北嶋誠のブログ

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ヒューマンファーマーズのシーズン 中央メーデーの巻

2008年05月17日 00時46分44秒 | Weblog
 毎年春が来て路地作物の種蒔きが始まり、新緑が映える菜の花まつりの頃にもなると、この時期が良く似合う?ヒューマンファーマーズの演奏活動もいよいよ本格始動である。

 今年も地元でのなの花まつりを皮切りに、代々木公園での中央メーデーや水戸市での憲法フェスティバルなどと続いた。これから百里田植え交流会もある。

 この農繁期でもあり、新緑とぽかぽか陽気の春真っ盛りという季節を反映してか、野外ステージでの演奏が多いのである。

 そしてこの時期は、意外に雨にたたられる確率は少ない。

 5月1日、代々木公園で開催された第79回中央メーデーは、天候身恵まれ4まん4千人の労働者らで賑わった。その文化行事でのステージは、予想通りの一風変わった雰囲気で、いつもとは勝手の違う演奏となった。

 もとより、百姓フォークが労働者最大の集会祭典であるメーデーに出演することは場違いであるという見解もあるだろうが、貧困と格差の解消、人権の擁護と向上、平和と民主主義をなどの叫びは、まさに国民的課題でありわがチームも共通の思い出参加してきたのである。

 そもそも今回の出演のきっかけとなったのは、わがチームが食と農を歌い、その延長線上の消費者や労働者との共動運動でのの演奏活動を旺盛に取り組むようになり、労働組合の集会などに出演する機会が増えていたこともあり、そんな中で、相互理解や共感が広がりつつあったことにもあると思う。

 これまでヒューマンファーマーズとしては、地域や県のメーデー、中央メーデー前夜祭の出演経験はあるが、中央ベーデーの数万人規模の野外イベントでの演奏は初めてである。

 ただ、私と佐藤せいごうは一昨年の中央メーデーに、笠木透と雑花塾のメンバーとして出演している。

 その経験をもとに、あらかじめメンバーには、大群衆の前で演奏に臨む心構えを話しておいた。

 数万人の群集は、演奏を聴いているのかいないのか、しかし聴いて胃内容で聴いているものもいる。あえて聴いていない人にもそれなりに聞こえている。

 いじけず、おごらず、自ら楽しみながらただひたすらしっかり演奏する以外にないと。

 そして予想は的中した。

 会話や笑いそして事務連絡の声、ざわめきたつ群衆の中にパラパラな拍手が起こる。これだけの拍手が沸けば、数千人は演奏に聴き入っているはずだ。またその他の人たちの大部分もbgm程度には耳に入っているはずだ。そう勝手に都合の良い解釈をしながら演奏を終えた。

 今回の出演者は、私のほかに佐藤せいごう、亀井秀明、渡辺三智夫、吉川路子、久保幸子であった。大舞台に動じることなく、アイも変わらずいつもの様に過信満々?の演奏であった。

 ステージを降りた後、会場内に設営されていた音楽センターと農民連の模擬店を表敬訪問した。

 音楽センターの店では、ヒューマンファーマーズのcdの売り上げはあまり芳しくなかったようである。

 農民連の店では、飛んで火にいる夏の虫とばかりに、売れ残った?新潟県産コシヒカリ100%使用のおにぎり弁当(本当においしい!)と、農民連20周年記念グッズの農民連暖簾を買わされるはめになってしまった。

 そんなわけで、ヒューマンファーマーズ中央メーデー公演の巻き一巻の終わり。


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