護藤の家のその後の写真です
棟上げのときのブログにも載せたのですが、分かりにくかったので再度撮りました
→印し2本の梁の長さの3/4が小屋裏に入っていて○印の梁(長さ4.75m)を支えています
本当は柱を間に立てるとか、○印しの梁を大きくすれば良かったのですが、
・バルコニーの床には柱が立てれない(雨漏りする可能性がある)
・梁を大きくするとバルコニーの手摺の上の開口部が狭くなることと、梁の自重と瓦の重さで軒先が下 がる恐れがある
この二つの理由で、このようなことを思いつきました
この技法は、金沢の成巽閣(せいそんかく)にも使われています
→印しの梁を□印しの小屋束に差し込んで跳ね上がらない工夫をしています
木と木が交差するいたるところに、込み栓があります
上の写真は○印しのところです
この込み栓一つにも、下図のような大工の工夫が見られます
柱と柱に刺さる梁にはあらかじめ込み栓が入る穴を掘ってありますが、図のように少しずらしてあります、これは込み栓を打ち込んだときに梁を引き寄せることを考えています
瓦工事と同時に太陽光発電の架台受け用の金物も入れました
このような瓦に似せた台を使うので雨漏りの心配も少し薄れます
窓サッシが入って透湿防水シートを張っているところです
外壁にモルタルを塗るための下地になるバス板を張ったところです
前記の透湿防水シートとバス板との間には通気のための隙間があります
この後は、また防水シートを張ってその上に波型のラスを張ってモルタルを塗ります
今から内部の造作に入ります。
いまだと構造が中から確認が出来るので、見てみませんか
連絡いただければ場所をお教えします
また、説明が要るようだったらご案内いたします
TEL:096-379-1156