わたしたちの朝はゆったりと始まります。
観光に追われて必死に走り回るのは疲れますよねぇ。
お寝坊さんのわたしたちは、週末だし夫も遅く起きるので、のんびり朝食をとりました。
この「BANANIA(バナニア)」という飲み物、実はバナナの入ったココアなんです。
原材料は、
砂糖、カカオ(脱脂)、炒った穀物、カカオ32%のチョコレートパウダー、
バナナ、はちみつ、バニラエッセンス、塩
となっています。
バナニアという商品名もバナナからきた名前で、昔のパッケージは黒人さんがバナナを持って「y'a bon」と言ってる絵でしたが、黒人さんがバナナを持ってる姿と、この間違ったフランス語(仏領の島で話されている短縮語なんだと思います)のせいで“黒人差別的なイメージを与える”としてパッケージの絵が何度か変えられたと夫が言ってました。
(日本でも、カルピスのパッケージがそういう経過を辿ってますよね。)
ちなみに、や(妻)さんが飲んでるバナニアのカップは砥部焼です。
この夏、わたしたちが砥部に行って焼き物会館を見学した際に、記念品としてもらったものです。(ここは本当にパリなんですよ~、日本じゃありませんよぉ~っ!笑)
ゆっくり朝食をとった後、ウチから歩いて20分ほどの所に水曜と土曜だけ出るマルシェへ行きました。今日のお昼に食べる「ムール貝」と「根セロリ」を買いに。
↓これが、根セロリです。
あまり何も考えずに撮影しちゃったので、背景の色と根セロリの色が似てて、わかりづらくてゴメンナサイ・・・(汗)
根セロリはけっこう大きい(メロンくらいのサイズ)ので、半分だけ買いました。
↓これが断面です。
この根塊を、食べるのです。
根セロリのサラダはいつも夫に作ってもらっているので、今回も例にもれず、夫登場。
使っているのは「ベンリナー」という日本製のスライサーです。
これが非常に便利でね、さすがはベンリナー!(笑)
大阪の道具屋筋で買ってウチの実家でずっと使っていたんですが、あまりの便利さに、帰国した時に同じのを買ってきたのです。フランスでも調理用具専門店へ行けば売ってたりするんですが、日本で買ったほうが当然安いのです。
さて、スライスした根セロリを、夫はヴィネグレットと呼ばれるフランスのドレッシング(マスタード入りで黄色い)とバルサミコ酢を混ぜたソースで和えます。
実際のところ、レシピなど見て作ってるわけではなく、たまたまウチにこれらの酢があるから使ってるだけ、と夫は言っていました。各人それぞれに作り方があるんだと思います。
これが、できあがった根セロリのサラダ。
スライスしてドレッシングと和えただけです。(上に乗ってるオレンジ色のは、わたしが型抜きして飾った“ニンジンのもみじ”です。この野菜の抜き型も道具屋筋にて購入。クッキーの抜き型とは違い、先端が刃物のようになってるのでかなりの切れ味です。)
さて、ムール貝はといいますと・・・
貝は水で軽く洗い、玉ねぎを刻んでおきます。
そして大きめのお鍋にバターを入れて玉ねぎを炒めます。
そして白ワインを入れて煮ます。
玉ねぎが柔らかくなったら貝を入れ、フタをして蒸し焼きにします。
時々貝を、上下ひっくり返すような感じで鍋の底から上までよく混ぜます。こうしていくうちに、ほぼ全部の貝が口を開くので、それでできあがり。
(好みで刻みパセリを入れてもいいみたいです。)
できあがったムール貝で~す。
アサリとかとはちがって、独特の甘みのような味があるし、何より身がふっくらしてるのです。(ふっくら感は、日本の牡蠣に似てるかも。)
ムール貝は手で食べるのですが、食べ方があるのです。
最初は手で身をつまんで食べ、次からは、その最初の貝殻をピンセットのように使って身をつまみ出して食べるのです。慣れると面白い作業です。
なんだかお腹もいっぱいになって、3人とも疲れてしまい、ちょっとお昼寝でもしようか?ってことになりました。
しかし・・・・ワタシに昼寝をさせたらヤバイのです。
(パジャマに着替えてベッドで耳栓して寝るのですから、2時間くらい寝たりするんです。これって昼寝とは言わないかも・・・?)
寝てる途中で夫がわたしを起こしに来ました。でも、どうにも体が動きません。ベッドから出ることができません。
「うぅ~~ん・・・」と唸り声を上げ、再び寝るワタシ。
そして・・・わたしが寝ていた間になんと、や(妻)さんは1人で外出してしまったのでした。←チャレンジャーです。
わたしが起きたら夫が1人居間にいて、「彼女、散歩に行くって出かけたよ」と言うので「携帯と鍵、渡した?」と聞いたら「ううん」って・・・。
迷子にでもなったらどうするんだ!!!!(←可能性、大)
夫は「僕、これから買い物に行ってくるからね。」と出かけてしまうし、わたしは一人で家から動けなくなりました。どこへ行ったかもわからない友達を探し歩くより、待ってるのが確実。
ちょっとドキドキしつつ待ってると、日が暮れてきました。さすがに心配になり、ドキドキハラハラしていると、彼女が戻ってきました。
彼女としても、“ちょっと近所を散歩してくる”つもりだったらしいのですが、道に迷ってけっこう遠くまでウロついてしまっていたようで、結局2時間くらい散歩してたことに。
ま、無事に戻ってきたので良かったんですけどね。(苦笑)
彼女が迷子になっていた時の感想はコチラを読んでみてください。(笑)
ちなみに、わたしの睡眠病(?)は遺伝かもしれません。
先日、母のイトコと話していた時、彼女もわたしと全く同じこと言ってましたから。血とは恐ろしいものです。
さて、今夜のゴハンは、夫が前日から煮込んでいたポトフです。
ポトフって、わたしにとっては良い印象が無いのですが、や(妻)さんが「ポトフ作ろうよ~」と言っていたのを夫に話すと、なぜかウチの夫のほうに火がついたようで、レシピを見ながら作ってたんです。(苦笑)
ポトフは、要は「野菜とお肉の煮物」であり、日本の「おでん」のような存在。
しかし、おでんはお醤油とかで味付けするのに対し、ポトフは味付けをしないようです。
お肉屋さんへ行って「ポトフ用のお肉ください」って言うと、適当に数種類の肉を混ぜて売ってくれるらしいです。今回夫がそうして買ったのは、牛ほほ肉と、あと2種類なんだったか忘れた・・・とか言ってました。
野菜は、カブ、ニンジン、じゃがいも、根セロリなどを入れてました。
これら野菜やお肉をお皿に取り、お塩やマスタードなどをつけながら食べるのです。
ポトフとおでんの決定的な違いは、このスープです。
ポトフを食べる時には、ゆで汁をこうしてスープとして飲むのです。
実は・・・わたしは「義母のポトフ」「義妹のダンナのポトフ」をすでに食べていて、どちらも残念ながら好きではありませんでした。今回我が夫のポトフをはじめて食べたのですが・・・これもやはり好きでは無い。
なぜワタシはポトフがダメなのか?と散々考えてみたところ、行き着いたのはこのスープでした。
「わたしはポトフが嫌いなのではなく、このスープが嫌いなのだ!」と。
これを飲むと、味の調整もしていない単なるだし汁を飲まされているような気分になるのです。しかも、牛肉のスープなので濃い感じ。塩を入れると少しはマシな味になって飲めるのですが、もっと何かを足したい!という欲求に駆られるのです。
でも、これは義母も義妹のダンナも同様に「味付けしてないだし汁」状態のものを出してくれたので、これがポトフの本来の食べ方なんだと思うんですね。しかも、誰も塩とか入れて味調整などせずに、さも美味しそうにスープ飲んでたし・・・。
