***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

上高地&奥上高地の1日目

2014-05-27 23:28:15 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

上高地&奥上高地へ1泊2日で行ってまいりました。

 

その1日目。


5月26日(月)、午前2時前に家を出発して、
さわんどバスターミナルに到着したのは午前5時10分。


午前5時40分過ぎの始発のシャトルバスで上高地へ。

 


バスは往復運賃@2,050円ですが、それに1,000円分の利用券がついて
2,500円という『上高地らんらんチケット』を購入。
しっかり主婦です(笑)

車内は3組6人だけ。
平日だからでしょうか。もったいな~い。

6時すぎに到着した大正池。
上高地バスターミナルまで行っちゃおうか迷ったんですが、やっぱり大正池は外せないです。

 

目的地は奥上高地の徳沢。

心配していたお天気は薄曇りで、思っていたほど悪くなく、
大正池からはしっかり穂高の稜線も見えて、テンションも上がります。

でも穂高の上方にはレンズ雲っぽい雲が。
これがかかると24時間以内に雨が降ると言われていますので、
そこそこ早めに行動せねば。 

と言いつつ、いつもながら歩みは遅々として進まず(笑)

こちらは焼岳。
曇り空だと噴煙が見えないのね。

 

田代池へと続く小径は大好きな場所。
残雪の山と新芽の緑、いいわ~~。

 

ここも必ずチェック。
たっぷりの雪融け水に心も潤いますわ。

 

田代湿原も若葉に交替中。
後ろに控える山がまるで版画のよう。

いつでも穏やかに迎え入れてくれる田代池。
本当はもっともっと優しく美しい風景なんですけど、上手く表現できないのが悔しい。

 

ウグイス。
ケキョケキョと鳴いているところです。
手持ちにしては良く撮れてるなと自画自賛(笑)

 

田代橋、穂高橋を過ぎたあたり、ユサユサと音がすると思ったら、

枝の上で食事中のお猿さん。
新芽が美味しいのかな。


こちらは二家族でしょうか。赤ちゃんが可愛いくてほのぼの~♪

と思えば、

こっちは大げんか。動きが速すぎて追えず(汗)

あちらこちらに総勢20匹、、いやもっとかな。
曇りの日は猿が多く出てくるとは聞いてましたが、人の数より多いとは(笑)

猿は人慣れしていて、道で普通にすれ違い、「あれ?猿に似た人?」ぐらいの感じ(笑)

 

園地脇の小径。
梓川の水の色と白樺と新緑、そして穂高。
ゆっくり歩かなきゃもったいな~い。

 

河童橋と穂高。
上高地ならではの風景ですね。
青空だったら最高なのに、というのは贅沢で、これでも充分に美しいです。

この写真のちょっと前まで、橋の上には誰もおらず、「おおこれは珍しい!」と
走って寄ったけど間に合わず(笑)

 

河童橋の上から。

今日は明神池に寄りたいので、橋を渡って(上流から下流を見て)右岸道を行きます。

 



岳沢湿原。
緑いっぱいには少し早かったかな。

 

ケショウヤナギの若葉。
今回の葉っぱの主役はこれってくらい、綺麗でした。

 

明神池到着は午前10時少し前。
ここまで4時間近くかかってます。通常は2時間コース。いったい何やってるんだ(笑)

 

ここに来たのは20年振りくらいだけど、以前と変わらず、静かで厳かで
上高地が神降地と呼ばれるのにふさわしい佇まいだなと感じます。

 

そして、明神橋を渡り、明神館の近くに来ると、

木立の中に一面のニリンソウ!

