チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

松本家具の椅子たち

2014年10月08日 | 身の回りのもの

晴れ、15度    福岡

 私の実家は建てられて、そうですね、80年程も経っているでしょうか。その当時建てられた普通の日本の木造家屋です。なんといっても、暗い感じの家の中でした。その家の改築が、ほぼ終わろうとしています。とにかく明るい家の中にと工務店の方にはお願いしました。床は白い木製、壁は白漆喰。昔からの梁、柱はそのまま、そんな家に変わりました。その家に、一昨日、元々あった家具類を戻しました。私の年よりももっと歳をとった家具たちは、全て松本の民芸家具と呼ばれる物です。材は、水目桜。古い家の梁や柱と同じ色です。

 1年5ヶ月前に、家の改築を避けて、倉庫に預けました。思いがけず長い倉庫暮らしをした家具たちです。その中でも、椅子の多さが目立ちます。「ここ。」とは、まだ、場所を決めてはいませんが、広い部屋のそこかしこに置いてみました。

 袖付きのラダーバックチェア。 4つもあるなんて、すっかり忘れていました。腰をかける部分は藁のような物を編んであります。真ん中がやや窪み、小さな私などにはすっぽりと感じる椅子たちです。

  長く玄関に置かれ、雨漏りの害を一番受けた椅子。修理が必要ですが、この椅子のスタイルが好きで、捨てることが出来ず残しました。2脚あります。きっと、また玄関に置くことになるように思います。

 小さ頃、グングン揺すって、 私は、このロッキングチェアを背中におぶったように前倒れになったことがありましたね。水目桜の家具は、とても重い家具です。、ちょっと向こうずねを打っても、青あざを作ります。

 見出し写真の長椅子、3人掛けです。家中の壁が白漆喰になったおかげで、この椅子たちのフォルムの美しさが、際立ってきました。保管中に少しカビが付いてしまいました。厳禁の水拭きを敢行しました。汚れが取れた椅子たちは、すっきりした顔をしています。これからは福岡に帰る度に、この家具たちを油で磨き上げてやりましょう。私よりお年寄りです。皆さんお疲れですが、経年の艶を取り戻してくれると信じています。

コメント
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