さ、本日のデザートです。
マルシェに行った時に近くのパン屋さんで買った、りんごのタルトづくしです。
それぞれに種類は違うのですが、どれもりんごを使って作られてます。
このパン屋さんには日本人の研修生がよく来るとかいう話です。わたしたちが行った時は見ませんでしたが。
本日は、マリアージュ・フレールのブランチからスタート。
や(妻)さんは、前回一緒に来た時にわたしが食べたこのブランチがとってもお得そうに見えたらしく、今回これをぜひ食べたいとのことで、再び一緒に来たのです。
このお皿&フレッシュ・フルーツジュース&ケーキ&好きな紅茶=25ユーロくらいだったかな?(値段忘れました・・・)
どれもこれも美味しいので、それなりの値段だと思います。(ただ、1階の席だと人がやたら通る場所の側でガサガサした雰囲気だったりもするので、できれば2階席のほうが落ち着けますね。)
さて、上の写真のお皿ですが、サーモンの下にはサラダが。その手前にはエビが。そして器の中にはスクランブルエッグが。その横にあるパンはブリオッシュのトーストにバターがすでについています。これと一緒に、紅茶のジュレ2種が出てきました。
写真手前に見える黒い容器は、そのまんま「抹茶塩」なのです。
ふぅ~ん、こんな風にして売ってるのね~と感心しながら眺めつつ、や(妻)さんにフランスのヌーベル・キュイジーヌでは抹茶がブームだという話をしていたら、それを見たのかどうか、ウェイターの1人が近づいてきて「こちらは、マッチャというお茶の粉と塩を混ぜたもので、こちらのマダム(=や・妻)のお料理のためにお持ちしてあります。」とわざわざ説明をしてくれた。(というのも、胃炎で食欲なかったわたしは単品でケーキとお茶だけを頼んでいたからなのです。なのに抹茶塩なんて手にしてるから・・・・笑)
「えぇ、知っていますよ。」とわたしが答える前にウェイター氏に「でも多分お客様のほうが良くご存知でしょうが。」と付け加えられました。
そんなわたしが頼んだのは、このケーキ。「抹茶のタルト」です。
見てください、このボリューム!
しかも見た目だけじゃなく、味も重いのです。
どこかで味わった味だな~、この食感も。。。と思って味覚の探求をしていたところ、ひらめきました。「チョコレートケーキの重たいヤツの食感に似てる!」とね。でも、材料はチョコではなく抹茶のはず。それにこれだけ抹茶の香りが出ているということは、相当な量の抹茶を使っているはず。
そこで、お菓子作りが大好きなや(妻)さんがひらめいた。「もしかして、ホワイトチョコ?」
これ、大当たりだと思うんだけど・・・どうだろう。今度一回作ってみたいです。
や(妻)さんがデザートに選んだのはこのケーキです。
こちらもなかなか美味しそうでしたが、チョコケーキにはさほど興味の無いわたし、自分の選んだケーキのほうが好きでした。
そして実は、なんと、わたしは今回はじめて「マルコポーロ」を飲んだのです。
あんなに有名なのに、今まで飲んだことが無かったの。
レッド・フルーツの香りがつけてある紅茶で、フレーバーティーの割には嫌味の無い香りなので日本人に好まれるのが理解できました。美味しかったです。
マリアージュ・フレールといえば紅茶専門店。そんなお店のサロンで出されている紅茶用のお砂糖が、コレでした。ざらめ砂糖です。
実はコレ、お店で売ってるので買えるんです。ということは、粉のお砂糖とか角砂糖とかよりもこのお砂糖のほうが紅茶に良いと言いたいってこと?
ここでは「フランス流ナントカ・・・」っていう紅茶指南本(日本語版)も売っています。それ読んだら説明してあるかもね。
ざらめ砂糖の意味を気にしつつも、わたしが目をつけたのがコレです。
銀のナイフの持ち手部分に刻まれた、マリアージュ・フレールの文字。
ワタシ、こういうの好きなんですよ~。
名店はやはりこうでなくっちゃね。(そうでない店も案外あるのです。)
そしてココ↓にも・・・
・・・・・・・見えますか?
芸が細かいですね。
今日はこの後、この近辺を散策する予定だったのですが、なんせ紅茶を4杯くらい飲んでる2人。利尿作用のある飲料をそんな大量に飲むと、出るものが押し迫ってきます。や(妻)さんもこのように表現しています。(笑)
マリアージュ・フレール店内で買い物をしつつ、再びサロンのトイレへ戻ったり・・・何やってんだか。(汗)
そして何とかトイレの苦難を乗り切ったわたしたちは、次の目的地である、修道院関連の品を売っているお店へ行きました。
パリ市役所裏手の教会裏にあるこの小さなお店、知らないとなかなか発見できないのですが、お菓子関連の本などで紹介されてたりします。
フランス各地にある修道院で作られた食品を売っているお店で、はちみつやお菓子、ジャムなど購入することができます。
(11月29日の記事に書いた「魔法の水薬」はこのお店で買ったのです。)
そのお隣では宗教関連の本やら何やら売っています。
その後サン・ルイ島を散歩し、またトイレに行きたくなったわたしたちは、わたしの頭脳に記されている「パリ・トイレリスト」に載っている(←秘密リスト)トイレの1つである“ラファイエット・グルメのトイレ”を目指したのです。いや、トイレだけでなくラファイエット・グルメへ行って買い物するのも目的だったんだけどね。
ギャラリー・ラファイエットとプランタン、パリのデパートの双璧が肩を並べる界隈に来たので、まずはウインドウ見学を。
クリスマス時期になると、こうして両デパートは競うように外観を飾り立て、そしてショーウインドウにいろんな仕掛けをした飾りを作ります。
この写真はプランタンの外観です。(ギャラリー・ラファイエットの外観は、毎年決まって神戸のルミナリエみたいな感じなんです。)
ショーウインドウはこんな感じになってます。
これ、どっちのデパートだったかなぁ・・・(汗)
かわいい音楽が流れていて、人形たちが動いてるんです。子供達は毎年これを見に、親と一緒にここへ来ます。
こんなのもありました。ホテルのドアマンが立っています。
写真の右手に、実はピンクのリムジンがあるのですが・・・フレームに収まっていません。
これは確か、ラファイエットの方だったと思います。
この超アフロがすごいので撮ってみました。(野宮真貴でもここまではやるまい・・・)
さて、ラファイエット・グルメにて。
トイレを済ませ、お土産を物色。お惣菜とかイロイロ買いたくなっちゃうんだけど、やっぱ高いからね~。でもここにサダハル・アオキとかあるの知りませんでした。(普段行かないから・・・)
そして帰宅。
ようやく家に辿り着いた頃には、トイレの呪縛から解き放たれていました・・・
もっと早く解放して欲しかった。。。
今日はパリではなく、パリ市内から電車で1時間ほどの所にあるシャルトルという街へ行くことに。彼女が前に来た時にここに行きたがっていたのですが、生憎と目的地が冬期閉館だったので諦めたのです。その目的地とは・・・?(番外編2にて。)
(ちなみに、この記事も彼女のとリンクしてま~す。)
暴動もさることながら、わたしが恐れていたのは公共交通機関のスト。
来週ストが決行されるかもしれない、というニュースが入ってきたので、急遽シャルトル行きを早めたのです。
家を出たのは11時ごろだったかな?朝寝坊というか、朝だらりんなわたしたち・・・。そしてモンパルナス駅からシャルトルへ出発!
