空飛ぶ自由人・2

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天空庭園

2023年07月10日 23時00分00秒 | 様々な話題

先日、渋谷で映画を1本観た後、
田園都市線で1つ目の、この駅↓で降り、

高速道路を 仰ぎ見ながら、

目黒川を渡ると、

見えて来ました、この施設。

目黒天空庭園


目黒寄生館同様、頭に「目黒」が付いています。

上から見ると、こういう形。

地図上では。

どうしてこんな形をしているかというと、         
首都高速道路・大橋ジャンクションの屋上に作られたからです。

大橋ジャンクションは、
高架の首都高速3号渋谷線と
中央環状線山手トンネルとの結節点。
自動車の排気ガスや騒音の影響を抑えるために、
コンクリートの壁と屋根で道路を覆いました。


外周は約400mと
国立競技場のグラウンドとほぼ同じ大きさ。
その上に、ローマの「コロッセオ」をほうふつさせる
約700㎡の面積を有する公園を作ったのです。

ここから上がります。

更にエレベーターで上へ。

中はこんな風。

入場は無料。

なだらかな坂になっています。

幅16~24m。

一見、円形の公園のように見えますが、


実は、途中で区切れています。

この部分は、「おおはし里の杜」というエリアで、
目黒川周辺の斜面林や草地、水田といった原風景を
大橋ジャンクション内の換気所屋上に再現した場所。


普段は生態系維持のため公開していませんが、
環境の取組みをご紹介させていただくために、
特別に一般公開することがあります。

坂を上った最終地点、
途切れたところから、
この「クロスエアタワー」に入れます。

目黒区立図書館などの公益施設が入っており、

更にマンションにもなっています。

中にあった模型。

この中を車が走っています。

天空公園は3階、
入ったところは9階。

不思議に思えますが、
横から見ると、その謎が解けます。


連絡デッキでつながれているのです。

上から見たところ。

ビルのエレベーターを使って降りると、


天空庭園の下の入り口に。

なだらかに上昇しているのが分かります。

勾配は6%。
標高は7~35mで、
園内の高低差は約24m。

出発点に戻りました。

1階には「オーパス夢ひろば」という運動スペースもあります。

外観は、まさに要塞


何千年後の歴史本で、
「トウキョウのメグロに要塞があった」などと
誤記されるのかもしれません。

 



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