アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

JACK DeJOHNETTE/Special Edition

2016年12月18日 00時53分13秒 | ジャズ




今宵の一枚はJACK DeJOHNETTEのSpecial Edition。レーベルはECM、録音は1979年3月。針を落として驚いたのは音。凡そECMらしくないダイナミックなミキシングでビックリ。なによりJackのdrumsがこれほどまでにパワフルとは思いもよらなかった、と考えさせられる。Jackといえばまず思い浮かぶのはKeith TRIOでの一連のスタンダード。繊細なタッチが特徴と思っていると、良い意味で裏切られる。奇しくも同じECM。いやはや同じレーベルでここまで音が違うとは。!!

Jackの演奏も良いがDAVID MURRAYのtsが良い。伸びやかで明るく、音がグングンと迫ってくる。asとの掛け合いも素晴らしい。

録音は優秀、いや秀逸。ちょっとCDでは聴くことができない彫が深く、ステレオフォニックな音造り。楽器のひとつひとつが鮮明で明晰。ミッチリと目が詰まった厚手のセーターのように音の襞が揃ったサウンド世界。繰り返すがECMレーベルとはにわかに信じられない。CDがいつもこんな音で鳴ってくれたらな、と。





Personnel


Jack DeJohnette(drums, piano, melodica)

David Murray(tenor saxophone, bass clarinet)

Arthur Blythe:(alto saxophone)

Peter Warren:(bass, cello)


side A

1. One For Eric

2.Zoot Suite

side B

1.Central Park West

2.India

3.Journey To The Twin Planet

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