母が白内障の手術をするので
目のご利益があると言う木之本地蔵院に行って来ました。
自分で手術を決意したにも関わらず
超怖がり心配性なので少しでも気がまぎれればと。
少し早目の“母の日”です。
ご本尊の真下を巡る戒壇巡りにもご利益があるそうで
一緒に回ったのですが完全な暗闇！
まさに漆黒の暗闇で全く何も見えず。
持っていた日傘で母をリードしながら
ひたすら出口を求めて進みました。
出口のほのかな明かりが見えた時の安心感！
本当にホッとしました。
目が見えることの有難みをしみじみ実感です。
そして・・・
この地蔵院のすぐそばに地元で人気のパン屋さん
つるやパンがあると言うのでそちらにも
昔懐かしいパン屋さんのようです。
サラダパンと言うネーミングには？だけど
たくあんをマヨネーズで和えたものがはさんだ素朴なパン！
コリコリした触感が結構病みつきなりそうで
人気があるのも納得
更に国宝の観音像があると言う向源寺（渡岸寺観音堂）にも立ち寄りました。
天平時代に作られたと言う十一面観音像。
戦国時代に戦火に遭いお寺は消失。
けれどこの観音様だけは守らねばと
地元の人達が土の中に埋めて守り抜いたんだそうです。
様々な苦難があったにも関わらず
この観音様のお顔はとても穏やかで優しかったです。
一見寂れたようにも見えるこのお寺も
新緑が美しく静かな佇まいに心が落ち着きました。
更にお寺のすぐそばには「野神さん」と呼ばれるケヤキの見事なご神木。
用水路のすぐそばにあり、こちらも風情がありました。
母を落ち着かせる旅でしたが
私自身も心落ち着くいい旅でした。
あとは、無事に諸々が済みますよう願うのみ！