今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

建築系サロン BATIMAT

2005-11-11 18:50:43 | Weblog

今日は夫と一緒に建築関連の展示会「BATIMAT(バチマット)」へ行って来ました。
本来、一般の入場料は45ユーロ(!)とバカ高なのですが関連業者などは無料の招待券がもらえるので、わたしたちはそれで行ってきました。(夫は建築デザイン系の会社に入社したので。)
新しいモノ好き、素材好きな夫とわたし。こういうサロン(展示会)は大好き。
でもさすがに会場が広すぎた・・・・・歩くだけで疲れる!夫の会社の人は「全部見ようと思ったら2日はかかるよ」って言ってたらしいのですが、まさにその通り。なので面白そうな部分だけを見てきました。


これはタイル屋さんのブース。やたら大げさです。


こちらもタイル屋さん。こっちのはカワイイのが沢山ありました。
下に敷いてあるのは素焼きのタイルで、床材としてよく利用されます。素朴な感じがしてとてもステキです。
他に、モロッコ風タイルのブースや、自然な石の風合いを模したニセ壁材のブースなどいろいろありました。


これは、パヴェと呼ばれる敷石。フランスの街いたるところで路上に敷き詰められてるアレですが、よ~く見てください。網の上に石が貼り付けてあります。こうしてこのきれいな形に並べる手間を省略できるよう工夫してあるんですね。(タイルの売り方みたいな感じ。)これなら、たとえばホテルのロビーの一角にこういうのを5平米ほど敷き詰めて「ニセ歩道風」なインテリアにもタイル感覚で簡単に使えますね。


コレは、金属のヘナヘナな素材(???)を売ってたブースで発見したものです。エプロンをつけたマネキンが、中世の騎士の来てたチェーン製の鎧みたいなのを着て、飾ってありました。なんだこりゃ!?って思って夫に聞いてみたら「肉屋さんとかが、うっかり自分の体を傷つけないようにするためのモノだと思うよ」だってさ。
そんなお店が、こんなオシャレなものも作ってますよ~って展示してたんだと思う。そういえば、ウチの母がこんな素材のハンドバッグ持ってたなぁ・・・・・


これは窓・屋根コーナーにて発見した、芝生の屋根です。
ドイツあたりでこういった「緑を使ってエコ&省エネ」っていう建築が発達していってるというのをニュースで見たような気がするんですが、記憶が曖昧でスミマセン。。。
屋根にこうして草などを植えておくと屋根が熱くなるのを防げるそうで、夏のエアコンの電気代が少なくて済む、という話を以前聞いたことがあったのです。この展示がソレかどうかはよくわからなかったのですが・・・。面白かったので写真に撮ってみました。

こういうサロンを見てると、いろんなアイデアが湧いてきて、「こんな風な家を建てて住みたいなぁ」ってワクワクするんだけど、でもそんなお金も土地も無いし、第一「これは業者向けなんだから、一般人がちょこっとだけ買いたいって言っても売ってくれないよ」って。ちぇっ・・・・・


今夜はサバ

2005-11-10 20:40:02 | Weblog
11月5日の記事にて「サバを買わずにイワシを買った」と書きましたが、ホントは夫はサバを買いたかったのです。
それは「サバが食べたい」からではなく、先日買った「オーブン用の網」を試してみたいからなのでした。
そんな夫のワガママ(?)を聞き入れ、わたしはアトリエ帰りに(この寒い中、)メトロを3ツ駅手前で降りて、魚屋さんにてサバを買ってから歩いて帰ったのでした。(ついでに、安売りだったカレイもGET!うふふ。)

そして家で焼いたサバがコレです。
なんだかちっこいでしょ~?メザシみたいに見えるかなぁ。
フランスのサバって小さいです。でも味は一緒。当たり前だけど・・・。
塩も何もせず、オーブンでただ焼いただけのサバにお醤油をかけて、ゴハンと一緒に食べます。
今日は、マルシェで買っておいたローマン・ブロッコリーをゆで、そしてこれまたマルシェで買ってた栗で「栗ご飯」をしました。(栗ご飯が美味しかった~!!)
ローマン・ブロッコリーの味はというと、実際のところ、普通のブロッコリーと99%おんなじでした。(色が緑なので気持ちだけ青臭いような気がするけれど、気のせいとも思えるし。)

今、何時?