しかし、腹が減っては・・・・ということで、ちゃっかりパンを購入してまして、車内でいただきました。
左上の平べったいのは、わたしの好きな「タルト・オー・シュークル」(お砂糖のタルト)です。ブリオッシュ生地に砂糖とバターをたっぷりかけて焼いただけなんだと思う・・・かなり素朴。でも美味しいのです~。懐かしい味なのですよ。(しかし意外にも1.80ユーロくらいする。ちょっと高いと思うワタシ。)
手前の人型のパンは、「サン・ニコラ」(聖ニコラ)と呼ばれるパン。本来ならばジンジャー・クッキーのような感じなんだと思うんだけど、フランスのパン屋がこの時期よく売り出すのは、こんな感じのブリオッシュみたいな生地のものです。毎年クリスマス時期に出現し、そしてクリスマスとともに店頭から姿を消します。
(聖ニコラが、サンタクロースのモデル・・・だったよねぇ???←うろ覚え。)
さ。そうこうしてるうちに、早くも到着っ! シャルトル駅で~す。
↑けっこう地味よね・・・。ま、田舎の駅なんてこんなもんかな。
実は(って言うほどでもないが、)9月にわたしの母たちを連れて一度シャルトルへ来ているワタシ。駅前の様子をちゃんと覚えてる。駅前で義父は車を左折させたこともちゃんと記憶に残っている。
そしてわたしたちも、義父同様の道を辿るようにして横断歩道を渡り、シャルトルのシンボルである大聖堂を目指した。
すると・・・・ 横断歩道を渡ったあたりの街路樹の根元に、こんな不思議なきのこが。
友達のや(妻)さんがコレを見つけて「きゃ~、なにコレ~?きもちわる~い」とか言いながら遠巻きに見ている。きのこ好きのワタシとしては、思わずシャッターを切らずにはいられないので、正面へ回って見た。すると彼女もついてきて、なんと、こともあろうに「足蹴り」を喰らわしたのです!!(苦笑)
というか、彼女としては突付いてみたかったらしいのですが・・・その結果、なんと、靴の先っちょに「べとぉ~~~っ」と何かスライム状のモノがついてしまったのです。
きのこの呪いだ~!! 靴が溶けちゃうかもよぉ~!!
こんな感じなので、わたしたちの足は、なかなか大聖堂へは辿り着かないのでした。(苦笑)
道を進むと広場に出て、そこからこんな感じに大聖堂が見えました。
「あ~、近づいたね~」と言う彼女。
ワタシは2ヶ月前に家族と来た時は、反対側から歩いて行ったことを正確に思い出しつつ、「こちら側から行くとどんな感じなのかな?」と興味津々になってきた。同じ街を2度訪れても、通る道が違えばまた発見もあるというもの。
案の定、かわいい小物を売っているお店を発見。立ち寄ってみた。(そんなことしてるから、先へ進まないんだよ~)
時間が無いぞ、早く動こう!と心に鞭を入れて店を出て、目指すは大聖堂。(ってすぐ目の前の距離なんだけどね・・・)
大聖堂の・・・どっちになるんだろう?以前入った所とは違う入り口です。ピンクの服を着た人が扉の近くに座っていますが、この見た目どおりの怪しい人でした。「アンタら、猫好きかい?触る?」とか言われちゃいました。後でお金をせびられてもイヤなので、そそくさと中へ。
あ、中へ入る前にコレ↓を写真に撮りました。
天使の形をした日時計。
前回、写真に撮れなかったのです。(うろつき回る4人のオバチャン衆をまとめるのが大変で・・・写真どころではなかった。)
追記:この天使の日時計は、澁澤龍彦の「滞欧日記」にも
写真が載っていました。
シャルトルの大聖堂の中です。
天井が高く、とても荘厳な空気で満ち溢れています。この脇には細やかな彫刻がびっしりとなされていたのですが、その写真は2ヶ月前の報告に書いてるのでそちらを見てみてね。(9月17日の記事を一番下までスクロールしてみてね。)
バラ窓です。これを見るといつも万華鏡を思い出します。
シャルトルはステンドグラスの街だけあって、立派です。
(この大聖堂の近くに、ステンドグラス博物館があるらしいです。)
どうしても気になる、この「柱の聖母マリア」の像。
今回は、前回よりもキレイに写真が撮れたかも。
説明も写真に撮って帰り、読んでみました。
(↓ワタクシ翻訳。)
「柱の聖母マリア」
この多彩色の、洋ナシの木でできた像は16世紀に作られ、13世紀の
内陣仕切りの柱の一つに置かれていました。
1830年にはこの像はネオ・ゴチック様式に彫刻された木片で囲まれ、
そして1855年、ピー4世(カトリック教皇)の時代にこうして飾られました。
災いが起きた時期、子どもたちが来てひざをつき、手には松明を持って
人々のためにサルヴ・レジーナの一節を歌いました。
聖母マリアを信じる信徒の信仰心は、永劫の灯火として象徴されています。
マリア様、わたくしはあなたを、その慈悲深さを讃えます
主はあなたとともにおられます
あなたは全ての女性の中から祝福され、あなたの胎内の
御子イエスも祝福されています。
聖母マリア、神の母、どうかわたしたちのために祈ってください
哀れな罪深い者達のために、今もそして我々の死する時も
アーメン
柱の聖母マリアの背後にあるステンドグラスがけっこう良い色に撮れてるので、拡大してみました。(上の写真と同じものです。)
青がとても印象的でしょ?
シャルトルの大聖堂のステンドグラスには青が多用されていて、その美しい色合いはシャルトル・ブルーと呼ばれているんだという話を、10年以上も前に(←汗)短大の研修旅行で来た時に説明を受けました。あの時はひどい悪天候で、薄暗い聖堂内がさらにどんよりしてたなぁ~と懐かしく思い出します。今日は晴れ、ステンドグラスもきれいな色をしていました。
もういっちょ、ステンドグラス。
ステンドグラスは、数々の色ガラス片を組み合わせて作られています。つなぎ目は黒い線のように見えている部分で、確か鉛だったはず。顔の部分や細かい模様などは、職人さんが手描きで描き加えたもので、確かエナメルだったかなぁ・・・(←記憶薄し。)
次に来る時はもっとゆっくり滞在して、この大聖堂の地下にあるという礼拝堂を見学したり、街にいくつもある面白そうな博物館へ足を運んでみたいです。ステンドグラス博物館もそうですが、「昔の学校博物館」っていうのもあるみたいなんです。1900年くらいの学校の様子を再現した博物館だとかで、妙にそそられます。
(番外編2)へ続く・・・
シャルトルのノートルダム大聖堂を出たわたしたち、向かうは本来の目的地である「ピカシェットの家 Maison Picassiette」です。(個人の家の外壁、内壁、庭全体をモザイクで埋め尽くした建物。)
ガイドブックの説明によると、この家に住んでいた墓地掃除人のイシドール氏(1900~1964)が亡くなるまで、26年をかけて制作したものだそうです。
その家はシャルトル郊外にあるのですが、徒歩で行けそうなので歩いて行ってみることに。
大聖堂を出ると、そこは旧市街。古い建物が並んでいます。
これは「La Maison du Saumon(鮭の家)」と呼ばれるレストラン。
元々何の建物だったのかわかりませんが、15世紀の木造建築だとか。
ホラ、ちゃんと鮭の彫刻もしてありました。(笑)
このレストランではサーモン料理が食べられるそうです。
「鮭の家」から階段を下りていく途中、こんな景色が。
この先は旧市街の中心部。そして、向こうに木が見えてるあたりからもうすでに郊外なんです。とても小さいけれど、とてもステキな街。
↑の写真の坂道を少し下りると、↓こんな面白い家を見つけました。
ナントカ説明が書いてあったのですが・・・忘れました。
確か女性の名前が付いてたんですが。何かいわれがあるのでしょう。
とても古い木造建築だそうです。
この木組みの家も、説明こそありませんでしたがかなり古そうです。
坂を下りきった所で、後ろを振り返るとこの景色。
大聖堂の尖塔が見えますね。
ここに見えてるのは運河・・・だとずっと思っていたんだけれど、もしかしたら川かも・・・
その、運河だか川だかを、橋の上から右手を眺めてみました。
川面へと下りていく小さな階段があるのが、わかりますか?
