小雨、28度、89%
新潟のトウモロコシを頂きました。贈り主からは丁寧に「電子レンジで何分チンしてください。」とまで言葉が添えられています。この友人よく「トウモロコシご飯」を作るのでその作り方も教えて頂きました。生のまま粒を取って作るのだそうです。
香港で迎えた初めての夏、市場に買い物に行きました。日本ならそろそろトウモロコシが出る季節です。大きなカゴに入って売られていたトウモロコシはヒゲも外皮をもカラカラに乾いていました。乾燥していたばかりかトウモロコシ自体が小さい。家に帰って外の皮を剥くと粒はまばらでこれまた乾燥してしぼんでいます。茹でて食べますがさほど美味しいとは思いませんでした。当時の香港人はトウモロコシを芯ごとスープに使っていたのだと思います。30年の間にトウモロコシも品種改良が進み最近の市場では水々しいトウモロコシが売られています。粒も白と黄色の斑らでふっくらと大粒で甘みもあります。
トウモロコシは痩せた暑い土地にできるものとばかり思っていました。新潟のトウモロコシ、「トウモロコシご飯」を作ろうと皮を剥くと思ったより小粒です。お髭の先まで粒がしっかり付いています。最近よくトウモロコシ畑で生のトウモロコシをかじっている番組を見ます。ちょっと真似事をして見ました。「ガブリ。」口の中に優しい甘さのトウモロコシジュースが流れます。甘いだけでなく一粒一粒が水分いっぱいです。台所で立ったまま、あっという間に一本食べてしまいました。結局いただいた4本全部、生のままで食べました。冷蔵庫で冷えたトウモロコシは乾いた喉に水分補給してくれました。
トウモロコシを昔から主食、粉にして穀物として使うアメリカやアフリカではどんな品種のトウモロコシが作られているのでしょう。生で食べれる日本のトウモロコシ、暑い夏の自然な甘みと水分の摂取にお勧めします。