チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

落ち葉の季節になりました。

2017年10月10日 | 日々のこと

晴、21度、86%

 以前、この家にはもっとたくさんの木がありました。一年中何かの木が落葉しますが、秋には落葉がピークになります。子供の頃は落ち葉を集めては焚き火をしました。小学の高学年の頃からは、焚き火をする前に母が消防署に電話をしていたことを思い出します。「今から焚き火をします。」と電話口で話していました。「火の見櫓」が消防署にあった頃の話です。そのうち家庭での焚き火は禁止されたと聞きました。

 朝涼しくなって、私の道の掃除は朝晩2回になりました。表の道、 私の足で45歩、ここには羽根突きの時の羽についている黒い玉の木「ムクロジ」の木があります。この木はどこからか種が飛んできて大木になった木です。繁殖力旺盛、夏中、新しい枝をズンズン張りました。切っても切っても新芽が出ます。真夏に小さな花が咲きました。無数のその花が散る時は、道が花吹雪でした。そして無数の実をつけました。実をつけた頃から「ムクロジ」の下に駐めている私の車には細かい松ヤニのようなものが付くようになりました。朝拭いても夕方のはもう付いています。そして、この1週間、毎日黄色くなった葉を落とします。朝晩、隣の家、向かいの家の前も掃き落ち葉を集めます。

  裏の道、私の足で43歩、こちらは蔦が張った石垣があります。先日主人がずいぶん蔦を取ってくれました。この蔦は常緑ですが、この時期、葉を入れ替えます。今は葉と白い実を落とします。この蔦も以前にはなかったものです。子供の頃の裏の道は石垣が見えていました。朝には必ず落ち葉を集めます。

 「ムクロジ」も蔦も今月末ぐらいには伐採してもらいます。2月はじめの大寒に30年ぶりに日本に戻ってきました。その時、庭にあった緑はごく僅か、春になって緑が芽吹くと嬉しいと思いました。ところがその嬉しい緑が心身ともに負担に感じます。庭掃除、道掃除、30年忘れていた仕事です。庭の四季の移ろいを知るにはまだ4ヶ月ほどかかります。

 今日から2日ほどこの外回りの掃除から離れます。 「ムクロジ」の木を見上げました。この木が丸裸になるまで掃除は続きます。帰ってきた後のことを思うと心が萎えてしまいました。

コメント
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