昔はここで洗濯してたのかな。
川へ向けてせり出すように造られた小さな屋根、あちこちで見かけましたが、これは一体何の為?
さぁ、この運河だか川だかを渡り、もう1つ橋を渡るとそこにかつての見張り塔の跡のようなものがあり、そこが市の内外を分ける地点であったことがわかりました。そして横断歩道を渡って、いざ郊外へ!
目の前に広がるのは、ごく普通の住宅街。新しいものです。
ふと脇へ目をやると・・・ こんな車を発見。
2CV(2馬力の車)ではありませんか。キレイですね。しかも現役・・・っぽそう。
車については無知なワタシではありますが、このレトロな外観はとても好きです。時々、パリ市内でも走ってるの見かけますけどね。
2CVの次は、山ぶどう発見。一般住宅の塀に這わせてありました。
山ぶどうって、どんどん変化していく色合いがとても好きです。
そしてなんと、写真には写ってないのですが、このすぐ下には紅葉する蔦が這わしてあったのです。真っ赤な色した蔦と、この緑の葉のコントラスト、そして青いぶどうの実・・・ステキでした。
さらに歩き続けます。
左右きょろきょろ見渡しながら、観光しつつ歩いているので歩みが遅いとはいえ、もうかなり歩いた気分なんですが、まだ目的の「ピカシェットの家」が見つかりません。「ピカシェットの家 →」という看板は見つけたのですが・・・。
地図を見ると墓地があったので、それを目印にして、迷わないよう慎重に道を探す。
墓地沿いに歩いて行くとこんな猫ちゃんたちがいるお宅を発見。
兄弟猫でしょうかね。
あぁ・・・こんな写真撮ってる場合じゃない。もう夕方4時になると言うのにまだ辿り着けない!(と、実は内心焦り始めていたワタシ。)
とにかく墓地沿いに歩く。道は間違っていないはずだから。
観光案内所でもらった地図に記してあった地点よりもさらに遠い場所に、この矢印を発見!!
そして、その向かい側に「ピカシェットの家」の入り口があったのでした・・・・
ふぅっ・・・・・・・
ようやく、ついに、ついに、ピカシェットの家へたどり着きました!
先ほどの記事(番外編2)にあった矢印看板の道路を挟んで向かい側には、こんな細い道があります。怪しげです。いかにも・・・って感じ。
そして奥のほうをのぞいて見ると・・・・・・ うふっ
写真に写ってるのは、や(妻)さんなのですが、彼女のアタマに刺さるようにして白い矢印があるのが見えますか?
これ、紙で作られた矢印でした。へろ~んと貼ってありました。で、他には何も書いてありません・・・。
ここへ来た観光客が「ホントにここかな?入っていいのかな?」と心配しないようにするための矢印だとしたら、あまりに貧相だと思うのですが。
とにかく、この路地を入ってみました。
するとイキナリ左手に料金所が・・・・・・・・
(入場料が必要と知ってたけど、これにはちょっとビックリ。)
ハイヨ~とキップを切ってくれたおっちゃんの声は、今朝方電話して開館日かどうか確かめた時のおっちゃんの声と同じでした。
そして料金所を抜けると、この景色!
あー、でも影だし、なんか分かりにくいですね、コレじゃ・・・・。
↓家の上部あたりを拡大してみました。すっごい細かいモザイクでしょ?
入り口横に、撮影禁止マークがついてます。(監視カメラもちゃんとありました。)というワケで、内部の撮影は不可能・・・。
さっきのおっちゃんに、「ホントに写真撮っちゃダメ?」と駄目押しで聞いてみたら、「う~ん・・・、ま、そこからならイイよ。」と、入り口をくぐる前の撮影を許可してくれたのでこのような写真を撮ってきたのです。
これが↑入り口です。
ピカシェット・ワールドへ、いざ行かん。
内部の撮影が禁止だったため写真はお見せできませんが、帰りに料金所でパンフを買ったので、そのパンフを撮影した写真をここに載せて説明しますね。
とにかく、家の内壁、外壁、塀、床面、お庭、貼れる場所には全て貼るぞ!というイシドールおじさんの熱い魂が伝わってくるような感じです。
しかも、イシドールおじさん、けっこう趣味がいい。。。(カワイイではありませんか!)
これは多分、郊外から見たシャルトル大聖堂だと思うんですね。(多分ね。)
こんなのもありました。礼拝堂とかもあり、意外と信心深かったのかな、イシドールおじさん・・・。
えっと・・・ここはサロン(居間)だそうです。テーブルや花瓶にまでモザイクが貼ってありますよね。
実は、台所では薪オーブンにもモザイクが、そして別室にあったミシンにもモザイクが・・・
オイオイ、イシドールおじさんよ、ちょっとやりすぎではあるまいか?
ていうかイシドールおばさん(奥様ね、)は何も言わなかったのだろうか?
ちなみに、サロンの天井のお花の絵や、壁の絵などはモザイクではありませんでした。イシドールおじさんは、モザイクのセンスは良くても、絵のセンスと腕は無かったと見える。
そしてワタシがとても気になったのがコレです。
ちっちゃなお城。セメントか何かで出来てそうな感じなんだけど、穴の中をのぞくとちゃんとテーブルみたいなのが造ってあったりして、ものすごいミニチュアの世界。
これって、イシドールおじさんが造ったの???(それともどこかで買ったもの???)
そして・・・ ジャーン!
ここは圧巻でした。特にこの床がすばらしかった。
これ全部モザイクですよ。しかも1人の人がこつこつ作り上げたのですよ。
センスも良いと思いませんか?
でもね、全体を見ていて気が付いたのは、この雰囲気がなぜかイタリアとか南仏とか、あたたかい地方の建物に似てるような気がするということ。
たとえばイタリアに残っている古いモザイクの床とか、(デザインは違えど)モロッコとかもタイル貼りだから、ある意味似てる。
しかしここはシャルトル。冬は特に、とても寒いのです。
イシドールおじさんは家の建築から始め、徐々に土地を買い足しては建て増ししていったらしいので「ピカシェットの家」は奥へずんずん進んでいく形で細長いのです。それはいいとして、なぜ、こんな「寒そうな家」にしたのか。それがとっても謎です。(だから早死にしたのか・・・?)
