まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

韓国集団万引き事件

2015年04月28日 | Weblog

「常習?」

『出来心では済まない「韓国集団万引」私立高サッカー部員29人の「幼稚」と「悪質」

                             - 産経ニュース(2015年4月28日20時08分)

ソウルのショッピングモールで3月、埼玉県の私立高校のサッカー部員が集団で万引するという衝撃的な事件が起きた。4月24日、この高校は「本庄第一高」という実名を出して会見し、改めて謝罪。吉田秀也校長は「再出発するためには、隠し事があってはならないと判断した」と語った。韓国警察の発表で判明した犯行手口は大胆かつ悪質で、監督の教諭(48)の虚偽報告も明らかになったこの事件。ネットでは「犯人捜し」が過熱し、日本の名を汚した少年たちへの強い批判が吹き荒れた。(さいたま総局 菅野真沙美)

■ベルトや財布など78点を盗む

韓国警察などによると、サッカー部の3年生29人は3月27日午前10時半ごろ、ソウル・東大門(トンデムン)ショッピングモール「ミリオレ」のアクセサリー売り場で、ベルトや財布など計78点(約30万円相当)を盗んだ疑いが持たれている。

当時は2年生だった部員たちは韓国の高校との親善試合のため訪韓し、日程を終えて空港に移動する前の約2時間の自由時間に、「取り返しの付かないこと」(相川浩一副校長)をした。

被害に気づいた店舗からの届け出で、警察が建物内の防犯カメラを確認したところ、そろいのジャージーを着て商品を持ち去る生徒らの姿が映っており、高校名が判明した。警察は同日、既に帰国していた生徒に高校を通じて連絡し、出頭を要請。監督や生徒が4月2日以降に再渡航した。全員が容疑を認め、被害品を返却し帰国。動機について「友人らへの韓国土産のつもりだった」と供述したという。

警察は、集団による大胆な犯行で罪状は軽くないとして、起訴相当の意見を付けて送検する予定としている。ただ、少年による犯罪のうえ、海外から出頭しているため、起訴猶予か、起訴されても罰金となる可能性が高い。学校は生徒らを6日から自宅謹慎とし、24日の会見では「無期停学以上」の処分を行うことを発表した。

■盗品数の間違い、金額の確認不足…

10日の韓国警察の発表後に行われた1度目の学校の会見などからは、犯行発覚後の学校側の“ずさん”と言わざるを得ない対応も明らかになった。

学校は1度目の会見時、被害品の数を約40点としており、韓国警察発表の約70点と大きく食い違っていた。その後の調査で監督の確認不足だったことが判明する。監督が窃盗品の点数を確認する際、生徒から口頭での聞き取りしかしていなかったのだ。

韓国へ再渡航する際も「大量の商品を監督一人で運んで、税関などを通過できるか不安だった」との理由で、盗品を生徒それぞれが持ち寄ることになり、正確な点数を把握できないまま警察に没収されたという。

生徒の取り調べに立ち会った通訳が、誰が何を何点盗んだのか、メモを作成していたが、それも回収しないまま帰国している。

また、再渡航後に行われた店舗との示談交渉の際には、監督は盗品の数を約40点と認識していたことから、商品代として15万7千円を用意していたが、店側から提示された金額は約70点の盗品数に基づくと思われる約26万円だった。

差額について監督は「『言い値を払いさえすれば示談にはなるのだから払った方がよい』というアドバイスもあり、とにかく終わりにしたかったとの思いがあり、なぜその金額かは考えなかった」と本紙の取材に対してコメントしている。

一方、学校側は「示談書が送付されることになっている」としているものの、商品代を払った時点では、領収書や契約書の作成などは行われていなかった。

■新たな万引生徒を学校に報告せず

さらに24日に行われた2度目の会見では、加わった部員が当初の22人ではなく29人だったことが判明。監督が学校側に虚偽の報告をしていたことも分かった。3月27日に22人の万引が発覚した後、他にも万引をしたと名乗り出る生徒や保護者がいたが、学校の調査により彼らの犯行への関与が発覚するまで、監督が学校に伝えることはなかった。

