10月26日の記事にて紹介した、クスクス用のスパイスを今回ちゃんとご紹介します。
この写真のがソレです。
その名もズバリ、「クスクス用スパイス」と書かれています。
お店(モノプリだったかな?)でこれを発見した時は「うわ~ぃ!」と心の中で叫んでしまいました。
さて、中身はと言いますと・・・
- poivre gris moulu(粉引きコショウ)
- ail(にんにく)
- gingembre(しょうが)
- moutarde(マスタード)
- cannelle(シナモン)
- muscade(ナツメグ)
- piment fort(トウガラシ)
- piment doux(パプリカ)
- girofle(クローブ)
の混合だそうです。(ざっと眺めてみただけでも、お肉と合いそうなものばかりですよね。)
使用方法というか、使用するアイデアとして、「エキゾチックなお料理、サラダ、赤身のお肉、お魚など」と書かれていました。(魚に合うのかな???)
で、コレをわたしは「なんちゃってクスクス」に利用しているのです。
(だってホントのクスクスの作り方がわかんないんだもん・・・。)
わたしの作り方のクスクスは、野菜を切ってビーフスープのキューブと一緒に煮込み、このクスクス用ミックスと塩コショウで味を調えるってだけのものです。至って簡単。それでもけっこう美味しいものができるんですから、料理って不思議ですよね~(笑)
使う野菜は、ズッキーニ、ニンジン、カブ、トマトなど好み(&冷蔵庫次第)で。ホントのクスクスにはエジプト豆?が入るのですが、これは省略しました。
クスクス用ミックスは、ほんの少しだけ入れました。というのも、わたしがナツメグのニオイがキツいとダメだからなんです。(このミックスにはかなりの割合でナツメグが入っていて、とにかくぷんぷんナツメグ臭がするので。)
前回のエセ・エジプト料理でやった牛ミンチが美味しかったので、今回のクスクスに加えることにしました。(実際、お店ではこんな感じの組み合わせなんです。)
まず、赤身の牛ミンチ(脂身が少なめのもの)を買ってきて、ボウルに入れてこねます。途中で、塩コショウ、そしてまたしてもクスクス用ミックスをここにも入れます。しかし今度はクスクス用ミックスを沢山入れます。(焼いてしまえばかなり香りが抜けるので。)
粘り気が出るまで練ったら、一口大に丸めて、フライパンでジューッ!と焼きます。ちゃんと焦げ目がしっかりつくようにね。(これが美味しさのポイントです。フライパンを熱くしてからお肉を焼きましょう。)
それから、肝心の「クスクス」を作ります。
いや、上の野菜煮込みも多分クスクスって名前だと思うんだけど・・・これから作るのもクスクス。(一体どっちがクスクスなんだかわかんないんですけど、そのへんは突っ込まないで下さい。)
クスクスに使うのは、クスクス用のクスクス、目の細かいもの(Fin)を選びます。(なんだか「瓜売りが・・・」って感じの文になっちゃった。)
これをタルト皿のように底が平らで少し高さのあるお皿に入れ、お湯をひたひたに注ぎ、油を少し垂らしてフタをして蒸らします。蒸らし時間は箱に書いてあるとおり、この場合は3分です。
使う油は、一般的にフランス人はサラダ油やオリーブ油を使うのですが、友達のHさんが言うには、本場アラブ系の人は牛の脂を使うんだそうで、味はバターっぽいということなので、今回はマーガリンにしてみました。(オィオィ!)
ホントはバターにしようかと思ったんですが、バターだと固いから溶けにくいかな?と思ってマーガリンに。でもマーガリンは溶けにくくて、失敗でした。バターのほうが逆に溶けやすかったのかも・・・。(お湯に溶かしてから注いだほうがさらに良いかも。)
そうして蒸らしたクスクスを、フォークでひっかきながら別のお皿に入れます。これでできあがり。
そして先ほどの「野菜の煮込み」、「焼いたお肉」と一緒に食べるのが「クスクス」というお料理なのです。
真ん中の薄緑色のボウルは、Hさんがお別れの時にプレゼントと言ってくれた品です。何に使おうかな~?と思っていたのですが、クスクスの際にピッタリ!