謎が謎を呼ぶ、イシドールおじさん。元々は鋳造所で型取り職人として働いてたそうです。だから手先はある程度器用で、デザインを考える能力もついていたのかもね。
これが「ピカシェットの家」のパンフレットです。
その上に乗ってる3つの破片は・・・・・ 「ピカシェットのかけら」です。
(落ちてたのを拾ったのです。剥がしたんじゃないですよ!!!!!)
ところでね、や(妻)さんと帰りの電車内で話してたんだけど、「なんでピカシェットっていうんだろうね?」という疑問が残ったのです。
これを作ったおじさんの名前は、レイモン・イシドール。なのになぜ、ピカシェット?
帰宅後、仏語辞書を見たけどそんな単語は載ってませんでした。
そして今、この記事を書きはじめた時、アルファベットで picassiette と打った時に初めて気がついたのです。
「これは言葉遊びだ!」と。 しかも単純なんです。
pique-assiette = picassiette
同じ発音のこの言葉、前者はれっきとした仏単語で「(食事の)たかり屋」という意味があると辞書には載っています。が、ここで気になるのが「assiette」という単語。これは「お皿」を意味するのです。(お皿の破片でモザイクをしたのだから、ぴったりではありませんか!) じゃあ「pique」は?というと、槍とかトランプのスペードといった意味になります。うまくつながらない・・・。
そこで検索してみたら、出てきました。このサイトです。
英語での説明によると「scavenger(pique-assiette)」とあります。前者が英単語、後者が仏単語です。そして scavenger の意味はいろいろあるのですが、「街路清掃人、廃品回収業者」という意味が目に付きました。
scavenger と pique-assiette をどのようにして結びつけたのかはわたしにはわからないのですが、とにかく、このサイトによると「ピカシェット」とはジャーナリストがつけた名前であり、いろんな意味をひっかけた駄洒落なのだそうです。
(これ以上の詳しい説明を知りたい人は、この英文サイトを読解してね。ワタシはそんな元気、今無いから・・・。)
で、見るものも見たし帰宅の時間となったのですが、忘れてはいけません、シャルトル名物を。
わたしの持ってるガイドブックに、この「メンチコフ」というお菓子がシャルトル銘菓と書いてありました。気にはなっていたものの、見た目からして「きっと大したこと無いのだろう」と勝手に思っていました。でもお菓子好きの友達や(妻)さんは「買っていく~」と言うので、駅へ戻り方々、売ってそうなお店を探しました。で、入手!
そして家に戻って味見したのですが、これがなかなか美味しいのです。(あなどっていました・・・・)
ガイドブックの解説によると、「プラリネチョコを白いアーモンドペーストでコーティング。1893年に対ドイツで露仏同盟を結んだ記念にシャルトルの菓子職人たちが考案したお菓子。ロシア風のネーミングはそこからきている。」のだそうです。
もう1つの銘菓にマカロンがあると、や(妻)さんが言います。マカロン?
確かにいろんな地方にマカロンがあるらしいけれど・・・シャルトルにも?
メンチコフを買ったお店にマカロンがありました。パリのマカロンと形は同じだけど、風味がなんかヘン・・・。というわけで試食用にいくつか買ってみました。
マカロンについては、や(妻)さんのブログで見てね。
そしてもう1つ、↓意外なシャルトル名物発見。
なんとシャルトルの地ビールです。
ラベルの絵のおじさん、軍服着てますね。これもロシア戦争絡みでしょうか・・・?
アルコール6度とあります。ビールにしてはちょっと高め?(これもロシア風?なんてね。)
買う物も買って、電車に乗って、ようやくパリに戻ってきました。
(帰りに乗ったのは急行だったのか、行きより早く着きました。)
本日、2005年11月17日木曜日の夜、毎年のごとくボジョレー・ヌーヴォーを飲みました。
今日はシャルトル(パリから電車で1時間ほどの場所)へ観光に行って疲れて帰って来てたので、夕食はどうしよっかな???と思って夫の携帯に「6時半ごろ帰宅するんだけど、夕食はレストラン行く?ボジョレー飲みに・・・」なんてメッセージを入れてみたのです。(ボジョレーは口実で、実は夕食を作る元気が無かっただけです。苦笑)
夫は7時過ぎに帰宅し、「僕はもう、昼食の時に(会社の人たちと一緒に)レストランで飲んだから・・・(←ボジョレーのためにレストランへ行って食事するのは勿体無いという考え。)」と言う。そしてなんと!夫が料理を作ってくれると言うのです。なのでわたしは友達と一緒にワインを買いに行くことにしました。
カフェの前を通ると、「ボジョレー・ヌーヴォー!」と書かれてたり、店先にワラが沢山敷いてある店もありました。(ワラは雰囲気を出すための演出。)
こんなポスターを店のウインドウに貼って宣伝する食料品店。
ワイン屋さんではこんな感じ。
あちこちお店を見て回ったのですが、ボジョレー・ヌーヴォーってどのみち味の良し悪しなどわからないし、いつもラベルのデザインで選んでしまうワタシ。で、今年はこの面白いラベルのにしてみました。
1本 5.70ユーロ(750円くらい?) でした。
3人で、カンパーイ!
(友達は下戸なので、「わたしに注ぐのは5mmでいいからねっ」と・・・。)
お味のほうはと言いますと、やっぱり「若いワイン」なので、若い味がします。
「飲みやすい」と言うと聞こえは良いのですが、味に深みが無くて、物足りない。
舌の両端あたりに渋みのような、何かを感じる。味に奥行きが無いのに渋みだけあるっていうのはバランス的に不自然な感じなのです。
毎年「ま、こんなもんよね・・・」と感想を述べる我々夫婦。それでも毎年買って飲んでしまうのは、新酒の到来を愛でるためであります。
日本でもそうだけど、秋に「酒祭り」とかやるよね。あの感覚。
日本だと1本2000円以上はするのかな?コレ。
でもフランスだと大体上記のような値段で、それ以上は高級な部類です。
(3ユーロ以下のものもありますからねぇ・・・)
決して「高級品」ではないのです。
「今年できたワインを、いち早く飲んで祝う」という感じ。
毎年この日のニュースで「世界で一番早くボジョレー・ヌーヴォーを味わう人たち」として日本の映像が流れます。今夜わたしたちが見たのは、温泉に巨大なワインボトルをデコレイトして、そこからワイン色のお湯が流れてくるというもので、お湯に入ってる人たちがボジョレー・ヌーヴォーを片手にカンパーイ!ってやってるのです。それ見た夫は、「日本人ってなぁ・・・・・・っ」と。
普通のフランス人にとって、ボジョレー・ヌーヴォーを高いお金出して買って狂喜乱舞しながら飲んでる日本人の姿は奇妙に見えるらしいです。
さてさて。
今回の、この面白ラベルをご紹介しますね。
3人のハダカの男女。ブドウを踏んでいます。(←ワイン製造中?)
そして、アダムとイヴのようにイチジクの葉っぱで隠すのではなく、ブドウの房で隠してます。
左側の男性の視線がなんだか怪しいです・・・ハンチングを被っているのは、なんでかな?(それってフランス人のイメージ?)
右側の男性は、真ん中の女性にどんどん飲ませて酔わせようとしてるんでしょうか?