2005-11-10 19:46:31 | Weblog

コレ、わたしの腕時計です。
5年くらい前になるかな?空港で自分の腕時計が止まってるのに気付いて「これから飛行機乗って旅行に出るってのに、時計が止まってちゃ困る!!」と思って急いで売店で買ったのです。
婦人用腕時計はイロイロあったんですが、どれも5000円くらいの値段してて、しかもわたしに似合わないようなデザイン(オトナっぽい)のばかり。う~~~ん・・・とアタマを悩ませていたところに、このミッフィーちゃんの腕時計が目に飛び込んできました。そして迷わず購入。(笑)

みなさん、言っておきますが、これは子供用ではなく大人用なのです。
わたしの腕のサイズと時計の大きさを見比べてみてください。わたしの腕が多少細めだとしても、こんな大きな時計を子どもが腕につけられるハズはありませんよね。重いし。それに第一、わたしの手首のサイズに合うベルト穴が無くて、帰国後に千枚通しでブスリと穴を開けたんです。(輪を小さくするためにね。)というわけで、「わたしより手首の太い人用」にサイズ設定されているということなので、やはりれっきとした「大人用」なのです。

さて、タイトルどおり「今なんじぃ~?」と聞かれて時計を見せたらこんな感じ。

ミッフィーちゃんの上に窓があって、そこに半分だけ何か見えてるでしょ?
「ぞうさん」です。(笑)
実はこの時計、12時になると動物の絵が現れてくるんです。(絵柄は7種類あります。日替わりです。)
11時半くらいから絵が出てきはじめ、12時から1時にかけて絵はちゃんと見える状態にあり、そして1時半くらいから2時くらいにかけて、絵は消えてゆくのです。
(この時、心の中で密かに「オルヴォワー(さよなら~)」って言ってるワタシ。)

夫と外を歩いてる時、お昼頃に「今何時だろう?おなかすいたな」って思って時計を見るときとかに、動物の絵が見えます。するとすかさず夫に「今日は黒猫ちゃん」と言いながら時計を見せるわたし。夫には完全に呆れられてて「キミは一体何歳なんだ?」って言われる始末。(苦笑)

でも皆さん、これは大人用の時計なんですよ!
(そこんとこ、よろしく。)


記事追加

2005-11-09 19:07:52 | Weblog
11月5日にマルシェの記事、そして7日にクリスマスの話題を追加しました。
過去に遡って、読んでみてね~。

*さらに6日に演劇の話題も追加しましたっ。

(続)フランス国内の暴動について

2005-11-09 18:09:35 | Weblog
パリ郊外の問題の地域での暴動は「未成年の夜間外出禁止令」発布とともに鎮火していく傾向にありそうです。

パリ市内は特に問題ありません。

現在、これらの地域以外の地方都市への飛び火のほうが問題になっていますが、そちらの鎮火も多分時間の問題でしょうね。

これら表面的な問題は、近々解決されるんじゃないかと思います。
(が、根本にある大きな問題を解決しない限り、再びなんらかの形で表面化するのは免れないのですが、それは政府が数年かけて改善しなければならない問題だと思うので・・・完全解決はいつになるのか。)

ところで、海外へ旅行しようと思って計画していたら、テロだの暴動だのという話をニュースで見てしまって「どうしよう~」なんて心配になってしまうというパターンが最近はけっこうあると思うんですが、そういう時にみなさんは、政府のサイトをチェックしてますか?(見たことない人は、一度見てみてね。)

外務省のサイト
http://www.mofa.go.jp/mofaj/

在仏日本大使館のサイト
http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/

(フランスだけでなく、他の国への旅行の時も同様に。)
海外へ気軽に旅行に出られるようになっただけに、海外で起きる問題(日本人が事件に合うなど)が多くなってきて、政府としてもこうやって警告を発し、自ら情報収集をしてきちんとした心構えを持って出かけてください、(自分の身はまず自分で守ることを考えましょう)ということですね。

みなさんへ

2005-11-08 05:06:17 | Weblog
パリ郊外での暴動については、日本のテレビでも報道されてるようなので知ってる人は多いと思います。
(心配してメールくれたお友達のみんな、ありがとう。)

パリ市内住民のワタシたちとしては、実のところ「あまり実感が無い」のです。
暴動が起きてる現場はパリから離れた“郊外の町”であり、パリ市内では無いのですから。

さっきこちらの夕方のニュース見てたら、日本の首相がフランス渡航を自粛するように言ったとかナンとか、そんなことを耳にしました。(これってホント?)

わたしと夫の感覚では、「フランスの外では過激に感情的に報道されてるのではないか」という気がしてなりません。
が、実際にその暴動が起きてる町や、その近辺の住民にとってはとても恐ろしい事件であり、身の危険を感じながら日々過ごしているのは事実です。パリ市内の住民にとって実感が無いってだけで。

明日何が起るのかわからないので、「パリ市内なら大丈夫、安全だよ」とは言い切れないのですが、でも、99%大丈夫だと思ってる。(というのは、それだけパリ市内には重要な人、モノが多いので、警戒も念入りにされるからです・・・郊外の人たちには悪いけど。)

それよりも、毎年クリスマスを狙って起きるストや、無職の人たちが「クリスマス代よこせ!」(日本ならば「餅代よこせ!」か?)ってやる抗議などがフランス国内では恒例の問題です。そして最近ちょっと息を潜めてるテロリストなどがクリスマスで人がごったがえしてる場所(パリ市内の大型デパートなど)を狙うって可能性なんかが、これからの時期、パリ市民にとって心配な事でもあります。

