今年の締めは『ビューティフル ボーイ』

昨日無事卒業したお祝いに、今年最期の映画に行ってきました。
なんだかんだ言いつつ、結局毎週観に行ってるんだよねぇ～

さぁ、今年の締めに選んだ一本とは・・・
『ビューティフル　ボーイ』です
実在するムエタイの元チャンピオンの話。つまり実話なのです。
特に格闘技が好きなわけでもないのに、なぜこれを選んだのか？

実はこのチャンピオン、実際に日本にも来て試合をしたらしい（全く知らなかったが）。
彼は何と、化粧をしたムエタイボクサー！なのです
つまりおかまちゃん
こう言うと何だかコメディタッチの作品かと思われるかもしれないが、とても真面目な感動作品なのです
幼い頃から女性でありたいとひそかに願いつつ、貧しい家族を助ける為にボクサーになった彼。もちろん初めは自分の本当の想いなど隠し、男として振舞う。
が、ボクサーとしても頭角を現すうちに、彼の本音の部分『化粧』を利用するようになり・・・
一種のパフォーマンスとして見られる事に傷つきながらも、自らその役割に追い込んでいくのは本当の自分への罪悪感から？
そしてついに・・・

自分の魂に正直に生きるって簡単じゃない。
親の為とか、世間の目とか、自分でこうあるべきとか。
何かを恐れて本当の自分を押さえ込んでしまう。
特に彼のような心と身体の性が一致していない人の場合、誰にも打ち明けられない思いを一人抱え込む辛さは相当だろうと思う。
自分が自分を否定しなければならないのだから・・・

それでも自分の魂に正直になれた時、例え世間がどう思おうともそんな幸せなことは無い！
そう、誰かにではなくて自分が自分を認められる。ありのままの自分を受け入れられる。とてっも大切な事なんだよね。

実際の彼こそ知らないが、本当に勇気ある姿に感動しました
自分の魂の声に耳を傾けて、自分に正直に・・・
私もそう生きたいと願います

今年を締めるのにふさわしい作品でした