豆猫日記 すべてはうまく行っている♪♪

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『平和』を考える

2017-08-08 23:13:02 | ひとり言
6日の広島平和記念式での子供代表のスピーチ
特に心に響いたフレーズがありました。


未来の人に、戦争の体験は不要です。
しかし、戦争の事実を正しく学ぶことは必要です。


何事も実際に経験してみないと理解出来ないと言いますが
戦争は絶対に体験するべきことではないはず。
だからこそ、その悲惨さと愚かさを正しく学ぶことがいかに大切なことか。
ようやくそう気付いたのがまだここ数年です。


実は5日の夜、本当に偶然見た番組
「告白~満蒙開拓団の女たち~」衝撃を受けていました。
まさかの“岐阜”の人達の話と言うことで
思わず見入ってしまいました。

戦前に満洲へ開拓団として移住した岐阜の黒川村。
満洲で敗戦を迎えてしまい集団自決をする開拓団が多い中
現地の住民から襲われたところをソ連の兵士に助けられた黒川村。
その報酬に要求されたのが「女性」でした。
村民が生きて日本に帰るため
生きるか死ぬかの選択において
やむなく未婚の若い女性たちが
「奉仕団」として兵士たちの相手をさせられたのだそうです。

女性たちの犠牲の上帰国できた村民たち。
けれども満州での噂が祖国でも苦しみの要因となったようです。
人々の目から逃れるように更に山奥へと移住し
開墾したのが今の「ひるがの」なんだそうです。

ひるがのと言うとスキー場を思い浮かべてしまうのですが
元々は蛭が住む湿地帯“蛭が野”だったんだとか。
そんな土地へ満洲から帰国した人々が集まり
必死で人が住めるよう開墾したんだそうです。

まさかあのひるがのにそんな背景があったとは・・・

あまりに辛すぎる出来事は語りたく無いもの。
黒川の人達もひたすら無かったことのようにしていたようです。
それをようやく最近、
事実を公表する勇気を出した女性たちがいました。

もう、ただただ泣けて仕方が無かったです。

戦争の傷跡は広島や長崎、沖縄だけの事ではなかったんですよね。
こんな身近にもあったんです・・・
おそらく、もっともっと身近にも。

冒頭の
「未来の人に、戦争の体験は不要です。
しかし、戦争の事実を正しく学ぶことは必要です。」

知ること。学ぶこと。
本当に大切だと思いました。
勇気を出して伝えようとしてくれている人達がいます。
私達も関心を持って学びたいです。

広島や長崎の子供たちだけに任せるのではなく
私達も学び、
平和な世の中のためにどうするべきかを考えないと・・・


この「正しく学ぶ」と言うことも重要で
戦争は勝った側が正しい、負けた側が間違っていた
という事でもなく
どちらか一方の側の偏った見方をせずに
本物の『平和』を考えられるようにしなくてはと思います。


「告白~満蒙開拓団の女たち~」

再放送は8月10日(木)午前0:00~1:00
関心を持たれた方はぜひ見て下さい。

固い話、最後まで読んで下さってありがとうございました。