オレの、
パンイチ暮らしが、戻ってきた。
おはようございます。
私は、もともと裸族だ。
いや、正確にはパンイチ族なのだ。
だからといって、誰の前でも脱ぐようなことはしない。
独りの時間を、パンツ一丁で暮らす。
そういう、分別をわきまえたパンイチ族だ。
しかし3月、我が家のおじさんの勤務時間が変更したせいで、
家にいる時間帯が、私と丸被りになってしまった。
そのせいで、私は、
3月から、一日中ずっと、なにがしかの衣服を纏わなくてはならなくなったのだ。
心身共に重い暮らしを余儀なくされた。
こういう気持ちを、絶望というのだと知った。
時には、おじさんの前で「えぇーい」と、
自分の着ていたシャツを引きちぎってやろうかと、やけを起こしたこともある。
そこは、なんとか耐えた。分別のある人間として耐え忍んだ。
ただ、会社から帰宅した際、急いで脱いだ靴下は、
野茂英雄のトルネード投法かっというくらい、ぶん投げてしまった。
丸まった靴下に、八つ当たりをしてしまうくらい、
衣服を来た24時間は、ギリギリの精神状態だったのだ。
ところが、ミラクルは起きた。
願うことも諦めていた、心の深淵に沈む祈りが、神に届いたのか。
4月から一転、おじさんの勤務時間が変更になった。
営業所内の、担当部署が突如変更になったということなのだ。
そのおかげで、昼から夜中の勤務となる。
おじさんは、忙しい部署への移動を、こう説明した。
「3月は、まるでママゴトしてるみたいで、
僕をこんな暇な所に配属するのは、勿体ないことだと思っていましたからね。」
と、たまに見る、おじさんのどや顔だ。
ムカつく・・・でも嬉しい!
今回ばかりは、このミラクルに、
胸の奥から喜びが一気にこみ上げたせいで、吐き気さえ覚えながら、
私は思わず、
「そうよねそうよね。さすが、おじさんだもんね」と
おじさんを褒めたたえてしまった。
その時、気付いた。
私は、心にも無いことを言う時、
なぜか自分の鼻を軽くつまんで鼻づまり声を籠らせるのだなっということに。
バラ色の、いや肌色一色の人生が戻ってきた!
ふだん履くパンツは、灰色か茶色のボーダーだから一色は言い過ぎた。
9割肌色の人生だ。
ということで、桜色の画像も取った。
会社付近の枝垂れ桜だ。
この木は数年前、あっちからこっちへと植え替えられている。
それ以来、何年も元気が無かったが、
今年は、今までで、もっとも多くの花を咲かせている。
「良かったわね。ぴゃーって勢いよく咲いてるわね。
あたしも嬉しいわ。パンイチに戻れたの。」
そして、おひとり様のパンイチの夜、
こんなのを、編んだりして。
(ままん、もっと上手になったら送るぜ~、またコースターを)
そして、私以上に、私のパンイチを喜ぶ、のん太。
なぜか、裸のかかぁに最も甘える、のん太との時間。
のん太「かかぁ、かかぁ」
うふふ、もうなによぉ。
のん太「かかぁ、のんとあちょべ!」
あちょぼ、あちょぼーな~
のん太「ぴゃーって、ちゅるぞー」
うふふ、かかぁも、ぴゃーって裸だぞー!
とイチャイチャしていると、
静電気で、のん太の毛も、ぴゃーってなっている。
ぴゃーっな暮らし、最高です!