晴、11度、70%
最近は紅茶にもコーヒーにもお砂糖やミルクを使う方が減ったように思います。砂糖入れには砂糖は入っていません。ティースプーンの出番も減りました。ティーセットのミルクピッチャーは小さな花を挿したりドレッシング入れとして使います。口のついた入れ物が好きです。器としても使えますが仕事する器です。
3つのティーセットの砂糖入れとミルクピッチャーの出番を増やしてやりたいと使い道を考えていました。 ウェッジウッドの「カントリーウェア」は縮みキャベツのような肌触りです。もう作られていないシリーズです。 ブルーアンドホワイトの代表的なスポードの「ブルーイタリアン」2世紀以上に渡って作り続けられています。当時のイギリス人はイタリアに憧れていたかもしれません。イタリアの庭園風景です。 シンプルですっきりしたデザインはジノリのものです。生産数が少なかったからでしょうか、このシリーズのものの名前がわかりません。器の形は「クリパー」や「ピノキオ」と同じですが、絵付けが違います。持ち手に欠けが生じて私の下手な継が施されています。
タンポポなどを入れるのにはちょうどの大きさのミルクピッチャーです。砂糖入れには不釣り合いですが頂き物の佃煮を入れたりします。この1年数ヶ月、お客様もめっきり減りました。客用に揃えたわけではありません。せっせと使ってやらねばと思います。ミルクピッチャーはガラスのものも伊万里の染付なども持っていますが、カップやポットと揃うのはこの3つだけです。そういえば3年前、主人がお連れした中国人のお客様はミルクもお砂糖も欲しいと言われました。あれ以来セット使いしないでいます。
手に乗るミルクピッチャーを3つ、食器棚でなくガラスの飾り棚に入れました。好きで集めた食器たちとの付き合いは残された時間がだんだん少なくなって来ています。使ってこその食器たちですが、飾り棚に3つを寄せて眺めています。