特殊奏法(重音)についてご質問のコメントがあったので、少々ふれてみたと思います。私は、正直言って特殊奏法は詳しくないので偉そうなことは書きたくはないのですが。
フルートの特殊奏法については、ウィル・オッフェルズマンズ著「現代フルート奏者のために」上田純子訳、全音楽譜出版社 にいろいろと書かれています。
この本では、特殊奏法そのものを目的としたものではなく、それを身につけることによって自分の演奏の幅を広げるためのものとして紹介されています。
重音とは。
フルートは一つの運指で、いろいろな音が出せますよね(ハーモニクス)? 簡単には、このうちの二つかそれ以上を一度に出してしまいましょうと。
高い音を出すときの息の流れと、低い音を出すときの息の流れを同時に作ってあげれば、二つの音を一度に出てしまう、ということです。
まずは、低音の方を出してみる。高音の方も出してみる。次に、低音から徐々に高音に移動して、また低音に戻る。そして、二つの音をイメージしながら、二つの音を同時に演奏する。そんな感じで練習です。
これがなかなか。
ちなみにこの奏法には、リングキー、H足部管が推奨されています。様々な音のバリエーションが楽しめるみたいです。
その他、私の知っている特殊奏法。
声を出して演奏。
フルートと声で音を同時に出す。フルートの音程と声の音程がうまくあうと、ぎゃーっ、という音になります。ジャズの演奏で、たまに聞くことができます。
以前レッスンについていたとき、低音域での息の支えを作るためにこの練習をしました。吹奏楽の練習場でこれをやったら、周りの人がなんだなんだ、と驚いていました。
上記の本ではユニゾンの演奏だけでなく、別々な演奏する技法も紹介されています。
ウィスパー・トーン(orホイッスル・トーン)
風音のみの音。弱くフルートに息を入れると、小さなぴーという音が出る。一つの音を持続するには非常に微妙なコントロールが要求されます。アンブシャーとブレスコントロールの練習のために、トレバーワイの教本でも紹介されていますね。
オーケストラのtutti(全体練習)の時に、弦楽器のセクション練習状態になってしまって管楽器が暇になってしまった場合などに、密かに練習したりします。ちゃんとやれば、腹筋の鍛錬に確かな効果があります。
フラッタータンギング
イタリア語だかスペイン語で出てくる、巻き舌タンギング。私ははじめから何も苦労することなくできましたが、できない人はできないみたいです。日本人の口の中の構造が関係しているのでしょうか。きっとラテン民族ではできない人はいないのでしょう。
前述の声を出しての演奏とともに、低音域の息の支えの練習の一つとして、レッスンでのウォーミングアップに取り入れられていました。
1/4音音階(上記の本には紹介されていません)
リングキーの楽器で可能らしいです。昔の知り合いで某音楽大学を出た人ができる、といっていましたが聞いたことはありません。私にとっては最も「だから何なの?」テクニックです。
ウインド・トーン
尺八などでよく聞かれる、ブシューッ、という風音。風音と実際の音との比率や表情を自在にコントロールできたら、ものすごく演奏の幅が広がると思います。また音色のコントロール幅がすごく広がるでしょう。
今一番身につけたい奏法の一つではあります。どうも、サンキョウの楽器はこれがやりにくいような気がするのですが気のせいかな。ちゃんと音が出ちゃう。マテキの方が、これに関してはやりやすいように思います。
循環呼吸
ご存じ、とぎれることなく長時間演奏し続ける奏法。ほおをふくらませて、その中の空気を使い切る前に鼻から息を吸う。
そんな器用なこと、ぜんぜんできませーん。
フルートの特殊奏法については、ウィル・オッフェルズマンズ著「現代フルート奏者のために」上田純子訳、全音楽譜出版社 にいろいろと書かれています。
この本では、特殊奏法そのものを目的としたものではなく、それを身につけることによって自分の演奏の幅を広げるためのものとして紹介されています。
重音とは。
フルートは一つの運指で、いろいろな音が出せますよね(ハーモニクス)? 簡単には、このうちの二つかそれ以上を一度に出してしまいましょうと。
高い音を出すときの息の流れと、低い音を出すときの息の流れを同時に作ってあげれば、二つの音を一度に出てしまう、ということです。
まずは、低音の方を出してみる。高音の方も出してみる。次に、低音から徐々に高音に移動して、また低音に戻る。そして、二つの音をイメージしながら、二つの音を同時に演奏する。そんな感じで練習です。
これがなかなか。
ちなみにこの奏法には、リングキー、H足部管が推奨されています。様々な音のバリエーションが楽しめるみたいです。
その他、私の知っている特殊奏法。
声を出して演奏。