今回の暴動は、燃やされた車の台数などがハデなだけに話題性があるので報道で盛り上がってしまった感があります。テレビを見て、面白がって「便乗暴動」してる若いヤツらも多いことでしょう。
でも事の発端、というか根底にある問題は、表面的な暴動の行為ではなく、移民の存在に対する問題であり、これは何十年も積もり積もったモノが表面化したのであり、「暴動を解決すること」は表面の火を消すことに過ぎません。本当の意味での問題解決までにはきっと数年はかかるだろうし、とても簡単にはいかない問題らしいです。

これからフランスへ来ようと思っているお友達にとっては、とても不安なことだと思いますが、パリ市内の危険性は今のところ全く無いです。危険性が出てきたら、わたしもまたここで書くことにします。
パリへ遊びに来ようとする人に対して、「心配ないからおいでよ~」ってワタシは言いたいのですが、心配するのは旅行する当の本人ではなくて日本に残される家族のほうだと思うし、それを思うとやはり、夫婦間、もしくは親子間でしっかり相談し、家族にあまり心配かけないような旅行をして欲しいなって思います。

クリスマスがやってくる

2005-11-07 18:47:42 | Weblog

ウチの近所のルピック通りに、もうこんな飾りつけが。
11月に入るとすぐ、がんばってる商店街は通りに飾りつけをしはじめます。
そして徐々に12月に近づくにつれ、ウインドウの飾りつけが始まるのです。
昨日はテレビのニュースで「パリ市内の大手デパートにて、恒例のウインドウの飾りつけが始まりました」とやってました。(ギャラリー・ラファイエットなどのことです。)デパートのデコレーションは、電気で動くハデなもので、毎年各店が競争してがんばっています。
が、地元の商店街のは店のショーウインドウをクリスマスの小物で飾ったり、店の前にデコレーションしたツリーを飾るくらいのものです。でもそれぞれの店なりに工夫を凝らしてたり、とってもかわいいものもあり、12月には、いろんなお店を見ながら歩くだけでとっても楽しい気分になります。

さて、クリスマスといえば・・・・プレゼント。これは毎年アタマが痛い問題。
「義父母や義妹のダンナには一体何をあげたら良いのか?」「義父母と義理妹とそのダンナと甥っ子と・・・お金がかかるじゃないか!」という問題です。かなりの難問。特に今年はウチも財政難なので困ってます。

そんな中、名案が浮かびました。
甥っ子へのプレゼントは、彼の大好きなキャラクターを刺繍したナプキンにしよう!です。(キャラクターについてはここに書いてます。)
フランスでは食事の際に必ず布のナプキンを(家庭でも)使うし、マイ・ナプキンが各自あるのです。でも小さい彼(3歳)は、まだよだれかけ生活のはずだから、マイ・ナプキンは持ってないハズ・・・(チャン~ス!)

下地となるナプキンはスーパーにて2ユーロで購入。(300円以下。)彼の大好きな赤色を選びました。
そして、キャラクターの刺繍。(がんばりました・・・)
最後に彼の名前を刺繍してできあがり。

上の「Pierre(ピェール)」は彼の名前。
キャラクター下には、彼の苗字を入れてます。(彼の両親は婚姻届を出してないため、苗字が両親の連名で長ったらしいのです・・・。)

洗って、キレイにアイロンかけて、リボンを巻いて・・・
10ユーロくらいで買ったように見えるかしら???


劇場にて、「アマデウス」

2005-11-06 21:50:59 | Weblog
今日は夫と観劇に行ってきました。
お題は「アマデウス」です。モーツァルトのお話。
これは映画でもあったので知ってる人多いんじゃないかと思います。
(わたしはこの映画が好きで、この劇もとっても気になってたんです。)

この演劇の主役俳優のうち1人、モーツァルト役には、今回初舞台と言うローラン・ダッチ(Lorant Deutsch)という映画俳優が出演してます。この人の主演映画「アメリカン」っていう、おバカなコメディーを見たことあるんですが、あのテンションはモーツァルト役にピッタリだ!と思ってたので、よけいでも見てみたかったのです。

普段は滅多に演劇など見ないので、他の俳優さんのことは全く知らないワタシ。でも夫が言うには、もう1人の主役俳優ジャン・ピア(Jean Piat)はフランスの舞台ではとっても有名な俳優なんだとか。

劇場そのものも、古くてとってもステキでした。
古い劇場って、どこも小さいんです。その小ささがまたステキ。声が届く範囲なんです。だからマイクは必要無い。それが自然でイイんですよね。

フランスで劇場に行くと、大抵席に案内してくれる係りの人がいて、チケットを見せると「こちらです」と先導してくれる。親切だな~と思っていると、席につくやいなや、夫はこの人に1~2ユーロの小銭を渡している。チップ必要だなんて、なんだかヤなサービス。
(夫の話では、このバイトにありつくためにはコネが必要らしくて、一日働くとかなりの儲けになるんだとか・・・)

開始のベルが鳴り、さぁ、いよいよ幕が上がります・・・と思いきや、逆に幕が下りてきた。アレレ?と思ってたら、そこから劇が始まったのでした。(幕の前で数人の男性が少し演じ、その後で本格的に“幕開け”となったのです。)

