◎2024年9月4日(水)
湯元ビジターセンター前駐車場(8:55)……シャクナゲ群落地(9:22)……湯滝上(9:35)……湯滝正面(9:44)……泉門池(10:13)……Uターン(10:18)……泉門池(10:21~10:31)……小田代橋(10:37)……通行止め区間に入り込む……小滝(10:55)……湯滝(11:20)……湯ノ湖周回コースに復帰(11:36)……兎島西岸中央部(11:58)……駐車場(12:12)
今回は山歩きではない。9キロほどの歩きだったが、高低差は300mもないし、どこかのピークに立ったわけでもないのであくまでも散歩。7月にぶなじろうさんが湯ノ湖から竜頭の滝まで歩かれたブログ記事を参考にして歩いてみた。当然、台風明けの暑さぶり返しに辟易し、涼を求めての奥日光というわけだが、この暑さは一体、いつまで続くのやら。しばらくは涼しげなところを探しては歩くことになりそうだ。昨年に続き、体調もおそらく変調をきたしているだろう。
今回の散歩のベースは湯ノ湖周回だが、これでは一時間ほどのものだから、一昨年の12月に、雪の中を高山から泉門池までは歩いていたので、泉門池まで行って折り返しとした。そして、小滝を見てみたい。ぶなじろうさんの記事には「本当に小さかった」とあったが、写真を拝見する限りはオレ好みの形状の滝のようだ。
湯元あたりになるとやはり涼しかった。出発時の気温は17℃。歩けば身体が暑くなるのはわかっているが、半袖シャツと下着では心もとないのではと思い、シャツはそのままに、下着だけは長袖に取り替えた。足は地下足袋かズックでもよかったが、理由もなく登山靴にした。出発。
(ビジターセンター。帰ってからも中には入らなかった)
(湯ノ湖。釣りをしている人が多かった)
(スタート地点。一周2.8kmとある)
(晴れてはいるが、薄雲ですっきりした景色は望めなかった)
(こんなところで釣りをしている人もいた)
(すっきりしない男体山)
(道中で唯一見かけた花)
(紅葉の前触れだろうか。猛暑続きだが、確かにもう九月に入っている)
(案内看板には「クロベの大木」とあった)
(途中の橋)
だれも歩いていなかった。周遊道は整備され、基本は木道だが、ところどころに剥き出し道もあるが、水溜まりがあるわけでもなく、歩きやすかった。むしろ、戦場ヶ原に出てからがここに比べたら悪路かもしれない。水溜まりを避けて通るところもあるくらいだった。湯滝に出るまではずっと平坦で、散歩とすれば、良いコースだろう。
(いきなりこんなのが出てきた。珍しく、ここには案内看板がない。前後ともに、神仏がらみはこれだけだった。小屋の右の丸い石には「馬頭尊」とある)
(自分の勝手な想像だが、これは役小角像ではなかろうか。行者堂にもある。調べれば、日光修験の開祖は役小角とされているようだ。開山は勝道上人だ。役小角だとして、何でここにあるのだろう)
(こちらは明らかに不動明王)
(金精山が見えてきた)
(ここでも小さな紅葉を発見。ではないかもしれないが)
(湯滝の落口から。ようやく、男体山が見えた)
ここで湯ノ湖の南側は歩いたことになる。ここから湯滝を見て小滝、泉門池という予定だったが、湯滝から近いはずの小滝の場所がわからなく、さらにそれらしき標識も見かけず、小滝は素通りしてしまった。
(湯滝の流れ)
(珍しくだれもいなかったが、自分の後に、小学生集団も含めてぞくぞくと集まって来た)
(湯滝)
(欄干が邪魔だが、横撮りで)
(戦場ヶ原方面へ。この看板を確認して、小滝に向かったはずだったのだが)
(後で知ったこと。ここを左に向かえば小滝に至る。そうかなと思いながらキョロキョロしたが、看板は見あたらず、このまま直進してしまった)
(通行止め区間の案内。これをよく見ていれば、小滝は左に行くことは自明なのだが)
(小滝はまだかなと思いながら泉門池の方に向かっている)
(前を歩くオッサン。その前に女性グループ。このグループ、追い抜く際に、こんにちはと言うと、ニーハオと返事があった。この先でもそうだが、歩いている女性に関しては、すべてが中国語で話をしていた)
(泉門池。この池、一昨年に来ているのに、その時は雪で、見る雰囲気が全然違っていて、ここは泉門池ではないと思いながら素通りした)
(先で案内図板を見ると、泉門池はすでに過ぎている。さっきのところだろうか。たまたま、オッサン二人組が反対側からやって来たので、泉門池はどこか聞いたら、すぐそこだと言われた。すぐそことは、やはりさっきの池)
