うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

マスクと化粧の損得

2022年04月17日 | 日記

マスクという物は、

ある時は人を救い、またある時は人を困惑させる。

 

おはようございます。

先日、私は所用で市役所へ出向いた。

会社にまつわる一種の証書を申請しに行ったわけだが、

そういう場合は、私個人を証明する必要がある。

「お客様個人の証明になるものを、ご提示いただけますか?」

と、お役所の職員に言われれば、私はいつも免許証を差し出している。

 

『お役所仕事』と、よく耳にするけれど、

これが案外、窓口の職員さんによって対応が違っていたりするのが、実に面白い。

 

そんな先日、窓口の職員さんは、

「運転免許証を見せて頂いて、よろしいですか?」

と、マスクで見えはしないが、おそらく笑顔で聞いてくださったので、

私もマスクで見えはしないが、満面の笑顔で運転免許証をサッと差し出した。

すると、

その職員さんは、私の免許書を手に取り、しばらく見ていた。

マスクで見えはしないが、おそらく真剣な面持ちだ。

そして今度は、

そのまま顔を上げて、マスク姿の私の顔をじっくり見ている。

本人かどうかをしっかり確かめる、とても真面目な人なのだろうと思い、

私もビシッと背を伸ばして立ってみせた。

 

しばらくして、職員さんは思いもよらないことを言った。

「あのぉ。一瞬でいいので、マスクを外していただけますか?」

えっ?

私は、一瞬戸惑った。

こんな事を言われるのは、コロナ禍で初めての事だった。

とはいえ、拒否をする必要など、全くない。

それどころか、マスクを外すという行為に快感さえ覚えたのだ。

老若男女、誰しもがマスクで顔を覆う中、

私だけが、外すことを認められたのだ。

これは、まさに、優越感だった。

 

私は、ゆっくり、これ見よがしにマスクを外した。

「あなたにだけ、こっそり、ちょっとだけよ。」

という、若干のエロスさえも感じる中、外した。

 

しかし、職員さんの顔は晴れない。

免許証の顔写真と、チラリズムに頬を赤らめる私の顔を何度も見比べる。

しかし、どうにも納得がいかないといった具合だ。

 

どうして?

なに?

なんなの?

私はさらに困惑し、体が汗ばんでいった。

 

ようするに、

髪を束ねてリフトアップした後、いのちっきりのフルメイクを施し、

小顔に見せるべく窒息する寸前まで首を伸ばし切った証明写真と、

 

いつもの私との比較が、

職員さんを困惑させたらしい・・・。

 

さて、のん太は、どうした?

のん太「かかぁ~。ねえ、ねえ、かかぁ~」

なんだい?

 

のん太「なに撮ってるら?!こっちみりゅな!」

レンズを睨まないのぉ。

 

のん太「のんたんね、あのね、ねえ、かかぁ~」

はいはい、可愛い顔して、どうしたの?

 

のん太「おいこら、やんのか?」

って、この対比も、困惑するわ!