この劇、とにかく仕掛けがすごかったです。向こうが透けて見える大きなパネルをカーテンのごとく左右に動かし、舞台の奥を半分隠すようにしてみたり。(それで奥と手前の間に距離感を作っているのです。)
演劇については無知なわたしは、本当にビックリの連続でした。

そして何よりビックリしたのは、この老俳優ジャン・ピア氏の演技でした。
存在感とでも言うのか、何と表現したら良いのか・・・とにかくこんな人を見たのは初めてです。
まず、声の通りが違う。他の俳優さんは誰もが、声を前に押し出すようにしてセリフを語っているけれど、この老俳優だけは違う。小さな声でもハッキリと聞き取れるし、大きな声の時にもうるさく感じない。とても心地の良い「声の発し方」なのです。そうか、映画とは違って演劇にはこういうことも大事なんだな、と思いました。
そしてそんな彼が舞台でセリフを語っている時、わたしはスーッと、自然とお話の世界へ引っ張り込まれて行くのを感じるのでした。(御年81歳の俳優さんです。)

この老俳優とは違い、他の俳優さんたちは、若さがチラホラ目立っていて、モーツァルトの妻役の女優さんはさすがに演技が上手だったけれど、やはり「若い」のです。モーツァルト役のローラン・ダッチは、演技は悪くない(むしろ良い感じ)なんだけど、悲しいかな、発声が・・・(彼の声だけ小さく聞こえるのです。)やはり映画俳優なんだなぁって思いました。

肝心のお話の内容は、音楽界に彗星のごとく登場したモーツァルトと、当時の有名音楽家であった宮廷のお抱え音楽家サリエーリの間の人間関係、そしてモーツァルトの人生のお話。(まさに映画の内容そのものなんです。きっと同じ本を元にしてるんでしょうね。)

映画を見てたから内容もわかったんだけど、とにかく、わからない単語や言い回しが多すぎて、何も知らずに観に行ってたら???となるところでした。
聞き取れた面白い表現はいくつかあったんですが、そのうちの1つ calligraphier(カリグラフィエー) という単語を紹介することにします。

映画でも描かれていたように、天賦の才能の持ち主モーツァルトは“アタマの中で曲が全て完成していて、それを「あとは譜面に書くだけ」という状態だった”そうなのですが、劇中でもこのシーンがありました。
「もうオペラは完成したのか?」とたずねるサリエーリら宮廷人たちに対してモーツァルトは「ええ、ココ(頭の中)ではね。あとは(譜面に)書くだけですから。」と、へらへら笑いながら答えたのです。「信じられない!○週間しか経ってないのに全て完成させてるとは!」と宮廷人は驚き、サリエーリはモーツァルトの才能を理解していたので、彼の作品発表を恐れたのでした。
ここで登場した単語、「書く」が先ほどの「カリグラフィエー」なんですが、これってあの「カリグラフィー」の動詞形なんですよね~。つまり、カリグラフィーする、とでも和訳すればいいんでしょうかね。
でも「カリグラフィー」するってヘンですよねぇ。辞書では「みごとな書体で書く」と和訳されてるこの単語。このセリフに当てはめてみたら、「あとは見事な書体で書くだけですから。」って。これはあまりに変だ!!
当時はカリグラフィー(書道・習字)があまりに当然なことだったので、その単語自体が「書く・書き留める」という意味で使われていたのかもしれませんね。このあたり、歴史の中のフランス語に詳しい人に聞いてみないとわからないけれど・・・。

しかし、ワタシにも限度があって、わからない単語だらけで???な中、幕が一旦下りる時になぜか皆が笑っているので、後で夫に尋ねてみたんです。すると「あの老俳優が、“皆はどうか知らぬが、ワシの膀胱はすでにはちきれんばかりなので・・・”とか言って幕を下ろしてたからね。」って。
そんな気の利いたジョークが沢山ちりばめられていたこの劇。最後はとっても悲しい終わり方(モーツァルトの死)をするのですが、そんな中でも観客は笑ってる。ナゼ???
これも夫に聞いてみたところ、「サリエーリ役の老俳優が、“ワシが死んで、もしも聖人になれるとしたら、聖・凡人だろうな。凡人の皆さんの守り神になるのじゃ。”」とか言ってたらしいんです。
サリエーリは自分の才能の限界を十分に知っており、モーツァルトの有り余る才能に嫉妬し、あのテこのテでモーツァルトを追い詰め、最終的に暗殺したというお話。しかし当時の人たちにとってはモーツァルトの派手な曲調は耳慣れないものであり、サリエーリのありきたり(?)の音楽のほうを好んだようで、モーツァルトの才能は理解されなかったのでした。(唯一の才能の理解者が、宿敵サリエールだったとは皮肉な話ですよねぇ。)

「聖・凡人」の話に戻りますが、フランスには365日毎日に聖人が当てられており、それぞれの聖人が「○○の守護神」という感じで役割を持ってるんだとか。(例えばモン・サン・ミッシェルで有名な聖ミッシェルさんは、交通の守り神だとか。)そういうワケで、サリエーリが聖サリエーリになったとしたら、それは凡人の凡庸さを守る聖凡人ってことなんですね。(それでフランス人は笑ってたわけです。観客の大半が、凡人なわけですから・・・。)

