僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

フィルター無しで新鮮な空気を

2020年06月09日 | その辺の木や花です





胸いっぱい吸うのだ


久しぶりでマスクを外した
朝のできたての空気が美味しい


気温はぐんぐん上がっていくが

緑たちのフィルターは紫外線も赤外線も
かなり吸収してくれるらしく
そよ風がひんやりと感じられる


竹林を抜け少し上っていったところで
いつもの女神様が待っている



「あなたの青春は輝いていたかしら?」

え、えっ? 突然なに

「答えなくてもいいのよ、青春には光と影があるの」

・・・・・

「どうぞいってらっしゃい、ここから先はあなたの青春を振り返る小径」


光があたり、少しずつ色づいていく
輝き始める時


何かを目指して背伸びしていくのかな



仲間を求めて走って行くのかな



いつまで語り合っても、納得できない時がある

それでもぼくは嫌だ



いつの間にか知らない何かに巻かれてしまっても

一度もひかりに当たらなくても

ぼくには僕しか生きられない





「お帰りなさい」

女神様、ぼくの青春にも光と影があったんでしょうか?

「それはまだ分からないわ」

でも、だって、青春なんてとっくに…

いいえ、「青春は忘れ物、過ぎてから気がつく」ものなのよ。


つづく



















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