アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

荻野仁子ソロライブin音や金時

2018年03月04日 22時11分30秒 | ライブ






2月28日(木)恒例の荻野仁子ライブ2月編、しかもソロライブである。場所は、彼女のホームグランド的な「音や金時」。初見参である。

演奏は三部構成。
エジプトから始まり、イラク、シリヤ、そしてチュニジア、ギリシャを経てモロッコへと続く唄と演奏である。一部、二部はソロ、三部はグナワ奏者お二人との共演だ。グナワどこかで名前は聞いたような記憶はあるが、ライブは初めて。それもそのはず、なんと奏者は日本で4人。!!民族音楽はだいたい、マイナーで観客も50人を超えることはめったにないのだが、それでも少ないoud奏者だって日本には100人はいるはず。ところがグナワはたった4人、マイナーどころの話ではないのだ。今回聴けたのは貴重な体験。ラッキーだったようだ。リズミックで思わずカラダが動いてしまい、多人数の演奏下ではトランス状態になるのも、郁子なるかな。

おっと本題。
仁子さんの唄と演奏は、いつにもまして声に張りと艶があり、伸びやかな歌声で魅せられた。彼女の声の質は素晴らしく、トークもどこか音楽的なのだが、唄にヒーリング的な効果があるのだろう。心地よく、心が癒される。ケイト・ブッシュ的なのだ。

「音や金時」ライブな、たいへん響きの良い空間で、ステージも広くまさにライブスポット。ここの響きは自然でかつたいへん質の高いもので、PAを使わずとも、演奏や歌声が明瞭に聴こえる。変に残響過多にならず綺麗に減衰している感じだ。ここまで音の良いライブスポットは、ちよっと記憶にない。

今回は動画もバッチリ。