今宵の一枚はJACK DeJOHNETTEのSpecial Edition。レーベルはECM、録音は1979年3月。針を落として驚いたのは音。凡そECMらしくないダイナミックなミキシングでビックリ。なによりJackのdrumsがこれほどまでにパワフルとは思いもよらなかった、と考えさせられる。Jackといえばまず思い浮かぶのはKeith TRIOでの一連のスタンダード。繊細なタッチが特徴と思っていると、良い意味で裏切られる。奇しくも同じECM。いやはや同じレーベルでここまで音が違うとは。!!
Jackの演奏も良いがDAVID MURRAYのtsが良い。伸びやかで明るく、音がグングンと迫ってくる。asとの掛け合いも素晴らしい。
録音は優秀、いや秀逸。ちょっとCDでは聴くことができない彫が深く、ステレオフォニックな音造り。楽器のひとつひとつが鮮明で明晰。ミッチリと目が詰まった厚手のセーターのように音の襞が揃ったサウンド世界。繰り返すがECMレーベルとはにわかに信じられない。CDがいつもこんな音で鳴ってくれたらな、と。
Personnel
Jack DeJohnette(drums, piano, melodica)
David Murray(tenor saxophone, bass clarinet)
Arthur Blythe:(alto saxophone)
Peter Warren:(bass, cello)
side A
1. One For Eric
2.Zoot Suite
side B
1.Central Park West
2.India
3.Journey To The Twin Planet
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