女性の持ってる2つのブドウの房の向き、よ~く見てください。
上下の向きが反対になってます・・・・・・・
(以下、説明省略。)
友達が日本から来たので、一緒にパリ市内を巡ることに。
(要は、ガイド兼通訳なのです。笑)
尚、このわたしの記述はこちらとリンクしてます。
(双方の視点を比べながら読むのも面白いカモ?)
11月16日。
ゆっくり朝ご飯食べたりおしゃべりしてたら、あっという間にお昼!
日ごろ忙しくしている彼女、ウチでよく眠れたみたいで何よりでした。
そして午後からパリの街へと繰り出しました。
第一目的地は、ギャラリー・ヴィヴィエンヌ。
ガイドブックには「パリで一番美しいギャラリー」と書かれています。
(ギャラリーとは、デパート出現以前の時代のショッピングセンターです。)
さぁ、中へ入ってみましょう。
細長い通路状のギャラリーの両脇には、ぎっしりと小さなお店が並んでいます。洋服や宝石、陶器などを売るお店ばかりでなく、喫茶店あり、美容院あり、パリのギャラリーとはまさしく「昔のショッピングセンター」なのです。
ギャラリー中ほどに、喫茶店を見つけました。
「A PRIORI THE」(ア・プリオリ・テ)という名前のお店です。どこかで聞いた名前だ・・・と思っていたら、わたしの持ってるガイドブックに載ってるお店でした。
店名のア・プリオリ・テに意味は無いんだと思いますが、フランス語ならではの言葉遊びでしょうか。priorite(優先事項)と a priori(哲学用語で“先験的な”だそうです。一般的には“先入観”のほうが使われてるのかな)をもじった名前なんだと思うんですが。
ギャラリー内にある本屋と言えば、大抵「古本屋」です。そうでなければ芸術関連の本屋さんなど。一般書籍や雑誌を置くお店はありません。そのあたりからも、ギャラリーの存在感が伝わってくると思います。
喫茶店から奥へ進むと古本屋があり、そのさらに奥にこのお店がありました。
多分、美術関連の人の本を集めた本屋さんなんだろうと思います。
このウインドウには様々な形態の本がありました。中でも注目してもらいたいのは、奥の方にある折れ本です。(ギザギザのような、蛇腹のような感じに見えるのがソレです。)長さ2m以上はありそうな紙を折りたたみ、一冊の本にしています。これには絵が描かれているのですが、のどかな田舎道の絵がず~っと横長に続いていました。題名は「おさんぽ」です。わたしはこんな本が好き。1ページ内に収まらないイメージを、延々と横に繋げていく。絵は、必ず額縁などで区切られてしまうものですが、その額の外にも世界はずっと広がっているのです。
さて、わたしの退屈なお話はこれくらいにして、今度は美味しい話題。
「キッチン・バザール」という、これまたガイドブックによく載ってるお店へ足を運んだ後で、エディアールへ潜入・・・。(友達は、ここでお茶してくるという使命を背負っていたのでありました。)
赤い色で印象的なエディアール。とっても高級なお店です。わたしは今までに数度足を運んだことはありましたが、自分用に何か買ったことはありませんでした。(だって高いんだも~ん・・・)
でも今回じっくり見てみて、高いけど、それなりに理由のある値段なんだなって思いました。(品物も良いからです。)
わたしは、エディアールのお店に入ってすぐにある果物コーナーからただよってくる香りが好きです。ちょうど食べごろの果物が山盛りに置いてあるので、入り口の自動ドアが開くと、まるで南国へ到着したのか?と驚くようなフルーツの香りに迎えられるのです。気絶しそうなくらい、美味しい香り。
香りを嗅ぐのはタダですから、皆さんもパリ旅行の際には一度ぜひどうぞ(笑)
さて、いざ使命を果たさんとばかりに(笑)、2階の喫茶へ。
友達はお茶とチョコレートケーキを注文。胃の調子が悪かったわたしは無難にフレッシュ・グレープフルーツ・ジュース。
日本から来たお友達と一緒に高級店へ足を運んだ時、しかしわたしの体調がイマイチでお茶やコーヒーを楽しめなさそうな時には、わたしはいつもフルーツジュースを注文しています。それぞれのお店によってフルーツの提示の仕方が違うし、何よりフレッシュなのですから、美味しいのです。エディアールのグレープフルーツジュースはピンクので、黄色種にある苦味が無くて、自然な果物の甘みがうっすらあってとても美味しかったです。(ま、家で作っても同じだ、と言われてしまえばそれまでなんですが。でも良い熟れ具合だったと思います。)
友達のお茶は「ホワイト・モンキー」という名前で、なんと中国茶だったそうです。
「うわ~。また中国茶だ~。」と言う彼女。いつも適当に選んで注文し、そして頻繁に中国茶にヒットしてしまうのだとか。(本当はれっきとした紅い紅茶が飲みたかったらしいのですが。)ま、これも経験ですね。
エディアールでお土産を買った彼女。ウチの夫と一緒に食べるべく、ケーキを3個買って店を出ました。
店の外には、こんな感じで木製の荷車が置いてありました。道行く人がりんご1個盗んだところでわかんないって感じだけど、そこはマドレーヌ界隈なので、誰もそんなことしませんね。
上のナッツは左から「くるみ、アーモンド、ヘーゼルナッツ」です。どれもナマです。
手前に並ぶのはりんごたちですが、右側の茶色いのも、梨ではなくってりんごなんです。フランスでは「カナダのりんご」と呼ばれています。一度食べたんですが、やっぱり中身は普通のりんごでした。(梨かも!?とちょっと期待したんですけどね・・・)
エディアールのすぐお隣は、トリュフ専門店でした。
ウインドウには、ひっそりとトリュフが並んでいます。
よ~~~く値札を見てくださいね。これ、キロ当たりの値段なんです。
「ペリゴール産 黒トリュフ 1500ユーロ/kg」
「イタリア産 白トリュフ 4500ユーロ/kg」
こんな値札を見て、一体誰が値段の見当がつくって言うんだ!!! (50g単位で書いておくれ~)
ま、値段などあまり気にしない人たちが買っていくのでしょう・・・・・・・
ところで、トリュフってやたら重宝されてますが、トリュフとほぼ同類のきのこ(香り無し)を詰めた箱の中にホンモノのトリュフ(香り有り)を1つ入れておくと、全部のきのこにトリュフ臭がうつって全部トリュフになっちゃう!という話をテレビで見たことあります。というわけで、安いトリュフってのが存在してるみたいですね。それならこんな高いお金出して「ホンモノ」と言われるものをわざわざ買わなくても・・・と思ってしまうワタシです。
さて。トリュフを買うのは無理ですが、一般庶民にとっての高級きのこ「セップ」を買ってみました。
秋の味覚。日本で言うと松茸に近い存在ですが、松茸よりは安いです。
独特の香りが少しあり、そして歯ごたえはエリンギっぽいかな?
わたしは今年2度目になるので、今回は友達のや(妻)さんに料理体験してもらいました。
(セップの表面が濡れてテカッていますが、実はセップには虫が入ってる確率が高いので、用心したわたしたちはセップを洗い、さらに切ってる時にも目を光らせていたのです。通常きのこ類は洗わず調理するほうが良いみたいですね。)
や(妻)さん作のセップとマッシュルームの炒めもの!