監督は虚偽の報告をした理由を「最初に万引をしたことが分かった生徒の再渡航のチケットの手配などが終わっていたことや、これ以上事態を大きくしたくないという気持ちがあって言えなかった」(校長)と話しているという。監督は24日付で懲戒解雇、もう1人の引率教諭(32)についても、監督の虚偽の証言を分かっていながら報告しなかったとして停職1カ月の処分とした。

■過熱する「犯人捜し」と「さらし」行為

部員たちの犯行によって、店舗だけでなく、同じ学校に通う他の生徒にも影響が及んでいる。大きな事件が発生すると必ずといっていいほど起こるネット上での「犯人捜し」が、今回も過熱した。学校名が推定され、部員のものとみられるツイッターの書き込みや、サッカー部の応援サイトなどの情報が「まとめサイト」に集約され、さらなる批判の対象となった。

学校側が掲示板サイトに中傷の削除を依頼したところ、その書き込みを基に学校名が特定されるという逆効果に。さらに「学校が事実関係をもみ消そうとしているのでは」「窃盗をした生徒のなりすましでは」などと騒がれる事態にもなった。学校側は「あくまでも他の生徒への危害が及ばないようにするためだった」と、もみ消しなどは否定している。

批判対象となったものには、サッカー部員とみられる生徒が6日以降、「カラオケに行く」などとつぶやいたツイッターの投稿もあった。これについて学校側は、投稿した生徒はサッカー部員だが、窃盗を行った生徒ではないことを明らかにしている。

■「常習万引」の噂は否定

さらに、ネット上では「同校の生徒は他の場所でも万引をしている」という指摘も出回った。現時点で、学校側は「これまで素行不良な点はなかった」と否定。所轄の警察署にも被害届などは寄せられておらず、近隣住民や店舗からも、サッカー部員らの「悪評」は聞こえてこない。

ただ、それだけに失望は大きかったともいえ、「頑張っている学校だから応援していたのに」「地元のイメージが悪くなって自分の子に影響が及ぶのではと心配」という声が多く聞かれた。

生徒が利用する学校近くの小売店店員の女性は「悪い印象は持ったことがない。サッカー部員はよく部活帰りなどに利用してくれていたが、ハキハキと挨拶してくれて、むしろ好印象だった」と話し、万引被害の事実はないという。そして「事件の影響だと思うが、ここ数日は生徒がほとんど来ない」と表情を曇らせた。

■大きく損なわれた学校と日本人のイメージ

同校によると、12日に行われた全校保護者会には約560人が集まり、「指定校推薦などへの影響は出ないのか」「学校での指導はどうなっているのか」といった質問が出たという。

今後のサッカー部の活動については、既に関東大会県予選とインターハイ予選を辞退しており、部活動については29人を除いて継続する意向だが、実質的には他校との練習試合なども難しい状態で、高体連サッカー専門部などと相談して決定される。

学校は今後、外部の有識者を加えた再発防止委員会を立ち上げて改善に取り組み、校長・副校長に関する処分も委員会の意見を踏まえて行うという。会見の最後に吉田校長は「多くの方にご迷惑をかけてしまった。スポーツの指導と一緒に心の教育ができたはずなのに、われわれに不足しているものがあった」と改めて謝罪した。

この万引事件の発覚時、折しも日韓の間では、産経新聞ソウル前支局長の出国禁止措置や、仁川アジア大会中に水泳の富田尚弥選手が韓国記者のカメラを盗んだとして略式起訴された裁判などが注目されていた。万引した生徒らは、自分たちの“出来心”によって、学校や日本人のイメージが大きく損なわれたという事実を真摯(しんし)に受け止めなくてはならないだろう。』

※あまりに手慣れてる!


最新の画像もっと見る