博多山笠

大雨、23度、91％

　七月一日から十五日まで「博多山笠」です。日本各地から夏祭りの便りが届きます。子供の頃は父母と欠かさず「山笠」飾りを見にいきました。夜の時もあれば昼間の時も。夕飯を食べて帰ることもありました。お昼間なら今はない「川端ざんざい」に立ち寄りました。

　急に見に行こうと雨が降る昨日思い立ちます。「山笠」飾りが好きなわけではありません。アーケードのある商店街に建つ「山笠」飾りを思い浮かべました。そのアーケードのある街の雰囲気を感じたくて出かけることにしました。最終日前日です、近くの駐車場がいっぱいなのは目に見えているので、久々にバスで出かけました。

　日頃は人通りがめっきり少ないこの商店街、予想通り雨の中でもたくさんの見物客です。韓国人の観光客も大勢います。神輿には表裏二面に毎年違う題材で人形が飾り付けられます。「飾り神輿」と「走る神輿」の2種類があります。走るとは、十五日早朝男性たちが担いで「櫛田神社に」奉納する行事です。　こちらが走る神輿。裏面は、　昔から表は歴史的題材の飾り、裏は時世を反映した漫画などの飾りです。400メートルほどのアーケードの「上川端商店街」に二山も飾られています。　こちらは「飾り山笠」です。　裏面。

　この「上川端商店街」は「櫛田神社」にいちばん近い設置場所です。市内の繁華街近辺数カ所に「山笠」は建てられます。

　「上川端商店街」の雰囲気も変わりました。カフェができたり外人向けの小さな宿泊施設ができたり、変化は否めません。活気があった昔でさえのんびりとした風が吹く街でした。何故かな？きっと川に挟まれた場所だからでしょう。それで「中洲」という地名です。　博多湾に近い川下、雨で水嵩が増していました。しかも川の流れが遡っています。満潮時に見られる現象です。

　15日今日は午前中強い雨が降る予報です。雨の中、「山笠」は走ります。

　見出し写真は博多の鎮守「櫛田神社」に飾られている「山笠」です。