なかなかの美味でしたよ~。
そして、デザートはこちら・・・・・・ ふふふっ
各人、好きなモノを選びました。
写真奥左側は、わたしが夫用に選んだチョコレートケーキ。
その右側の緑色のは、わたしが選んだりんごと栗のケーキ。
手前のは、や(妻)さんが選んだキャラメルのケーキ。
これを(いつものように)それぞれ3分割して賞味。
夫の感想「僕はこのチョコのが一番好き。下にカリカリしてるのが入ってて美味しいよ。」
わたしの感想「自分の選んだのが一番好きで、二番目はキャラメルのケーキ。チョコのは甘すぎてちょっとニガテ。でも味はどれも良かった。」
や(妻)さんのコメントはこちらを参照してください。
どのケーキも確か5ユーロくらい(700円くらい?)だったはず。このくらい出しても良いほど、美味しいと思えたケーキでした。
ブログを更新できないかも・・・とか言っておきながら、更新してるワタシ(苦笑)
でもコレだけは書いておきたい!!と思うことがあるからなんです。
それは・・・
ウチの水草がスゴイことなってんねん!
それはどういうことかと申しますと・・・
9月には↓この状態↓だったのです。
何の変哲も無い、へろ長い水草。
購入当初、住人である「プチ・コン」に喰いちぎられるのではないかとヒヤヒヤしたものの、彼もオトナになったのか、枯れてきた部分しか喰いちぎらなかった。
だから、これまでの水草とは違って「順調に生きてくれる」と思っていたのです。
ところが・・・・・・・・
現状はコレです。↓
親株の後に、子株が1つ。子株の後に、孫株が1つ。孫株の後に、ひ孫株が1つ・・・
って増えすぎやねん!!!
先日の総水換えの際に各株をきちんと砂の中に埋めたのでわかりづらいと思うけど、「子株A」は全てランナーでつながってます。
そして「子株B」は、子株Aとは別のランナーが親株から出てきたものです。
(ガラスが湾曲してるので、「子株A-2号」の存在が希薄ですが、子株A-3号より大きなのがあそこにあるんです。)
わたしのアタマの中にある不安、それは・・・
「このまま順調に育ってくれたら、プチ・コンの遊泳スペースが無くなる」って不安。
安いプラケースを買おうかとも思いました。(でも夫に反対されました。)
夫は「株分けしろ」と言います。
が、しかし、ランナーを切っては子株は育たないんじゃないかと思うのです。
現に、ちゃんと砂の中に埋め込んだはずのランナーが、子株A-4号周辺は飛び出てきてます。葉緑素で栄養製造したくって、このような行動に出たのでしょうか。謎です。
育ちすぎては困る。でも、育たないのも可哀想。
(そんな草ごときにこんなに頭を悩ますわたしも可哀想カモ・・・?)
今後、子株だけを分離&隔離して育てていくことができるのなら、「水草観賞」を楽しむのもテなのですが、もしもプチ・コンの糞尿や呼吸で吐き出す二酸化炭素が栄養源となっているとしたら・・・プチ・コンから切り離された子株は弱っていき、やがて死ぬかもしれません。
あぁ・・・なんてことでしょう。
というかねぇ、昨日夫が、部屋の片付けでもしてくれりゃあいいものを、何を考えたのか急に「カーテンの取替え」なんぞしてくれたのです。
古いカーテンはどうするか?っていうと、捨てたりなんかせず「また何か縫い物でもする時に利用するよ」ってことで、洗って保存しておくことに。(きれいな緑色の、無地の布なので何にでも利用できるかなと思って。)
で、今日は朝から洗濯洗濯・・・
その昨日のカーテン(2枚)と、昨日取り替えたシーツ類と、普段の洗濯物。
一体何度洗濯機のスイッチを入れたことか。(あ、乾燥機もね。)
気がついたら夕方になってた・・・
これって、今日一日を洗濯で潰したということ???
(そういう自分が信じられない。)
洗濯の合間にネットで遊びつつ、お部屋の片付けをしてました。
なんせ部屋自体が狭いので、片付けるにも置き場所が無いのです。まるで日本の国土同様に住宅難なのです。(あ~、あともう1部屋あったらなぁ。)
片付けをしてたら、ワインの箱(6本入り)を発見。
夫が地下倉庫から持って上がった箱、そのまんまにしてる。(わたしには散々“部屋をきちんと片付けろ”とか言ってるクセに~!ムカッ!)
中にまだ3本入ってたので、ワイン貯蔵場所へ入れておきながら、ふと思った。
「あ、明日は“や&や夫婦の奥様”が来るんだった。ワイン冷やしておこう!」
そうしてワインを選びつつ、再びふと思った。
「・・・・・そういや、彼女“下戸”だった。(汗)」
でも、とりあえず自分達用に冷やしたのであります。
ず~っと一緒に行動するだろうと思うので、しばらくの間、更新できないんじゃないかと思います。(メールも返信できないかも・・・。)
日本のお友達みんなに色々心配してもらってるこんな時期なので、前もって「不在のご連絡」をしておくことにしました。
この写真は、食料品店の店先で売ってる豆モノの中にあったプルーンです。
(わたしは乾燥プルーンあんまり好きじゃないけど・・・)
友達が旅行で来た時に置いてってくれたものとか、自分が帰国時に買ってそのまま持って来たものとかで、今までは間に合っていたのです。
しかし、それも底を尽きてしまい、フランス製品を買わざるを得ない状況に。
で、買ってみましたよ。
まず洗顔料(写真右)ですが、これは「泡立つタイプ(水で洗い流すタイプ)」です。
フランスってけっこう「ふき取りタイプ」の洗顔料など多くて、ちゃんと探して買わないと・・・って感じです。
この写真の商品はGARNIER(ガルニエ)ので、anti-bacterien(抗菌)だの、anti-irritations pour peaux sensibles(敏感肌の方でも炎症がおこらない)と書かれており、その下には「皮膚科テスト済み」と。
裏側を見てみると、「extrait naturel de concombre(天然キュウリ・エキス)」の文字が・・・。ナヌ?「へちま」ではなく「キュウリ」なのか???(謎)
5ユーロちょっとの値段だったので、物は試しに買ってみることに。
使用感ですが、泡立ちはあまりよくありません。(でもよりよく泡立たせるために余分な化学物質を入れられてる可能性があるよりは、泡立たなくても肌に優しいほうが良いのでこれは許すことにします。)
で、ビックリしたのは、なんと「キュウリの香り」がすることです。
そうです、キュウリ・エキスは本当だったのです。(笑)
植物好きのわたしとしては、キュウリの香りもイヤじゃないし、なんか違うかな?とは思いつつもちょっと爽やか系?とか思ったりもして。ま、キライじゃないです。(キュウリが苦手な人には地獄ですね。苦笑)
洗い上がりはサッパリ、でもお肌の脂分を取り過ぎないって感じ。
オイリーな肌の方は満足できないかもしれないけど、フランスの乾燥した空気の中ではこれくらいでちょうど良いと思います。
さてさて。お次はハンドクリームを。
これは本当にちょっとした苦労でした。実は、日本に居た時から手が荒れるのがとてもイヤで、尿素配合のハンドクリームを愛用してたのですが、それも底をつきそうになってきたので「フランスでも売ってるかな?」って思って探し始めたのです。が、無い!無い!どこにも無い!