映画のほうは、前半はとても派手で明るく楽しく、そして後半は悲壮感に満ちたメリハリのある内容でしたが、この劇はそれに準じる形でありながらも全体を通してスマートなギャグに満ちていて(それをフランスのエスプリとでも言うのでしょうか)、悲しいシーンでじ~んときながらも、どこか笑えるのです。

コレを読んでくれてるお友達の中で、この劇を実際にパリ9区の「Theatre de Paris」まで観に来ることができる人っていないかもしれないけれど、とにかく言わずにはいられない!ってくらい心動かされた劇だったので、ここに書きました。


この劇、「アマデウス」に関してはココを↓(仏語サイト)
http://images.google.fr/imgres?imgurl=http://www.billetreduc.fr/zi/br/sp_4198_p.jpg&imgrefurl=http://www.billetreduc.fr/les_critiques.htm%3Feid%3D247527&h=114&w=90&sz=3&tbnid=iPhOHIkasQcJ:&tbnh=81&tbnw=63&hl=fr&start=98&prev=/images%3Fq%3Djean%2Bpiat%26start%3D80%26svnum%3D10%26hl%3Dfr%26lr%3D%26sa%3DN

ジャン・ピアについてはココを↓(仏語サイト)
http://images.google.fr/imgres?imgurl=http://www.theatremontparnasse.com/lunes/images/jpiat.jpg&imgrefurl=http://www.theatremontparnasse.com/lunes/distri_01.htm&h=300&w=200&sz=13&tbnid=oF6-3jhO9LYJ:&tbnh=111&tbnw=74&hl=fr&start=6&prev=/images%3Fq%3Djean%2Bpiat%26svnum%3D10%26hl%3Dfr%26lr%3D%26sa%3DG
ここも↓(仏語サイト)
http://www.mairie-marseille.fr/vivre/culture/odeon/prof.htm
ここも↓(仏語サイト)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Jean_Piat


役者のローラン・ダッチについてはココを↓(仏語サイト)
http://www.allocine.fr/personne/fichepersonne_gen_cpersonne=24873.html

ローラン・ダッチ主演映画「アメリカン」の説明についてはココを↓(日本語サイト)
http://japan.unifrance.org/films/detail_film.asp?CommonUser=&langue=21010&cfilm=24387

イワシを食べる

2005-11-05 15:36:42 | Weblog

今朝はマルシェ(BIO)に行ってきました。(マルシェの話はまた書きますね。)
イワシを調達したので、さっそくお昼に焼いて食べました。

ちっこいのだと骨ごと全部食べられるかと思ったんだけど、内陸育ちの夫は「イワシって、骨がやたらあるからイヤなんだよねぇ~~~」とさも不服げに言うので、そんなオコチャマのような夫のために、わたしは腹開きをして背骨を取り、あばらも取ってあげたのでした。
そしてホントはパン粉をつけて油で焼きたかったのですが、面倒なので省略。(笑)
塩コショウの上に小麦粉だけまぶし、オリーブオイル&にんにくで油焼きしました。

そろそろほうれん草の季節だからなのか、今日はやたらキレイなほうれん草を発見したので、買ってきました。(フランスって、ほうれん草は葉っぱ部分だけブツ切りにして量り売りしてるんですよ。)
バラバラになってる葉を、まずは水でよく洗います。(泥がたくさんついてる確率が高いので。でも今回のはすごくキレイで、洗うのも1度で十分でした。)

で、洗った後に、こうして揃えて、茎の方向からお湯の中へ入れて茹でます。(日本だと根っこの方から入れるよね?だからワタシはわざわざこうしてるのです。)
そして茹で上がると、また一枚一枚葉をそろえて、水を絞ってから切ります。(日本式です。)

ジャ~ン! お昼ゴハンです。

先ほどのイワシとほうれん草。
ゴハンがやたら四角いのは・・・冷凍ゴハンをチン!したからです(笑)←スピードアップの為。
イワシは、小骨が身の中に沢山あったけれど、夫は「美味しい~」と言って喜んで食べてました。(やはり、小さなイワシだろうと背骨は取るべき?)

