今、熊本市南区杜護藤町で新築工事をしています。
5月29日棟上げをして今は瓦葺き工事中です。
大工が木を1本1本手刻みで加工した木組みの家です。
今が、その木組みが見れる時期です。

床組みをしているところです

土台の継ぎ手です。「かま継ぎ」と言います
「は八」は通り芯を表します。全ての木にこのような記号が付けてあります

角柱部分の土台です
柱が直接基礎に乗るような仕口になっています

間柱を取り付ける欠き込みです。
今ではあまり見かけないのですが、わが社では「欠き込み」を土台すべてをしなくて、5分(15mm)残しています。
残っているほうが部屋内側です。これは、外から内に向って外力がかかっても釘に頼ることなく、この残った部分で外力に耐えるように考えてあります。
まさに大工の知恵です。

棟上げ風景です
2・3枚目は、大黒柱と見立てた6寸(180mm)柱を納めているところと、納め終わったところです。
4枚目は、登り梁を納めているところです
5枚目が棟が上がったところです

先週中ごろの全景です

この3枚は、先週中ごろの内部です
構造を見るのには今が一番の見ごろの時だと思います
見たい方は、現場にはいつもわが社の大工(村田君)がいますので、「ブログを見た」と言ってもらって見学してください。
ただ一つだけ分かってもらいたいことがあります。それは、大工は職人だと云うことです。職人なので挨拶はしますが、口下手なので無愛想なところがあります。また、仕事を進めたいのであまり話しません。そのところのことを充分ご理解ください。
どうしても説明がお聞きになりたい時には、会社にご連絡くだい(096-379-1156)
工事場所の地図はまた後で載せます