ジェネラリスト(かかりつけのお医者さん)へ行った時に、「尿素(UREE)配合のハンドクリームってフランスで買えますか?」って聞いてみたら、お医者さんもそんなこと考えたこと無かったらしくて、頭をひねった末に、「あるはずだけど、一般的じゃないと思うから、薬局か化粧品店で聞いてみないとわかりませんね。」って言われました。(薬用は成分がキツいので、化粧品の類、医薬品じゃない類のものを探したほうが良いと言われたんです。)
そしてあちこちのモノプリで探してみたところ、ありました!
それがこの写真左側のクリームです。
「CREME MAINS 5% d'UREE(尿素5%配合、ハンドクリーム)」って書いてあるでしょ?
実際にテスターを手の甲に塗ってみたところ、そんなにベタつきも無いし、6ユーロほどの値段だったので購入。
手が荒れる前からこれを使っておけば、あかぎれ&ひび割れにはならないのです。
ちなみに、店員さんに「他の商品で尿素入りのは無いんですか?」って聞いてみたところ、そんなの全く表には書いてないハンドクリームにも成分表示の部分に「urea」と仏語で書かれていたら、それが尿素のことだと教えてくれました。他社のハンドクリームにも少なからず入ってはいるんでしょうね。でも、このメーカーのは「○%配合!」と大々的に表示しているので、他のメーカーの商品はこれ以下の割合しか入ってないんじゃないかと思う。
とにかく、見つかってホッとしました。
ちなみにこのEucerinの商品では他に、足用、顔用、ボディー用などいろいろありました。フランスで空気乾燥や硬水による肌荒れで困ってる人は、こういうのを使っているのかもしれませんねぇ・・・。
他ブログにて、ティーヨル(セイヨウボダイジュ、リンデンバウム)の記事が出ていたので、わたしも感化されて書いてみることに。
Tilleul(ティーヨル)は西洋菩提樹。
(お釈迦様と関連があるのはインド菩提樹だそうで、仲間だけど種類は違うそうです。)
木や花の写真はこちら(仏語サイト)に載ってます。
日本語サイトが見たい人は「セイヨウボダイジュ」で画像検索してみてね。
わたしは面白い形の花や葉などを見つけると、押し花にして飾って楽しみます。
このティーヨルの場合もそうでした。こうして額縁に入れて飾ってるんです。
でも、ティーヨルの花の良さ、面白さって、「葉のように見える部分の中央から花がにょきっと出てる姿」なので、それをじっくり見ることができる形で額に入れたいなぁって思ったんです。それで、ガラス板2枚で挟む形に額装しました。
これ↓が表側から見た様子。
ちっこいのは蕾です。
そしてこれ↓が裏から見た様子。
春に黄色い小さな花をつけ、そして秋に実が重たくなって、竹とんぼのようにくるくる回って落ちてきます。
パリ市内には街路樹として植えられていたり、公園などにも植えられているので目にする機会の多い木。ちょっと風が強い日に、この実が風に乗ってくるくると飛んでく姿は面白いです。
時々わたしを助けるために、「じゃあテキトウに済ませようよ」と言ってくれる有難い夫。
この日の夫の提案は、「ウチにバゲットはあるから、チーズだけ買って帰ってワインと一緒に食べようよ」でした。
ま、たまにはこんな食事もいいかな、ってことで。(軽食って感じね。)
買ったチーズは、白いお皿に載ってるものだけです。
三角のはカマンベールに似てるけど、それよりもっともっとサイズの大きい Brie(ブリ)という名のチーズです。(Brieとは地名で、パリ盆地東部、と辞書に書いてありました。)
その手前の外側がちょっと黒いのは、ヤギのミルクのチーズ。昔、わたしがフランスに来て間もない頃に、あるお友達から「中にワラが一本入ってるチーズが美味しいんだよ」って教えてもらったので、お店で探してみてコレを発見したのでした。名前はいまだに覚えてませんが(苦笑)、とってもわかりやすいのでいつも指差して「コレ半分ください」って言って買ってます。
ヤギのチーズはクセがあるので嫌いだと言う人、このチーズはアッサリしてて、しかもうっすら甘みもあるのでオススメです。黒い皮がキモチワルイと思うなら剥がして中の白いところだけ食べればいいしね。
周囲に置いてあるのは、家にあったチーズたちです。(笑)
それを、夫の出身地アンジュー地方の赤ワインとともに食べました。
先日、IKEA(イケア:スウェーデン系の郊外の大型雑貨・家具店)にてこんなお茶を買ってきました。
その名も「クリスマスのハーブティー」です。
IKEA店内のレストランで飲んで美味しかったので買ったんだけど、この袋を手に取っていたら、隣にフランス人中年おばさん2人組みが来て、そのうち1人が「コレ美味しいのよねぇ~。」って言うからわたしも「そう!美味しいよねっ!」と思わず相づちを打つ。そのおばさんはニッコリ笑って、自分の連れに「去年の冬はずっとコレ飲んでたのよ。」って話してました。
さて、このお茶ですが、この色すごいでしょ?
まっかっか。
色がキレイなのにまず魅力を感じました。こういうのは大抵ローズヒップ(バラの実)が沢山入ってて、とても酸っぱい味の場合が多いと思うんだけど、これはあんまり酸っぱくなくて、爽やかな酸味という程度に留まってる。だからストレートで飲むのにちょうど良いのです。
中身は・・・ってえとですねぇ、
まず「煮た(焼いた?)リンゴ&パン・デピス風味」と書いてあります。
そういうイメージで調合したんでしょうね。
配合されてるものは、
-ハイビスカス
-リンゴ
-オレンジの皮
-アーモンド
-野バラ(の実)
-ヤグルマギク
-バラの花びら
-herbe blanche(←白いハーブ?・・・謎)
-カルダモン(粉)
-クローブ
です。
「クリスマスの」という名前は単にこの美しい色からっていう気がするし、パン・デピスのような香りか?というとそういうワケでも無いので、イメージを意識して買うと的外れな気はするけれど、寒い冬の日に、きれいなこのお茶をガラスの容器に入れて飲むのは、目も舌も心も満たしてくれるようで、とっても嬉しい気分になります。
ちなみにこのガラス製のマグカップ、このお茶用に耐熱のを今日買ってきました。
bodumのです。コレと同じので茶漉し付きのもあるんですが、それはお値段が倍以上だったので、マグだけを購入。安かったし、丈夫そうだし、形も触り心地もとても気に入ってます。
今度から、朝はこれでコーヒーや紅茶を飲むことにしようっと。
BATIMATからヘトヘトに疲れて帰ってきたので、今夜は残り物で済ませることに。
昨日カレイを買ってたから、それをムニエルにし、残り物のブロッコリーや栗ご飯と一緒に食べました。
今回、以前から気になってた夫の魚の食べ方を紹介します。
これが「フランス流、魚の食べ方」です。(フォーク&ナイフですよっ!)
まず、皮を剥がします。↓
そして身を食べます。
ヒレの付け根部分にも身はあるのに、その部分はポイします。
背骨を剥がしてポイ。
そして下側の身(反対側)を食べます。
で、身を全部食べ終わったらこの姿。↑
そしてこの、残った皮もポイ。
日本人のわたしとしては、どうしても納得がいきません。
ヒレの付け根部分の骨の間にも沢山身があるのです。それを捨てるとは!!
夫が別皿にポイしたそのヒレの付け根部分の身を、わたしが箸で丁寧に集めて夫の口へ入れてやりました。
「ほら、沢山身が残ってるでしょ。骨なんて無いでしょ。」ってね。
なんだか子どもみたいです・・・