で、本日のデザートはコレ・・・ その名も「キワイ」。

なんじゃそりゃ!?って思うでしょ? ワタシもそう思ったよ。
マルシェで見つけた時、「コレナニ?」ってお店のにーちゃんに聞いてみたら、「これね、キワイ。」って。で、「キワイってナニよ?」と突っ込むと、「食べてみ」って。で、食べてみると、なんとキウイでした。
日本でも「サルナシ」って言うのがあるのよね。写真でしか見たこと無いけど。(興味ある人は検索してみて。)多分ソレなんだと思うんだけど。

断面はこんな感じ。ホラ、キウイでしょ?味もキウイだったよ。

サルナシの存在すら全く知らなかった夫に、「多分これは野生種のキウイよ」と解説。(この説明が合ってるのかどうかは不明だけど。笑)
見てのとおり、ちょっとばかしクタビレてる実だったせいか、キウイの酸っぱさが無くてと~っても甘かったです。そう、キウイだって、腐る寸前くらいまで熟れてたら甘いよね、あの味です。キウイのような毛が無いので、皮ごと食べれて面白いです。


マルシェにて

2005-11-05 14:13:07 | Weblog

今日は土曜日。
今朝は夫と一緒に、近所のマルシェ(BIO)へ行ってきました。

上の写真は魚屋さんのスタンド。このマルシェには2軒出てましたが、最初に見たのがコレです。(でも後で発見したほうのが鮮度が良さそうだった。)

お魚はこんな感じで売られています。
一番右側のが「舌平目」、真ん中のアタマが落とされてる大きい魚はLotte(ロット)という魚で、多分アンコウじゃないかと思うんですが・・・。(その左側のは何だったか忘れました。汗)

こちらは手長エビ。ゆでる前の手長エビは、透明感のあるきれいな淡い朱色でわたしは見るのが大好き。(食べるのも大好きだけど、高いので買えな~い。涙)

さて、八百屋さんでこんなモノを発見。これが例の「キワイ」でした。

近くで見ると↓こんな感じ↓。

同じお店で、ついでに栗も一握り買いました。栗ご飯にする予定です。


お肉屋さんでは・・・こんな感じです。(この足の黒いトリはなんだ??)

ウサギ好きの人、ごめんなさい。↓裸んぼのウサギちゃん・・・。

今はジビエの季節なので、野で狩ってきたキジや野ウサギなど、羽根や皮付き(死んだ状態のまま)で店先に並べてたりするんですが、このマルシェでは見ませんでした。でもこの裸のウサギやジビエ販売は、普通のお肉屋さんでもよく見る光景です。

もう一軒の魚屋さん。(こちらでイワシを購入。)

一番手前(写真下部)に一匹だけ写ってるのがサバ。(サイズは日本のよりちっこいけど、模様でわかりますよね?)その上にあるのは水イカだと思う。
で、写真左端の発泡スチロール箱に入ってる魚がサーディン(イワシ)です。コレを買いました。本当はサバ狙いだったんだけど、2匹しか残ってなかったし、なんとなく鮮度が気になったので、今回はイワシに。
いつもは「サバ、鯛、イカ」あたりを買っているんだけど、今回はじめてイワシを購入。

「イワシ6匹買っといてね」と夫に言い残し、夫を魚屋の列に並ばせたまま(笑)わたしは他の八百屋へ。

実は、このヘンテコリンなカリフラワーが気になっていたのです。
ローマン・カリフラワーって札に書いてあったと思うんですが、多分ソレがこの野菜の名前だと思うんですが、定かではありません。
で、コレを1個買ってみました。(まだ食べてないので、味の感想はまた書きますね。)


本日のぺこ

2005-11-04 18:59:40 | Weblog

最近、わたしたちの食事中にウルサイぺこです。特に朝起きてすぐの時。
夫は仕事に出かけるので、朝7時から居間で朝ごはんの支度をします。といってもコーヒー&パンなんだけど。それでも電気は点けるし音はするし、テレビももちろんつけるので、ぺこは当然目覚めます。外はまだ薄暗い時間。
「出してぇ~ 出してぇ~」と言わんばかりの“呼び鳴き”です。
(人間を呼ぶために、鳥がやたら叫ぶように鳴くことを「呼び鳴き」と言います。)
朝からチュンチュンうるさくて・・・オマエはスズメか?
でも甘やかすとクセになるので、最近は無視してたりします。
「わたしたちが食べる時は、ぺこも食べるの。わかった?」と言って、放置。
しばらくすると諦めるのか、こちらを横目で見ながら自分のエサを食べ始めたりしますが、頑固に鳴き続ける時もしばしば。それでも、わたしたちの食事中はカゴから出さないことに決めています。

そして食事が終わると、外に出してあげます。

この写真のぺこは、一体ナニをしてるのでしょうか・・・?
正解は、「発泡性ビタミンC剤の発泡する様子を観察」しているのでした。(笑)
シュワ~ッてなるのが面白いみたいです。(写真を撮った時はすでに発泡し終えてきてますが、このちょっと前まで激しく発泡してたので。)

なかなか素直に写真を撮らせてくれないぺこ。
またこんなショットになってしまいました・・・

なんだかオバケみたいです。
翼を少し浮かしぎみにしてるのがわかりますか?
これは、鳥が飛び立つ直前によくやる格好で、向こう側へ飛びたい(飛び付きたい)っていう意味でもあるし、もしくは興奮している時でもあります。興奮と言うと、わたしの中でちょっとスッキリしない感覚があるのですが、つまりは感情が「!」となっている状態ってことです。
ぺこはよく、感情が「!!」や「!!!」になると「ぺこっ!」と叫びます。(言葉の使い方を間違っていないか・・・???)


