まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

ゆるキャラ

2019年02月17日 | Weblog
「造られた」ブームはいつか終わる…
 
*ブーム過熱で曲がり角=平成盛り上げた「ゆるキャラ」-魅力PR、地元意識高める
                                                2/17(日) 7:06配信 、時事通信
・平成に入って大きな注目を集めた「ゆるキャラ」。
くまモンやひこにゃん、ぐんまちゃんといった着ぐるみのキャラクターたちが続々登場し、地域や企業のPRに一役買った。一方で、自治体による「組織票」騒動など過熱も指摘され、ブームは曲がり角を迎えている。
 
「ゆるキャラ」という名称はイラストレーターのみうらじゅんさんが命名した。みうらさんが2002年に「ゆるキャラショー」をプロデュースして以降、徐々に認知度が高まり、06年に登場したひこにゃんが人気を博すと一気に拡大。08年には新語・流行語大賞にノミネートされ、11年からは人気投票「ゆるキャラグランプリ」が始まった。
 
ブームの背景について、東海大の河井孝仁教授(行政広報論)は「東京一極集中で地方が疲弊する中、ゆるキャラは安価で大きな経済効果があることが分かり、知名度を上げるために次々作られた。ひこにゃんやくまモンは著作権を強く主張せず、気軽に使えるようにしたことが人気につながった」と分析する。
 
一方で、18年のゆるキャラグランプリでは三重県四日市市がマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」の順位を上げようと組織的な投票をしていたことが分かり、批判を浴びた。近年はブームに陰りが指摘され、グランプリ自体も20年で終了する予定だ。実行委員会の西秀一郎会長は「ゆるキャラは地方創生の切り札ではなく、あくまで一要素なのに、おんぶにだっこになりすぎている。グランプリを取ったとしても、その先は自分たちで考えなければ」と話す。
 
河井教授は「外からの知名度を得るという役割から、地域の中で大切にされる『象徴』へと役割が変化してきている。これからは競争ではなく、市民がゆるキャラを共に作っていくことが大事になる」と指摘している。

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