中島公園にある重要文化財として指定されている
明治期に建てられた木造建築、豊平館(ほうへいかん)の周りも
すっかり晩秋という1つの装いに変わり、この建物の向かい側に
聳えている木々の姿からそっとした形にて秋の深まりという
物語を語られている風情があるように見えてきました。
まずは、豊平館について、簡単な説明から。
豊平館は、1880年に竣工された木造建築物ですが、
元々は、さっぽろテレビ塔がある界隈にそれが建築され、
現在地に当たる中島公園に移築されたのは、1957年の事で、
確か、旧札幌市民会館を建築するためにそのような動きがあったような気がします。
写真を撮った場所では、春先になると八重桜の姿が見られるという
1つの環境が整っているのが大きな特徴で、今では、その木による葉も
秋の装いに生まれ変わっていたと記憶しています。
地面や木の幹にて演じてくれる晩秋という1つの絵画から
ウルトラマリンブルーの外観を特徴とする豊平館に向かって、
それに因んだ便りを運んでいる姿があるように見えてきます。
もし、今回の写真にお気に召しましたら、上のバナーにクリックをお願いいたします。