雑草を植える

2005-11-03 23:11:15 | Weblog
今まで何度か書いた通り、我が家は日陰・・・雑草も生えぬ、日陰。
ウチのインコ用に何度か雑草の育成を試みたけれど、あえなく失敗。
そうまでして育てたい雑草とは、コレ。
春の七草に登場する「ハコベ」なのです。
これは別名「ヒヨコグサ」と呼ばれていて、昔から鳥に与える草として知られているものです。
(どんな草かよくわからない人は、画像検索にかけてみてね。)

これってどこにだって生えてる普通の雑草で、空き地に行けばいくらでも入手できる。でも、普通の道路端に生えてるようなのは一体どんな薬が撒かれているかわかったもんじゃないので、そんなものは与えたくない。というわけで、一番良いのが「自家製はこべ」なのです。
でも、ウチにわずかにはこべが生えてきたと思って大事に育てていたら、ひょろり~んとなるだけで、花もつけない・・・。これでは種で増殖させることができないではないか!!
それを何度も繰り返した挙句、もう1年が経っていました。ギブアップです。
そして先日、夫の実家へ帰省した際に、庭からはこべを抜いて持って来ることに。
室内栽培してみようと思ってるんだけど、やっぱ外のほうがいいのかなぁ。
とりあえず、挑戦。(まさに挑戦。雑草にとって、生きるか死ぬかの・・・。)

で、そんなワタシの努力は知りもしないぺこ。
この写真で○で示した箇所、美味しそうにかじって食べてました。(でもその直後にお遊びしたくなったらしく、食べてる途中でWebCamのコードにぶら下がって遊び出したので・・・かごへ強制送還となりました。笑)

田舎で栄養タップリの土壌で育ったはこべ、美味しかったかな???

何もしたくない日

2005-11-03 21:41:51 | Weblog
何~んにもしたくない時って、あるよね。
(会社勤めしてたらそんなワガママ言ってられないんだろうけど・・・・)

そういう時に、無理に何かやろうとして、そうしてストレス溜めて。
そんな繰り返しがイヤになり、もう何年も前からそういうのは止めました。
(それができる環境に恵まれた、ということもあるし。)
何にも縛られたくない。義務というのがイヤになった。
学校でさえ、「行きたくない時」には行きたくない。
(ましてや、今わたしが通っているのは「学校」ではなく「アトリエ」なのです。)

というワケで(何が!?苦笑)、今日はサボリ。
昨日からのこのどうにもできない気分は新月のせいにしておくことに。
ようやく踏ん切りがついて、アトリエに今日は行かないことに。
そして、今からちょっとお昼寝でもして、それから中庭で鉢の手入れでもしよっかな?

「さて、今日はこれから何をしようかな?」
そう言いながら日々を過ごせるのって、どんなに幸せかと思います。
今、そういう生活を与えてくれている夫には本当に感謝です。




でも・・・アトリエをサボッたって言ったら、今夜夫におこられること間違いなしです。(汗)
(ちょっと怖~いなぁ~~~)

タラマ

2005-11-02 17:01:46 | Weblog

とあるブログの記事に感化され、わたしもついに、この禁断の(??)ピンクの物体に手を出してしまいました・・・。
フランスに来た時から気になっていたんです、コレ。その名もTARAMA(タラマ)。
ギリシャ料理とからしいんですが、詳しくはよくわかりません。
フランスではどこのスーパーでも必ずといって良いほど、冷蔵コーナーで売ってるんです。でも、このあまりにウソっぽい色が原因で、(しかも夫は「コレ、キモチワルイもので出来てるんだから」とか言うし、)今まで買ったこと無かったのです。

そのブログの記事によると、これは魚卵でできてるとのこと。
容器にも、まさしく「タラコ(燻製+塩味)」と書かれています。これが主な原材料ってことです。

で、実際食べてみました。

コレを、ミニサイズのホットケーキみたいなパンをトーストしたものに塗って食べるのですが、なかなかイケます。けっこう美味しいんです。
が、いかんせん、油(多分サラダ油)が多いみたいで、途中からやはり飽きてきました・・・。でも美味しかったです。アペリティフの時に、こういうの数種類出てきたら嬉しいかも、って感じです。

在仏日本人は、コレをいろんな料理に利用しようとしてるらしいのですが、わたしが昨夜思いついたのは、「何かのお料理の表面にコレを塗り、オーブンで焼き目をつけるようにすれば美味しいのでは?」というアイデアです。
その“何かのお料理”、つまりメインとなるお料理は、一体何が良いかはまだ決まってないのですが。
先日の帰省で、義母が貝柱のグラタン様のお料理を作ってくれました。それはソースのとろみが薄かったのですが、とろみがかなり固いものであれば、そういうのの表面に塗って焼いてもいいかも・・・と想像しています。

さ~て、何の料理で試してみようかな。


クスクス用のスパイス・ミックス

2005-11-01 19:55:21 | Weblog

10月26日の記事にて紹介した、クスクス用のスパイスを今回ちゃんとご紹介します。

この写真のがソレです。
その名もズバリ、「クスクス用スパイス」と書かれています。
お店(モノプリだったかな?)でこれを発見した時は「うわ~ぃ!」と心の中で叫んでしまいました。

さて、中身はと言いますと・・・
  - poivre gris moulu(粉引きコショウ)
  - ail(にんにく)
  - gingembre(しょうが)
  - moutarde(マスタード)
  - cannelle(シナモン)
  - muscade(ナツメグ)
  - piment fort(トウガラシ)
  - piment doux(パプリカ)
  - girofle(クローブ)
の混合だそうです。(ざっと眺めてみただけでも、お肉と合いそうなものばかりですよね。)
使用方法というか、使用するアイデアとして、「エキゾチックなお料理、サラダ、赤身のお肉、お魚など」と書かれていました。(魚に合うのかな???)