(Hさん、ありがとう~!)
野菜の煮込みがあんまり写ってないので・・・アップにしました。
こんな感じです。
これらを、お皿の上で混ぜながら食べるのです。
ツブツブのクスクスをお皿に盛り、野菜煮込みのクスクスを上からかけて混ぜて食べます。その感覚が、日本の「ぶっかけご飯」に似ててワタシは大好きなのです。
日本在住のみなさんは、この「クスクス用スパイスミックス」や「クスクス」(粒々)が手に入りにくいかもしれませんが、スパイスミックスは上記のモノを適等に混ぜてやれば良いし、最悪「塩コショウとナツメグだけ」でもなんとかなりそうな気がします。
しかし、粒々のクスクスだけは必需品です。(それが無いと、クスクスというお料理は成立しませんからね。)輸入食材店へ行けば多分売ってると思うので、興味のある人はぜひ探してみてね。
ちなみに、このクスクス(粒々)には目の粗さが3段階くらいあって、中位とか大き目のはサラダに利用します。これも美味しいんですよ。
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わたしは、2枚のミンチ・ステーキをこねたんですが、かなり沢山このスパイス入れました。(どぱどぱっ!と2~3振りくらいを、3回も。)
出来合いのクスクスってありますけど、あれってどんなのか試したことないんです。缶詰のは美味しかったですか?
それはいけません、是非試しましょう。
というワケで、次回マカロンさんがパリに来られる際には、ウチの近所の美味しいクスクス料理店を紹介しますので、そこでぜひ味見を・・・。
わたしも、缶のは美味しく無いんじゃないかな~?って気がしてました。もともと缶詰の野菜とか好きではないし、今ウチにラタトゥイユの缶詰があるんですが、まさに「非常食」のような感じで、ず~っと棚の奥に置いてあるんです。(苦笑)あんまり食べる気しなくってね。
クスクスは、「なんちゃってクスクス」であればワタシの記事を参考にしていただければ簡単に作れるので、ぜひぜひ生のお野菜で試してみてくださいね。
生の野菜で作った方が確かに美味しいだろうなぁ。プチポワキャロットとかはよく利用してますけどね、クスクス用のは味がついてるし、自分でアレンジの仕様がないので、困ります。
そうだ、昨日サバ買ってきて、自分で3枚におろして焼いて食べました。感動!1匹ちっちゃいので1.5ユ-ロくらいだったけど、満足です。これからも魚屋さんにいきますよ。今日は買ってきたえびを食べます。
ところで、スイートコーンの缶詰の表示をよ~く読んでみると、sucreの文字が・・・。というワケで、神経質な義妹はスイートコーンの缶詰はゼッタイ買わないと言ってました。(わたしは時々食べるけど。)
缶詰って、忙しい時はとっても便利だけど、やっぱり生ので作ったほうが美味しいよね~。
サバに挑戦したのですね!なかなかイケるでしょ?
でもあのちっこいサバを3枚におろすなんて・・・ウチではワタだけ出して1匹そのまま焼きます。
昨日ウチではイワシを買ってきて、開いて油で焼いて食べました。レモンをチュッ!と絞ってね。ブログ用に写真撮ったんだけど、時間無くてまだ載せてません・・・。
いわしも良いですし、あとはアジが美味しいですよ。
魚の仏語名はあまり覚えて無いんですが、サバもアジもイワシも、模様とかでわかりますよね。
あ、赤い小鯛があると、わたしは普通に焼くか南蛮漬けにするんですが、夫は「焼いた鯛は美味しい」って言ってました。最近味がわかるようになってきてます。舌も「慣れ」なんですよねぇ。