(泉門池に戻った。中国語が周囲にあふれていた)
(ベンチで大福を食べて休憩タイム)
この先、やってはいけないことをした。自己責任云々のレベルではない。「災害による通行止」がどの程度のものなのか、確認してみたかった。軽い気持ちだった。道が崩壊していたら、引き返すつもりでいた。だが、引き返さずに済んだ。おかしなもので、釣り人も数人入り込んでいた。だから構わないということではない。ここを行けば、小滝に出られるかなといった軽い気持ちから。では言い訳にもならない。
(小田代橋を渡る。この写真は渡り終えてから)
(この先、通行止め。光徳方面には行ける)
(ヤブかなと思ったが)
(腐りかけた木道に倒木。これでは復旧工事をするつもりはないようだ)
(別に廃れた道ではない。ちなみに、6年前版の『山と高原地図』に通行止めルートはなく、このままに記されている)
(木道も穴が開いたり、グラつくようでもなかったが、とにかく滑る。気を抜けば転倒する)
(右手から小沢が流れ込んでいる)
(大きな露岩があった。その下には「落石注意」の看板。そういうわけか)
(通行止め区間の終点。向こう側には行ける。ここを左に下ると小滝が見えた。たまたま、ここで泉門池の先で出会ったオッサン二人がいて、通行止めを歩いて来たと言ったら、あきれた顔をされた。当たり前。だが、一人がこう言った。「だったら、ここ、行ってみようか」と)
(小滝がここにあった。釣り人が邪魔だが、比較すると落差4mあるかないかだろう。これは橋の上から眺めている)
(間近に見ようと、橋から降りてみる。グシャグシャで靴が泥だらけになった)
(水の中に入りたいのはやまやまだが、裸足になるのも何だし、ここで我慢)
(右側の流れ。左は正面から光が当たり過ぎて、時間帯が悪かった。これは湯滝でも言える)
(戻りましょう)
(復帰。やはりここが小滝の分岐だった)
(湯滝に戻る。その間、小学生の行列に出くわし、足止めを食らう)
(改めての湯滝。知らなかったが、日光名瀑三滝というのがあって、華厳、竜頭、そして湯滝だそうな。もっとも、三滝ともにフリーで見られる滝だ)
(嫌な登りになる)
(長く感じた。滝見台には10人以上いたが、この坂ではだれにも会わなかった)
(湯ノ湖に戻ってきた)
湯ノ湖周遊道も北側だけの歩きになった。北側の歩道は国道伝いで、絶えず車のエンジン音がした。南側に比べたら、面白みはあまりなく、車道を歩くよりはましといった感じだ。兎島にも寄ってみたが、ただの樹林帯の中の歩きで、湯ノ湖の景色が良く見えるわけでもなかった。兎島経由は、あまり意味のない歩きだろう。北側は、紅葉時期もきれいになるような感じはしなかった。
(北側周遊道の入口)
(案内板には「オオカメノキの実」とあった)
(ちょっと陰気な感じがする)
(兎島を歩いているが、湯ノ湖はしかと見えないままに)
(ショートカットコースに合流)
(大勢の小学生グループ。二学期が始まったばかりで、もう遠足か)
(金精山が近く、大きくなった)
(標高1481mとある)
(駐車場に到着。半分以上は釣り目的だろう)
少し暑くなっていた。だが、気温計は21℃から22℃で推移していた。これは、歩いたことによる暑さもあるかもしれない。これが家に戻ると33℃に跳ね上がっていた。足尾を過ぎ、群馬に入ったあたりから、エアコンなしで運転もできなかった。
こんな散歩レベルの歩きもいい。山登りよりも楽で気持ちも良かった。クセになりそうだ。だが、これは涼しいからであって、涼しくなかったら、汗もボロボロで気色悪いだろうし、紅葉、ツツジの頃なら行楽客も加わり、うっとうしくも感じるかもしれない。とにかく、今回は涼しく歩けただけでも十分だろう。
(今回の歩き)
この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)
湯元ビジターセンター前駐車場(8:55)……シャクナゲ群落地(9:22)……湯滝上(9:35)……湯滝正面(9:44)……泉門池(10:13)……Uターン(10:18)……泉門池(10:21~10:31)……小田代橋(10:37)……通行止め区間に入り込む……小滝(10:55)……湯滝(11:20)……湯ノ湖周回コースに復帰(11:36)……兎島西岸中央部(11:58)……駐車場(12:12)
