フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

もう一つの違い

2008-05-11 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
いつだったかの記事で、オケ新入団員の隣の上手なObのTさんが、我々と指揮の打点の取り方が違っていてかなり困惑気味であった、いう話を書いた。

ところが先日の練習ではとうとう打点をつかんだらしく、あまりの早い対応に驚かされた。

相変わらず、さすがである。

安心して音の出だしが出せるようになると、また私との演奏上の新たな相違に気がついてしまった。
打点の件は、多数対一人なので、長い方に巻かれるのが正しいあり方である。

しかしながら、今回は、私はこうしたい、あなたはそうしたい、で、どっちにしよっか? ということであると思う。


例えば二拍子。ここでは6/4拍子の二拍振りだとする。

一般に、一つの小節の中では、最後の拍が一番長い・・・・ここでは二拍目がながい。すなわち、1、2、3、よりも、4、5、6を含む二拍目の方が長い。

この長くなった分をどこでどうやって辻褄をあわせるか。
その考え方モデルが、どうやら私とTさんで違うようだ。

フレーズのつながりによるが、私の場合は、5、6→1 を固まりと考えて、5と6を伸ばす傾向にあるようだ。 →1 のタイミングにあわせて、5と6を逆算して長さを決めるというやり方。

これに対して、どうやらTさんは6を伸ばして、次の1が来るのを待っているような感じだ。


これでどういう現象が起きるかというと、打点の取り方は同じ、テンポ感も全く同じ、で(とても気のあった)演奏しているのに、何故か5と6で私の方が出だしが微妙に遅くなってしまう。1、は全く同じタイミングで入るのに。

今から思えば、アンサンブルをやっている時からこれに関してはうすうす感じてはいたような気がする。

Tさんに聞いてみると、私が思うようには意識して演奏していることはないようだし、この違いも気にはなっていない様子。

これは何の違いだろう。単に本人同士のクセの違いなのか。それとも師匠の方のクセか、流儀の違いなのか。

幸い?指揮者に指摘されるようなずれではない。
オケで、他のパートが走ったり遅れたり、というのはたくさんあるが、それよりもずっと程度として小さいことではあるのだけれど。

しかし、なぜか私はとても気になる。
ずれが生じていることが、ではなくて、何故こういう違いが出てきているのかが。


さて、どうしよう。