チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

お墓の名義、墓仕舞い、そしてトラちゃんのこと

2019年02月03日 | 日々のこと

曇、10度、75%

 昨日は父の命日、お墓掃除にお寺に向かいました。来る度にお墓の業者の人の姿が見られるようになりました。つまり「墓仕舞い」です。お墓石を動かすのですから小さなクレーン車が動いているのも見られます。大きな穴が空いたお墓の跡がいく箇所もありました。こんな光景は物心ついて初めてのことでした。そんな私もここ数年、「墓仕舞い」を考えています。

 お墓に名義があることを知ったのは一昨年のことでした。当たり前ですがお寺さんに土地をお借りしています。その管理者が誰かということは大事なことです。公事ではないのでついつい昨日までその管理者の変更手続きが延びていました。寺務所に向かい、元の管理者母と私の続柄を記した戸籍を持って行きました。お坊さんとのお話はやはり行き着くところ「墓仕舞い」になります。福岡でも街中の便利の良いこのお寺でも「墓仕舞い」が進んでいるそうです。それを先読みするように昨年は新しい納骨堂が建てられました。お墓にいる先祖のお骨は粗末にできません。納骨堂の案内書をいただきました。 

 手続きの最中、「30年も日本を離れておりましたので、何かと不手際がございまして申し訳ありません。」と私。「どちらにお住いでしたか?」「香港に30年です。」すると、「もしかしてトラのことをブログに書いてらしたのは?」と尋ねられました。このお寺の名物猫、茶色のトラが逝ったのは4年ほど前でしたか?お墓参りの楽しみはこのトラに会うこともその一つでした。トラのことをこのブログに幾度か書きました。ご覧になったお寺の方達が「どなただろう?」と話されていたそうです。「はい、私です。」毎年寺務所には冥加金を納めに行きます。お顔見知りのお寺の方達ですが、香港に住んでいるなどとはお話ししたことがありませんでした。久しぶりにトラの思い出話に時間を過ごしました。遂にトラちゃんのブログの主が私だと知られてしまいました。

 納骨堂を建てるため移転されたトラのお墓の前を通ってお寺を後にしました。帰りの道すがらトラの元気だった頃の姿が浮かびます。その反面心の中は「墓仕舞い」のことでいっぱいでした。お墓を畳むことはお仏壇より難しいと感じます。金銭的なことも踏まえて、この数年のうちに主人、息子たちと話しを重ねて私が決断しなくてはと考えています。

コメント
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