばれて来ませんでした。今のような流通機構がまだ出来上がる前のことです。福岡は玄界灘の美味しい鯛などを食べることができます。鮭のおにぎりなど小さい頃は食べたこともありませんでした。ニシンやホッケを初めて食べた時は、北と南のお魚の違いに驚きました。
福岡に戻るため新千歳空港に戻って来ました。新千歳空港は国内線と国際線が同じビル内にあるようです。おみやげ物売り場には北海道名物の海産物コーナーが広くありました。持ち帰りも宅配も引き受けてくれます。カニ、ウニ、イクラ、鮭、その加工品があります。自宅のお土産に、筋子とホッケの開き、サーモンの低温燻製を半身求めました。筋子とホッケは私に主人にサーモンです。「焼かずに食べれます。」と書かれた時鮭が丸のまま1本、これも欲しかったのですが自宅の冷凍庫を思い浮かべると入る余地がありません。
ホッケは身がホロリとくずれ、身がしっかりついているところが魅力です。干物の中では大きな魚ですが、北海道で売られているホッケの開きは福岡の倍近い大きさです。縞ホッケと真ホッケと2種類ありました。試食させてもらうと縞ホッケは脂ノリがいいと思います。縞ホッケはロシアで獲れるホッケで輸送されてくるから頭がついていないそうです。真ホッケは帯広で水揚げされホッケの味が濃いとお店の人から教えてもらいました。縞ホッケは福岡ではみたことがありません。
長さ25センチほどの大きな開きです。身が厚いのでゆっくりと火を入れました。お箸を入れると大きく身が取れます。口に入れるとホッケの香り。大きな1匹をお腹に収めて大満足です。ココさんはホッケ初体験です。ちょうどの塩加減、脂がよく回った縞ホッケの開きを食べながら、また北海道にと思います。