ジャズフルートのレッスンで。
そこはあまりキレイに吹かないほうがいい、ブレークした音を使って! という趣旨のことを良く言われてしまう。ここで言うブレークした音とは、ぶしゅ! という音のはいったいわゆる汚い音。どうしたら出せるんですか? と聞くと、下手に吹けばいいと返答される。そんな音。こういう音も自在に使いこなせるのならば、クラシックを含めて表現の幅が広がる。
ところがなかなかこういう音が出ない。とにかく出せない。ちょっと出たような気になっても、曲の中では使えない。単に下手に吹けばいいだけのはずなのに。
レッスン中の会話の中で、先生が以前シルバーソニックを使っていたことがあるという話をしていたので、私の古いシルバーソニックを引っ張りだして使ってみた。
普段使っているハンドメイドと比べると、音が純粋でないし、通らないし、鳴らない。
でも音はキレイならいいってもんじゃないよ、という観点で使ってみると・・・・
お? なんか汚い音がちゃんとでるかも。
ちょっといいかも!?
早速レッスンに持っていってみたら、その日はキレイに吹こうとしすぎる件についてはコメントが出なかった。も、もしかして、これって??
ちなみに、シルバーソニックとは、サンキョウフルート製の、管体銀のモデル。定価で30万円を超えるのでこれを安いと言ってしまうのはどうかとけれども、フルートというか、楽器というカテゴリーで見れば比較的安いモデルではある。いわゆる初~中級レベル。
材質的なもの(キーが洋銀)なのか、仕様(トーンホール引き抜き)なのか、設計的なもの(初心者でも鳴らしやすい?)かよくわからないけど、ハンドメイドよりも汚い音が出しやすい。
というか、ハンドメイドはキレイな音しか出ない。サンキョウは誰が吹いてもサンキョウの音が出てしまうような楽器なので、特にそうなのかもしれない。(腕の問題もあるけど)
レッスンの終わりに、実は今日はシルバーソニックを使ってましたと言ったら、それも良いかもしれない、と先生は言う。
そう言って、お友達?であるジャズ&クラシックプレイヤーとして有名なN川氏のCDの曲をiPodコレクションの中から聞かせてくれた。
まず一つ目は、N川氏の最初のアルバム。この中では、安い(総銀だけど)モデルを使っているという。そのほうが吹きやすいから使ったということらしい。確かにそういわれて聞いてみると、中級クラス以下の楽器特有のクセ、みたいな感じのブレークした音を聞き取ることができる。悪い意味ではなく、ちゃんとそれが表現として使われている。
次は、それよりも後のアルバム。例の、煙草のCM(古い!)のやつだ。
その中ではパ○エルの金を使っているのだそうだ。確かに、金の楽器らしい独特の感触の音ではある。
どっちが好きかと言われれば・・・・・
やっぱ、安い楽器の演奏の方がぜんぜん好き。
こうして、20年くらい昔に買ったシルバーソニックが晴れて控えから現役へと復帰することに。
メンテだけはちゃんとしておいて良かった。
皆様も、使わなくなった楽器のメンテもお忘れなきよう。
そこはあまりキレイに吹かないほうがいい、ブレークした音を使って! という趣旨のことを良く言われてしまう。ここで言うブレークした音とは、ぶしゅ! という音のはいったいわゆる汚い音。どうしたら出せるんですか? と聞くと、下手に吹けばいいと返答される。そんな音。こういう音も自在に使いこなせるのならば、クラシックを含めて表現の幅が広がる。
ところがなかなかこういう音が出ない。とにかく出せない。ちょっと出たような気になっても、曲の中では使えない。単に下手に吹けばいいだけのはずなのに。
レッスン中の会話の中で、先生が以前シルバーソニックを使っていたことがあるという話をしていたので、私の古いシルバーソニックを引っ張りだして使ってみた。
普段使っているハンドメイドと比べると、音が純粋でないし、通らないし、鳴らない。
でも音はキレイならいいってもんじゃないよ、という観点で使ってみると・・・・
お? なんか汚い音がちゃんとでるかも。
ちょっといいかも!?
早速レッスンに持っていってみたら、その日はキレイに吹こうとしすぎる件についてはコメントが出なかった。も、もしかして、これって??
ちなみに、シルバーソニックとは、サンキョウフルート製の、管体銀のモデル。定価で30万円を超えるのでこれを安いと言ってしまうのはどうかとけれども、フルートというか、楽器というカテゴリーで見れば比較的安いモデルではある。いわゆる初~中級レベル。
材質的なもの(キーが洋銀)なのか、仕様(トーンホール引き抜き)なのか、設計的なもの(初心者でも鳴らしやすい?)かよくわからないけど、ハンドメイドよりも汚い音が出しやすい。
というか、ハンドメイドはキレイな音しか出ない。サンキョウは誰が吹いてもサンキョウの音が出てしまうような楽器なので、特にそうなのかもしれない。(腕の問題もあるけど)
レッスンの終わりに、実は今日はシルバーソニックを使ってましたと言ったら、それも良いかもしれない、と先生は言う。
そう言って、お友達?であるジャズ&クラシックプレイヤーとして有名なN川氏のCDの曲をiPodコレクションの中から聞かせてくれた。
まず一つ目は、N川氏の最初のアルバム。この中では、安い(総銀だけど)モデルを使っているという。そのほうが吹きやすいから使ったということらしい。確かにそういわれて聞いてみると、中級クラス以下の楽器特有のクセ、みたいな感じのブレークした音を聞き取ることができる。悪い意味ではなく、ちゃんとそれが表現として使われている。
次は、それよりも後のアルバム。例の、煙草のCM(古い!)のやつだ。
その中ではパ○エルの金を使っているのだそうだ。確かに、金の楽器らしい独特の感触の音ではある。
どっちが好きかと言われれば・・・・・
やっぱ、安い楽器の演奏の方がぜんぜん好き。
こうして、20年くらい昔に買ったシルバーソニックが晴れて控えから現役へと復帰することに。
メンテだけはちゃんとしておいて良かった。
皆様も、使わなくなった楽器のメンテもお忘れなきよう。