玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

そこにある乗越えるべき山

2010-05-05 15:44:30 | 金融・経済
連休も最終日となり、8日にジャック・フレスコ(ビーナスプロジェクト/Zeitgeist Movement)の日本講演が白金高輪のテンプル大で行われることもあり、何度かビデオを見直しました。

The Zeitgeist Movement (日本語訳版)

貨幣経済、宗教などから生ずる問題が現代社会の最大の問題であることには同意するのですが、資源経済(Resource Based Economy)へ飛躍し、資源・技術至上→機械→人間というプラトンの階級的原始共産主義に至ると、ロボットの奴隷としてブタのケージでエサを与えられる奴隷社会しか思い浮かばない。

この疑問を直接フレスコに聞いてみたいとも思うが、ビデオでも分かるように目標とするコミュニティはすべてパース図で絵に描いた餅ですし、この社会を実現するための原資をどこから奪うかと問うことと同じなので94歳のフレスコの夢に水を掛けてどうするの?

と自分をたしなめる。

・・

こんなことで、では現実的な問題解決策はないのか?

前に見た Richard C.Cook

Part One of Six Parts: Credit As A Public Utility: The Solution to the Economic

(つづきの2~6は画面横のGuidからクリックしてみてください。)

を見直した。負債から生まれる中央銀行発行通貨から政府発行通貨へということですが

この長いビデオの訳は安部よしひろさんの<Anti Rothschild Alliance>の資料室にあります。

『Credit as a Public Utility』翻訳

いやぁ、いつもながら素晴らしい! 安部さん。

・・

COOK師の言うDIVIDEND ECONOMICS(配当経済学と訳されてますが)の主旨をどのようにして実現していくべきでしょうか?

乗り越えるなければならないハードルは高いですが実現は可能です。

公共財としての通貨の役割、そして資源のムダが最小限に自然になされるような消費評価システム、価値観の創生、教育、法体系・・ 解決しなければならないことは山とあるのですがそれこそ人間が今はじめるべき最優先の課題ではないか。

・・

どうでしょうか?

それぞれの分野でプロフェッショナルの皆さま、これこそ人類共通の課題そして解くべきものだと思うのですが。通貨供給・流通、信用供与、会計システムがムダを排除し常に人的資源を含む資源消費が最小になるような社会システムとはどうあるべきでしょうか?

こんなことを考えた連休でした。

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