チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

対馬のマグロ

2019年07月09日 04時00分09秒 | 日々のこと

雨、22度、92%

 帰国して2年、やっと福岡のお魚の旬や種類がわかって来ました。生まれも育ちもこの福岡ですが、母はほとんど料理をしない人でしたし、私自身主婦として台所に立ったのは東京でした。そして長いこと日本にいませんでした。穴子が福岡で獲れると聞いては驚く、福岡の鯛が美味しいのをしみじみと感じる、地元の方には当たり前のことです。

 つい先日、対馬からのマグロをいただきました。対馬でマグロが獲れることに驚きます。マグロといえば築地の大きなマグロしか思い浮かびません。しかもマグロの赤身は苦手と来ています。血のような赤さです。食べても水っぽく締まりが無い。脂身の入ったトロは好きですが赤身のお刺身は余程でないと買いません。柵どりにして頂戴しました。「まだ、水分があるから、2、3日置いた方が美味しくなるわよ。」と彼女。ここでまたポカンとしてしまいます。「お魚のお刺身をエイジングするの?新鮮なうちに食べるのが最高では?」と胸の内で思います。その晩薄く赤身を切りました。確かに水っぽい、そこで、言われた通りしっかりと包み直して冷蔵庫に入れました。 

 昨日の夕飯にと恐る恐るマグロを出して来ました。もしかして匂いでも出ていたらと不安です。赤身はギラギラの色ではなくほんのりピンク、トロもしっとりと優し色をしています。「クンクン。」匂いもありません。まずは  トロからいただきました。上トロの脂身の甘さはありませんがかえって重くなく食べることが出来ました。

 お次に赤身を切りました。 ドリップが抜けていますのでふにょふにょのマグロではありません。その上、甘みが感じられます。「これがマグロの美味しさなのかしら?」と気付かされます。

 軽くお塩をしてドリップを抜くお刺身の食べ方を何かで読んだことがあります。旨味が増すのだそうです。お塩を使わず、時間をかけてお肉のようにエイジングさせて食べるマグロのお刺身、しっかりとお魚に対する衛生管理、目と鼻と手触りを使って間違いなしと思えば最高の一品です。対馬でマグロが獲れることに驚き、そのマグロのお刺身をエイジングさせることに驚き、マグロの赤身の美味しさに目覚めました。

 実はまだ赤身の柵が冷蔵庫に入っています。今晩のお楽しみです。もちろんココさんも一緒にお相伴、目を大きくして食べました。「おごちそうさま。」

コメント
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