フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

ホルンと、うん、ぱ、ぱ。

2008-11-08 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
木管五重奏の練習で、ホルン奏者さんにフルートがずれてる、と言われた。

は?

なんか、ずれて音がするから誰だろうと思ったらフルートだった。
フルートは管があっち(楽器配置上、フルートの向いている先はホルンと反対側)向いてるから、向こうの壁に当たって帰ってくるからかと思った。

とまでの半分真顔のイヤミ付き(笑)

それはワルツの練習最中で、リズムの、ウン、ぱっ、ぱっ、という場面でいろいろメロディーやリズムがいろいろな楽器でチェンジされてきて、それがホルンとフルートの場面だった。

そお言われては、吹奏楽では得意の、んぱんぱんぱんぱ、の専門家ホルンさんに言われてしまうとプライドの高いフルート吹きとしても(?)ぐうの音も出ない。

だって、やったことないもん。

と、反射的につまらない言い訳をしてみるも、よく思い出してみるとたしかにまともにやった記憶(レッスンその他の場面でシリアスに三拍子の後打ちリズムを追求したこと)はない。
言ってしまったあとで他のメンバーの顔色を見ると、みんな妙に納得顔で、確かにあいつはそんなことはやらなそうだ、という空気で場が充満している。しまいには、フルートの足部感から音が出てから向かいの壁に当たって戻ってくるまでの時間を計算し出す人がいたり、いやいや、フルートの半分は歌口から出るのだからそんなことはない、などという議論まで始まり。

いたたまれないその場を抜けるため、早々に少し返して合わせ直す。

幸運なことに、次の回はちゃんと聞いて合わせたので、だめ出しは出なかった。ふぅ。

でも、吹奏楽でもオケでも、リズムが合わないところはとことん何度やっても合わないから、それに合わせられただけでも良かったと思う。
そして、少しのずれも聞き逃さない仲間の中でアンサンブルやれる、ということについてなお良かったなぁ、と思った。