フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

アルトフルートのその後 2

2004-12-13 | フルート本体
アルトフルートのその後 2

購入したアルトフルート。まだまだ使用時間が短いのだけれど、買うときには見えなかったことが少しずつではあるけれども見えてきた。

まずは当面困っているのがキーの段差。

買うときに気がついていたのだけど、左手親指で押さえるHキーとBbキー(ブリチャルディ?キー)に段差がある。Bbキーの方が高くて、親指の移動が困難。試奏時に吹いた他の個体は大丈夫だったので、私が買った個体の問題。まあ、普通のフルートのように素早い動きが要求されることはないので演奏上のおおきな問題にはならなそうななので、楽器店に専門技術者がいるときか、メーカのリペアセンターにそのうち持っていけばいいかという程度。

で、この段差。よく見ると、二つのキーの連結が部分が妙に曲がっている。だから変な段差ができるんだ。キーの連結調整時に、この部分を無理矢理曲げてこじつけで調整したとしか思えない。なかなかやるな、台湾人。ちょっと気分悪いぞ。

それからもう一つキーの段差。

右手小指Ebと、C#Cとの段差がでかい。小指をEbからCへと一度移動すると、小指を滑らせてEbに戻ってくることができない。
ただでさえアルトフルートは右手小指の負担が大きい。腱鞘炎状態だぞ。速攻クレーム処理してもらいたいものだが、なかなか調整に行く時間がない。

当分の間は、小指の移動がある部分はさぼることにしよう。

まあ、いわゆるハンドメイドクラスの楽器と比べると造りは全般に雑ですな。安いから文句は言えないが。キー裏面のスジとか(ハンドメイドクラスでは裏面も磨いてあったりする楽器がある)、トーンホールに小さなバリが残ってるとか。タンポも、トーンホールの中心にあたっていないような気がしたりとか。やっぱりなんだかなー、という感じの部分多数。
このへんのところの仕様は、たぶんスチューデントクラスと同等なのでしょう。

まあ、楽器自体は調子いいのでとりあえず許す。
そのうち、メーカに持っていて全部調整してもらえばいいや。