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映画『アーガイル』

2024年03月09日 23時00分00秒 | 映画関係

[映画紹介]

「キングスマン」シリーズの
マシュー・ヴォーン監督が新たに描くスパイアクション。
アメリカでは2月初旬に公開され、
初登場第1位。
(ダンサーのマシュー・ボーンとは別人。念のため。)

冒頭、アーガイルというスパイの
ギリシャでのアクションが描かれる。


そのまま、アーガイルの活躍を描くと思いきゃ、
実は、それは、女性作家のエリー・コンウェイが書く
小説の内容だったと分かる。
凄腕エージェントのアーガイルが世界中を飛び回り、
謎のスパイ組織の正体に迫る
大人気スパイアクション小説「アーガイル」の作者エリーが
本当の主人公。

次作の展開に苦慮したエリーは、
リサーチのため、旅に出る。
すると、列車の中で、スパイ組織の襲撃を受ける。
その情景の中にアーガイルが現れ、
創作の中の出来事なのか、
それとも現実なのか錯綜する。
エイダンと名乗るスパイに命の危険を助けられたエリーは、
一緒にロンドンに向かい、新たな敵と遭遇する。
どうやら、エリーの小説が
現実のスパイ組織の姿を言い当てていたらしいのだ。
エリーの空想のはずだった世界と、
命を狙われる現実との境界線が曖昧になっていく。
ロンドンでのスパイ組織との闘いの中でも
創作上の人物アーガイルが現れ、
虚々実々のストーリーが展開する。
エイダンは何者なのか、
というか、そもそもエリー自身が何者なのか
どこまでが現実で、どこからが虚構なのか。
謎をはらんで進む話は、
いかにもマシュー・ヴォーンらしく
目が離せない。

話が進む中、
何回も「えっ、そうだったのか」と驚かされる場面が頻発する。
そういう意味で、観客を翻弄する。
だから、面白い。
テンポもスピード感があり、
観客の鼻面を引きまわす。
音楽も盛り上げに力を貸す。

エリーを演ずるのは、ブライス・ダラス・ハワード


エイダンはサム・ロックウェル


どちらもなんだか役柄に合わない。
特にブライスは、太い
太い女性のアクションは、
見ていて違和感充満。
終盤のスケートと猫の活躍は笑えた。

アーガイルをヘンリー・カビルが演じ、
こんな男前が現実に存在するのかと思わせる。
他にブライアン・クランストン、サミュエル・L ・ジャクソン、
アリアナ・デボーズ、ジョン・シナ、デュア・リパら豪華配役。

5段階評価の「4」

拡大上映中。

 



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