で、コレをわたしは「なんちゃってクスクス」に利用しているのです。
(だってホントのクスクスの作り方がわかんないんだもん・・・。)

わたしの作り方のクスクスは、野菜を切ってビーフスープのキューブと一緒に煮込み、このクスクス用ミックスと塩コショウで味を調えるってだけのものです。至って簡単。それでもけっこう美味しいものができるんですから、料理って不思議ですよね~(笑)
使う野菜は、ズッキーニ、ニンジン、カブ、トマトなど好み(&冷蔵庫次第)で。ホントのクスクスにはエジプト豆?が入るのですが、これは省略しました。
クスクス用ミックスは、ほんの少しだけ入れました。というのも、わたしがナツメグのニオイがキツいとダメだからなんです。(このミックスにはかなりの割合でナツメグが入っていて、とにかくぷんぷんナツメグ臭がするので。)

前回のエセ・エジプト料理でやった牛ミンチが美味しかったので、今回のクスクスに加えることにしました。(実際、お店ではこんな感じの組み合わせなんです。)

まず、赤身の牛ミンチ(脂身が少なめのもの)を買ってきて、ボウルに入れてこねます。途中で、塩コショウ、そしてまたしてもクスクス用ミックスをここにも入れます。しかし今度はクスクス用ミックスを沢山入れます。(焼いてしまえばかなり香りが抜けるので。)
粘り気が出るまで練ったら、一口大に丸めて、フライパンでジューッ!と焼きます。ちゃんと焦げ目がしっかりつくようにね。(これが美味しさのポイントです。フライパンを熱くしてからお肉を焼きましょう。)

それから、肝心の「クスクス」を作ります。
いや、上の野菜煮込みも多分クスクスって名前だと思うんだけど・・・これから作るのもクスクス。(一体どっちがクスクスなんだかわかんないんですけど、そのへんは突っ込まないで下さい。)

クスクスに使うのは、クスクス用のクスクス、目の細かいもの(Fin)を選びます。(なんだか「瓜売りが・・・」って感じの文になっちゃった。)
これをタルト皿のように底が平らで少し高さのあるお皿に入れ、お湯をひたひたに注ぎ、油を少し垂らしてフタをして蒸らします。蒸らし時間は箱に書いてあるとおり、この場合は3分です。
使う油は、一般的にフランス人はサラダ油やオリーブ油を使うのですが、友達のHさんが言うには、本場アラブ系の人は牛の脂を使うんだそうで、味はバターっぽいということなので、今回はマーガリンにしてみました。(オィオィ!)
ホントはバターにしようかと思ったんですが、バターだと固いから溶けにくいかな?と思ってマーガリンに。でもマーガリンは溶けにくくて、失敗でした。バターのほうが逆に溶けやすかったのかも・・・。(お湯に溶かしてから注いだほうがさらに良いかも。)
そうして蒸らしたクスクスを、フォークでひっかきながら別のお皿に入れます。これでできあがり。

そして先ほどの「野菜の煮込み」、「焼いたお肉」と一緒に食べるのが「クスクス」というお料理なのです。

真ん中の薄緑色のボウルは、Hさんがお別れの時にプレゼントと言ってくれた品です。何に使おうかな~?と思っていたのですが、クスクスの際にピッタリ!
(Hさん、ありがとう~!)

野菜の煮込みがあんまり写ってないので・・・アップにしました。

こんな感じです。

これらを、お皿の上で混ぜながら食べるのです。
ツブツブのクスクスをお皿に盛り、野菜煮込みのクスクスを上からかけて混ぜて食べます。その感覚が、日本の「ぶっかけご飯」に似ててワタシは大好きなのです。

日本在住のみなさんは、この「クスクス用スパイスミックス」や「クスクス」(粒々)が手に入りにくいかもしれませんが、スパイスミックスは上記のモノを適等に混ぜてやれば良いし、最悪「塩コショウとナツメグだけ」でもなんとかなりそうな気がします。
しかし、粒々のクスクスだけは必需品です。(それが無いと、クスクスというお料理は成立しませんからね。)輸入食材店へ行けば多分売ってると思うので、興味のある人はぜひ探してみてね。

ちなみに、このクスクス(粒々)には目の粗さが3段階くらいあって、中位とか大き目のはサラダに利用します。これも美味しいんですよ。