たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

いい汗かいた大間々の名峰・駒見山

2007年04月22日 | 近所の群馬県の山
◎2007年4月22日(日)―1人

 ほぼ一か月ぶりの山行。土日の都度、用事があったり、朝起きたら、急に山歩きする気がなくなってみたりの一か月だった。昨日の天気は暖かくて最高だったが、昼から狂犬病の注射があったため行けなかった。今日も子供の部活送迎があったのだが、この好天、もったいない。送迎の合間に出かけた。別に駒見山に行きたかったわけではないが、時間的なことを考えれば、この程度の山しか候補には上がらない。前回の金時山同様にハイキング気分。

 「ふれあいの館」に車を駐める。緑がきれいになりつつある。山も生気を取り戻したかのような清々しさ。頼りは25,000分の1地形図とネット情報のコピーだけ。歩き始めようとしたら、地元の人らしい方に声をかけられる。「どこそこのなんとか花が今、きれいだよ。見に行きなよ」。よく聞き取れなかったから、何度か聞き直しをしたが、結局、分からず仕舞い。「後で見に行きますよ」と、適当に答えておいた。花の趣味は無い。

 ふれあいの館にあった掲示板をよく見てから歩き始めるが、駒見山は記されていなかった。こんな地元ですらマイナーな山なのだろう。取りあえずは八王子神社を目指して歩くが、早速、道を間違えて行き過ぎてしまい、戻る。今度は大丈夫だろうと思いながらも、再び、地元の人に「そこ行ったら、行き止まりだよ」と言われる。どうも、早く、山に入ってしまいたいばかりに、きわめて初歩的なミスを連発する。八王子神社への登り口を素通り。神社に寄道するつもりはない。しかし、その先に山道があり、そこを登ってみたら、神社に着いてしまった。陽気のせいもあろうが、かなり汗をかいてしまった。

 舗装道をしばらく行くと、ようやくネット情報の風景に近づいた。道が急に細くなり、小平配水場が見えた。「この手前の小道を右に入る」はずなのだが、その小道が見えない。しばらく、周辺をうろついた。意を決して、確かに手前にあるヤブ道に入っていく。かなり心細い山道。廃道のような踏み跡。うすぐらい樹林の中、小沢に沿って進むが、20分ほどで分からなくなってしまった。ケモノ道らしいのものも入り乱れている。シカの糞が多い山だ。

 もう適当に高見を目指して登るしかない。しばらく行くと、先の樹林が切れている。あの尾根に出れば間違いないだろう。右方向に駒見山らしい山も見える。特別な悪戦苦闘もせずに尾根に出た。ほっとした。ここからは右折。10分ほど歩いて駒見山に着いた。たいして印象に残らないような山頂。配水場から45分くらいかかったろうか。山頂の直前にテープがあり、細い道が下っていた。あの道を登ってくれば正解だったのだろうが、どこで間違えたのだろうか。

 高倉山を目指す。ここから10分程度。来る時、尾根にはい出たところから50mも離れていなかった。随分と、高倉山寄りに歩いていたようだ。さて、この高倉山、標識は三角点表示の「583.9m」となっている。高倉山とは俗称かなと思っていたら、木の陰に小さく「高倉山」表示があった。駒見も高倉も、大畑山と同様、地元の人が知らない間に命名された山名ではなかろうか。

 コーヒーを飲み、バナナを食べて下山する。何かフェイントかけられたような物足りなさがあったが、致し方あるまい。3つの石祠が並んでいる。林の中を下る。踏み跡は明瞭とは言えないものの、テープが結構あり、迷うことはない。高倉山から30分程で鉄板の橋がかかっている道路に出た。しばらく行くと、上田のバス停があった。こんなことを言っては失礼だが、バスの本数は、こういう地区にしては多いようだ。水車小屋を見物してふれあいの館に帰る。出発してから2時間20分。行く途中、回り道をし過ぎたようだ。

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