北嶋誠のブログ

私の考えていること、言いたいことなどなど。

いわき朝飯前コンサート

2009年12月03日 22時45分35秒 | Weblog
 11月21日のいわきコンサートの晩は、学童保育施設の、丘の上の校舎で宿
泊となった。と言うより、いわき雑魚塾とヒューマンファーマーズによる、夜を徹しての歌の交歓となった。

 昼間のヒューマンファーマーズコンサートの頃から、雑魚塾のリーダーである
けんちゃんは、既にハイテンションの状態であった。
 笠木透さんの歌はほとんど歌えると言うけんちゃんだが、この日のコンサート
では、演奏中の私たちの目前で、おもむろに「米お配ろうー」とか「食糧主権がー」とか、新曲の「ライスボート」や「食糧主権が世界を救う」のサビ部分を歌いこなしていた。しかも、歯切れの良い正々堂々たる歌いっぷりであった。

 ところが、この日は夜になってもハイテンションはおさまらず、けんちゃんは
勢い余って、日ごろからお世話になっている方に迷惑をかけてしまったようで、「家に帰って反省しなさい」と、寒い夜のいわきの町につまみだされてしまった。

 だが、そこはさすがに雑魚塾のリーダーである。程なく舞い戻ってきて、ちゃ
っかりと合唱の輪に加わっているではないか。

 深夜フォークジャンボリーは、延々と3時半頃まで続いた。

 そして睡眠もそこそこに、5時30分には起床して、いわき市内で早朝6時か
ら開催されている農産物朝市へと向かった。

 既に始まっていた朝市の会場で、6時半頃から終了時間の8時まで、またまた
延々と、いわき雑魚塾&ヒューマンファーマーズによる朝市フォークジャンボリーを繰り広げた。

 多少寒くはあったが、やはり百姓フォークは野外がよく似合う。与えられた商
業音楽ではなく、地域の人々による地域での音楽文化が求められているだろうし、私たち自身もそれぞれの地域でそれを実践して行きたい。食べ物も音楽文化も地産地消である。そう改めて感じた。

 それにつけても、雑魚塾には感心した。地道な暮らしと音楽活動の中で、1曲
1曲体節ジナル創作を進め、着実に歌い育てている。

 ちょっと大げさに表現すれば、雑魚塾こそ地域に根ざした愛と共同のフォーク
ソングチームだと言える。だが、彼らにとってはこれがごく自然な生活スタイルなのだろう。そこが良いところなのだと思う。

 とにかく、いわき雑魚塾の皆さんからは、何かと得ることが多かった。今後と
も、お互いに良い影響を与え合える関係でありたいと思う。