フルートと声で音を同時に出す。フルートの音程と声の音程がうまくあうと、ぎゃーっ、という音になります。ジャズの演奏で、たまに聞くことができます。
以前レッスンについていたとき、低音域での息の支えを作るためにこの練習をしました。吹奏楽の練習場でこれをやったら、周りの人がなんだなんだ、と驚いていました。
上記の本ではユニゾンの演奏だけでなく、別々な演奏する技法も紹介されています。
ウィスパー・トーン(orホイッスル・トーン)
風音のみの音。弱くフルートに息を入れると、小さなぴーという音が出る。一つの音を持続するには非常に微妙なコントロールが要求されます。アンブシャーとブレスコントロールの練習のために、トレバーワイの教本でも紹介されていますね。
オーケストラのtutti(全体練習)の時に、弦楽器のセクション練習状態になってしまって管楽器が暇になってしまった場合などに、密かに練習したりします。ちゃんとやれば、腹筋の鍛錬に確かな効果があります。
フラッタータンギング
イタリア語だかスペイン語で出てくる、巻き舌タンギング。私ははじめから何も苦労することなくできましたが、できない人はできないみたいです。日本人の口の中の構造が関係しているのでしょうか。きっとラテン民族ではできない人はいないのでしょう。
前述の声を出しての演奏とともに、低音域の息の支えの練習の一つとして、レッスンでのウォーミングアップに取り入れられていました。
1/4音音階(上記の本には紹介されていません)
リングキーの楽器で可能らしいです。昔の知り合いで某音楽大学を出た人ができる、といっていましたが聞いたことはありません。私にとっては最も「だから何なの?」テクニックです。
ウインド・トーン
尺八などでよく聞かれる、ブシューッ、という風音。風音と実際の音との比率や表情を自在にコントロールできたら、ものすごく演奏の幅が広がると思います。また音色のコントロール幅がすごく広がるでしょう。
今一番身につけたい奏法の一つではあります。どうも、サンキョウの楽器はこれがやりにくいような気がするのですが気のせいかな。ちゃんと音が出ちゃう。マテキの方が、これに関してはやりやすいように思います。
循環呼吸
ご存じ、とぎれることなく長時間演奏し続ける奏法。ほおをふくらませて、その中の空気を使い切る前に鼻から息を吸う。
そんな器用なこと、ぜんぜんできませーん。
ちょっと読んだだけではなかなか理解できなく、難しそうです( ;^^)ヘ..
重音は特に、音色作りに役に立ちそうですね。
ウインド・トーンについては、早速トレバーワイを確認してみました。
まずはこれから試してみようと思います。
また、こちらでご紹介されている本は現在販売中の本ですか?
CD付きなので、そんなこともできるんだあ、みたいな感じで面白いです。
**本文に、ウインド・トーンが二つありましたね。片方は、ウィスパー・トーンの、誤記でした。すみません。修整しちゃいました。
普段使わない神経を使ってる感じで、とても不思議な気分になりました。
その後普通に吹いても、感覚がおかしくなっちゃったみたい。
(すぐに戻りましたが)
重音もやってみましたが、よく分かりませんでした(^▽^;)
本にはCDがついてるんですね!探してみます。
普段使わない神経を使っているようで、不思議な気分になりました。
吹いた後暫く、普通に吹いても違和感があったような。
重音もトライしましたが、よくわかりませんでした(^▽^;)
本にはCDがついてくるんですね!探してみます。
質問していいですか?
先日、吉岡二郎さんの演奏会を聴いたのですが、、、 特殊奏法で「ポンッ」ていう打楽器の様な音を音程付で出してました。
演奏した曲は、オーボエ奏者のホリガー作曲の、ソナタ「アンソリーテイル」だったのですが、この奏法はなんていうのでしょうか? 出来る訳じゃ無いのですが、気になって気になって(^^;;
「ぽんっ」 ですか?
うーーーーーーーーーーんっっっっっっ。
なんですかね?
スミマセン。無知なもので。
単なるオタクなのであまり難しい質問は・・・・(^^;
フルートのキーをたたいて音を出す、キークリックかなあ?
打楽器のような、ぽんっという音が出るといえば出ます・・・
歌口を口で塞いで、運指をいろいろ変えて、シラブルを変える(口の中の広さを変える)と、響きとか音程が変わります。もしこれならば簡単なので試してみてください。
そのうちホリガーを探して聞いてみることにします。
お役にたてずすみません。
懲りずに、また遊びに来てください。
コメントありがとうございます!
こんな書き込みをしてしまいましたが、特殊奏法のベテランでもなんでもないんですよー! 誤解なきよう。
そうはいうものの、スラップ タン、ですか。明日(今日)にでも早速挑戦してみようかなぁ。
妙なことに挑戦してる暇があったら、まじめにスケールでもやってろ、ってかんじですかね?(~o~)