今回は山歩きではない。9キロほどの歩きだったが、高低差は300mもないし、どこかのピークに立ったわけでもないのであくまでも散歩。7月にぶなじろうさんが湯ノ湖から竜頭の滝まで歩かれたブログ記事を参考にして歩いてみた。当然、台風明けの暑さぶり返しに辟易し、涼を求めての奥日光というわけだが、この暑さは一体、いつまで続くのやら。しばらくは涼しげなところを探しては歩くことになりそうだ。昨年に続き、体調もおそらく変調をきたしているだろう。
今回の散歩のベースは湯ノ湖周回だが、これでは一時間ほどのものだから、一昨年の12月に、雪の中を高山から泉門池までは歩いていたので、泉門池まで行って折り返しとした。そして、小滝を見てみたい。ぶなじろうさんの記事には「本当に小さかった」とあったが、写真を拝見する限りはオレ好みの形状の滝のようだ。
湯元あたりになるとやはり涼しかった。出発時の気温は17℃。歩けば身体が暑くなるのはわかっているが、半袖シャツと下着では心もとないのではと思い、シャツはそのままに、下着だけは長袖に取り替えた。足は地下足袋かズックでもよかったが、理由もなく登山靴にした。出発。
(ビジターセンター。帰ってからも中には入らなかった)
(湯ノ湖。釣りをしている人が多かった)
(スタート地点。一周2.8kmとある)
(晴れてはいるが、薄雲ですっきりした景色は望めなかった)
(こんなところで釣りをしている人もいた)
(すっきりしない男体山)
(道中で唯一見かけた花)
(紅葉の前触れだろうか。猛暑続きだが、確かにもう九月に入っている)
(案内看板には「クロベの大木」とあった)
(途中の橋)
だれも歩いていなかった。周遊道は整備され、基本は木道だが、ところどころに剥き出し道もあるが、水溜まりがあるわけでもなく、歩きやすかった。むしろ、戦場ヶ原に出てからがここに比べたら悪路かもしれない。水溜まりを避けて通るところもあるくらいだった。湯滝に出るまではずっと平坦で、散歩とすれば、良いコースだろう。
(いきなりこんなのが出てきた。珍しく、ここには案内看板がない。前後ともに、神仏がらみはこれだけだった。小屋の右の丸い石には「馬頭尊」とある)
(自分の勝手な想像だが、これは役小角像ではなかろうか。行者堂にもある。調べれば、日光修験の開祖は役小角とされているようだ。開山は勝道上人だ。役小角だとして、何でここにあるのだろう)
(こちらは明らかに不動明王)
(金精山が見えてきた)
(ここでも小さな紅葉を発見。ではないかもしれないが)
(湯滝の落口から。ようやく、男体山が見えた)
ここで湯ノ湖の南側は歩いたことになる。ここから湯滝を見て小滝、泉門池という予定だったが、湯滝から近いはずの小滝の場所がわからなく、さらにそれらしき標識も見かけず、小滝は素通りしてしまった。
(湯滝の流れ)
(珍しくだれもいなかったが、自分の後に、小学生集団も含めてぞくぞくと集まって来た)
(湯滝)
(欄干が邪魔だが、横撮りで)
(戦場ヶ原方面へ。この看板を確認して、小滝に向かったはずだったのだが)
(後で知ったこと。ここを左に向かえば小滝に至る。そうかなと思いながらキョロキョロしたが、看板は見あたらず、このまま直進してしまった)
(通行止め区間の案内。これをよく見ていれば、小滝は左に行くことは自明なのだが)
(小滝はまだかなと思いながら泉門池の方に向かっている)
(前を歩くオッサン。その前に女性グループ。このグループ、追い抜く際に、こんにちはと言うと、ニーハオと返事があった。この先でもそうだが、歩いている女性に関しては、すべてが中国語で話をしていた)
(泉門池。この池、一昨年に来ているのに、その時は雪で、見る雰囲気が全然違っていて、ここは泉門池ではないと思いながら素通りした)
(先で案内図板を見ると、泉門池はすでに過ぎている。さっきのところだろうか。たまたま、オッサン二人組が反対側からやって来たので、泉門池はどこか聞いたら、すぐそこだと言われた。すぐそことは、やはりさっきの池)
(泉門池に戻った。中国語が周囲にあふれていた)
(ベンチで大福を食べて休憩タイム)
この先、やってはいけないことをした。自己責任云々のレベルではない。「災害による通行止」がどの程度のものなのか、確認してみたかった。軽い気持ちだった。道が崩壊していたら、引き返すつもりでいた。だが、引き返さずに済んだ。おかしなもので、釣り人も数人入り込んでいた。だから構わないということではない。ここを行けば、小滝に出られるかなといった軽い気持ちから。では言い訳にもならない。
