目白駅から
住宅街を5分ほど歩いて、
ここへ。
目白庭園。
この門は長屋門と申します。
桟瓦葺きの切妻屋根に、
壁は漆喰塗りの白壁。
元は大野家という大地主の邸宅でしたが、
1990年に
当時の造園技術を駆使して作庭され、開園。
今は、豊島区の区立公園です。
中央に配した池の周囲を巡る、
回遊式日本庭園。
清澄庭園や細川庭園と比べると、
小ぶりで、池の周囲を5分ほどで一周できます。
池は広さ約500㎡、深さ約1.2m 。
池のほとりの「六角浮き見堂」。
六角形の小休憩所で、
大海を見るような壮大な眺めを楽しむことができます。
植えられた樹木は約500本。
飛び石。
築山の谷間から流れ出る滝。
深山幽谷を思わせる滑滝です。
高さ4の滝口から毎分3トンの水が流れ出ています。
滝見台
池の西側の高台にあり、
滝や庭園内が見渡すことができます。
野点処としての利用も可。
富士山?
外人の姿もあります。
由緒ありそうな井戸。
来園者は毎日200人ほど。
桜と紅葉の季節には500人ほどになります。
池の中央には鳥小屋が設置されて
カルガモが暮らしており、
毎年5月に親子が姿を見せて庭園のアイドルとなっています。
これは、数寄屋建築の「赤鳥庵」。
京都の北山杉を用いた木造瓦葺き平屋建ての
数寄屋建築です。
童話作家の鈴木三重吉が
今の庭園の南東すぐ近くに居を構えていたことから
彼が発行した子供文芸誌『赤い鳥』より
建物の名をとりました。
そういえば、来る途中、
こんな標識がありました。
赤鳥庵では毎月第2・第4木曜日に「かるがも茶席」が催されているほか、
和室は茶道、華道、句会、碁会など趣味の集まりや
各種会合や発表会で使われています。
赤鳥庵は、茶道・華道・句会・碁会などの趣味の集まり、
庭園は入場無料ですが、
赤鳥庵の利用は有料。
大都会の喧騒を離れ、
日本の伝統文化と自然のさまざまな表情を
楽しめる場所です。
池袋に向かう途中の踏切。
都内では珍しいですね。
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