今宵の一枚はコールマン・ホーキンスのThe high and mighty hawk。録音は1958年、レーベルはlondon。tsは正直さほど好きな楽器ではないのだが、ことこの人の演奏なら別。とにかく圧倒的な存在感を醸すJazz tenorの巨匠である。これぞjazz、これぞswingである。コールマンホーキンスと言えばまず頭に浮かぶのは「body and soul」だがこのアルバムこそ最高傑作、いや歴史的名盤と言われるほど評価が高い。一聴して意味が解る。A面1曲目からして強烈なパンチ。延々続くソロに打ちのめされる。名人の名人たる所以が嫌が上でも理解させられる。
サイド固める中でとりわけハンク・ジョーンズが光る。彼のソロも聴きモノである。
モノーラル録音ながら、演奏の熱気が伝わってくる。ただし優秀とまではいかず。
personnel
Coleman Hawkins(ts)
Hank Jones(piano)
Ray Brown(bass)
Buck Clayton(tp)
Mickey Sheen(drums)
side A
1.Bird of prey blues
2.My one and only love
3.Vignette
side B
1.Ooh-wee miss G.P.
2.You've change
3.Get set