(小田代橋を渡る。この写真は渡り終えてから)
(この先、通行止め。光徳方面には行ける)
(ヤブかなと思ったが)
(腐りかけた木道に倒木。これでは復旧工事をするつもりはないようだ)
(別に廃れた道ではない。ちなみに、6年前版の『山と高原地図』に通行止めルートはなく、このままに記されている)
(木道も穴が開いたり、グラつくようでもなかったが、とにかく滑る。気を抜けば転倒する)
(右手から小沢が流れ込んでいる)
(大きな露岩があった。その下には「落石注意」の看板。そういうわけか)
(通行止め区間の終点。向こう側には行ける。ここを左に下ると小滝が見えた。たまたま、ここで泉門池の先で出会ったオッサン二人がいて、通行止めを歩いて来たと言ったら、あきれた顔をされた。当たり前。だが、一人がこう言った。「だったら、ここ、行ってみようか」と)
(小滝がここにあった。釣り人が邪魔だが、比較すると落差4mあるかないかだろう。これは橋の上から眺めている)
(間近に見ようと、橋から降りてみる。グシャグシャで靴が泥だらけになった)
(水の中に入りたいのはやまやまだが、裸足になるのも何だし、ここで我慢)
(右側の流れ。左は正面から光が当たり過ぎて、時間帯が悪かった。これは湯滝でも言える)
(戻りましょう)
(復帰。やはりここが小滝の分岐だった)
(湯滝に戻る。その間、小学生の行列に出くわし、足止めを食らう)
(改めての湯滝。知らなかったが、日光名瀑三滝というのがあって、華厳、竜頭、そして湯滝だそうな。もっとも、三滝ともにフリーで見られる滝だ)
(嫌な登りになる)
(長く感じた。滝見台には10人以上いたが、この坂ではだれにも会わなかった)
(湯ノ湖に戻ってきた)
湯ノ湖周遊道も北側だけの歩きになった。北側の歩道は国道伝いで、絶えず車のエンジン音がした。南側に比べたら、面白みはあまりなく、車道を歩くよりはましといった感じだ。兎島にも寄ってみたが、ただの樹林帯の中の歩きで、湯ノ湖の景色が良く見えるわけでもなかった。兎島経由は、あまり意味のない歩きだろう。北側は、紅葉時期もきれいになるような感じはしなかった。
(北側周遊道の入口)
(案内板には「オオカメノキの実」とあった)
(ちょっと陰気な感じがする)
(兎島を歩いているが、湯ノ湖はしかと見えないままに)
(ショートカットコースに合流)
(大勢の小学生グループ。二学期が始まったばかりで、もう遠足か)
(金精山が近く、大きくなった)
(標高1481mとある)
(駐車場に到着。半分以上は釣り目的だろう)
少し暑くなっていた。だが、気温計は21℃から22℃で推移していた。これは、歩いたことによる暑さもあるかもしれない。これが家に戻ると33℃に跳ね上がっていた。足尾を過ぎ、群馬に入ったあたりから、エアコンなしで運転もできなかった。
こんな散歩レベルの歩きもいい。山登りよりも楽で気持ちも良かった。クセになりそうだ。だが、これは涼しいからであって、涼しくなかったら、汗もボロボロで気色悪いだろうし、紅葉、ツツジの頃なら行楽客も加わり、うっとうしくも感じるかもしれない。とにかく、今回は涼しく歩けただけでも十分だろう。
(今回の歩き)
この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)
奥日光の散策は気持ちがいいですね。
9/4の気象庁奥日光(中宮祠)の観測値は最低気温13.6℃、最高気温21.2℃なので、たそがれさんの気温計より少し低かったみたいですよ。
秋にもこういった散策をしてみたい気持ちがあるのですが、渋滞を考えると二の足を踏んでしまいます。
それにしても、気象庁の最低気温13.6℃というのは低過ぎではないですか。17℃という気温は、車載と手持ち気温計で確認していますから、13.6℃といったら早朝の記録でしょう。
それはともかく、こんな涼しい歩きは大歓迎です。これに傾斜が加わって金精様にでも行ったとしたら、一気に体感温度は高くなったと思います。
昨年、8月末にロープウェイで日光白根に行った時には、さいがに暑さは感じなかったのですが、これは標高の関係なのでしょうかね。ロープウェイを使っても、累積標高差は900mもありましたけど。
紅葉の時季のあの辺の探索、いいですね。紅葉もさぞ楽しめそうな気がしました。でも、土日関係なしに渋滞はするし、行くなら覚悟の上でしょうね。