思わず歓声をあげてしまいました。

 

曇り空なので開いている花は少ないのですが、それがまた可憐で可愛くて。

 

梓川の支流に沿って、ずっとニリンソウ。
ちょっと現実離れした風景でした。

 



で、

ここにもお猿さん。
わざわざ近寄ってきて、「花と私、綺麗に撮って頂戴な」というカンジ(笑)

 

右も左もニリンソウ♪

 

斜面のニリンソウは全体像が見やすいです。
結構ヒョロッとしてるんですよね。

 

ふと後ろを振り向くと、

誰もいない。ニリンソウ独り占めですぜ(笑)

いや~~、もう幸せすぎるわ~~

 

なんてやってたら、ポツポツと雨が落ちてきまして、
こりゃイカンと足を速め、ほどなく徳沢到着。

時刻は12時ジャスト。

大正池から通常は3時間のところ、6時間かけてやってきました(笑)

広くて平らな地面全部、遠くの方までぜ~んぶがニリンソウという光景に
「うぉぉ~~~~~~~っ」と、歓声というより、雄叫びをあげてしまった私です(笑)

ハルニレの大木がまたニリンソウとよく似合うんだわ、これが。

 

こちらは徳沢ロッヂ。いい雰囲気ですね。

 

今回の宿は、ロッジの奥に位置する徳澤園

こちらも素敵。売店の『MICHIKUSA SHOP』も可愛いです。

この地は明治の初期に上高地牧場として開拓され、徳澤園は牧場の番小屋として
誕生したものだそうです。

そして、井上靖の『氷壁』に徳沢小屋として登場したことで有名な宿でもあります。


チェックインは14時からということで、キャンプ場の炊事場で、雨を避けながら
コーヒー&朝の残りのサンドイッチとおにぎりという地味なランチをして、

それでも1時間以上あるので、宿併設の『MICHIKUSA SHOKUDO』で、お茶タイム。

店内は宿の外観以上にずっしりと落ち着きを感じさせるつくりでした。


雨が小止みになったので、ニリンソウを敷き詰めたようなお庭を散策。

 

 

 

 

 

 

しつこいくらいにニリンソウばっか(笑)

どんだけ見続けても見飽きないんだわ、ホントに。


で、宿の方の心遣いでしょう、少し早めのチェックイン開始。

 

お部屋は5月3日にリニューアルオープンしたばかりの洋室Aタイプ。
窓からはニリンソウの庭が一望できます。

本当は、HPを見てBタイプがいいなと予約の電話をしたんですけど、先約有り(汗)
でも、実際に見たらAタイプも思ってたよりずっと素敵でした。

 



ステンドグラスも時計もファブリックも、強いこだわりを感じます。
この部屋のためにオーダーされたという椅子(写真右上)も素晴らしいデザイン。
でも、お尻が滑っちゃって座りにくいので、もっぱら物置きとして使ってました。
すんませ~ん(汗)



ちなみに、こちらが洋室Bタイプ(写真はHPから借用しました)
開放感があって素敵ですよね。


 

 

廊下の床もピッカピカ。
部屋名は『おだまき』、かの洋室Bは『二輪草』。
オブジェや照明もひとつひとつ凝ってます。

 

玄関ロビーと靴箱(笑) 登山靴がズラッと並んでるのがなんか可愛い。

館内は木材がふんだんに使われていて、どこも居心地よろし。
その中でもこのラウンジ、
TVもなく、携帯も繋がらないので他にすることがないってのもあるけど、
ここで山の本を読む時間は格別の心地よさでございました。

 

 

食堂の入口。
メニューはボードの手書きというのも素朴で良いですわ。

 

夕食。岩魚が美味しい。山菜の天麩羅も美味しい。
苦手なウドも美味しい。林檎のシャーベットがこれまた美味しい。
一粒残らず完食(笑)

 

お風呂は14時から20時までという時間制限がありましたが、
しっかり2回入りました。
大きな窓から見える緑と白炭を通したお湯がとっても気持ち良かったです。

置いてあるシャンプーがパックスナチュロンなのは納得ですが、リンスが無いのは辛い。
石鹸シャンプーはクエン酸のリンスで弱酸性に戻さないと髪がギシギシになります。
なので私はシャンプーせず。そこだけ惜しい。


夜はずっと雨。

翌日は雨が上がることを祈りながら、午後9時、眠りにつきました(早っ)

 

 

そうそう、あとから知ったのですが、この日、藤井フミヤさんが
TV番組の撮影で徳澤園を訪れていたそうです。

私たちが着いた時にはそんな気配はなかったので、午前中だったのでしょうね。

番組は、BSジャパン 6月8日(日)19:00~『藤井フミヤの山に登りたい2』

 

これ、吉井さんだったら地団駄踏んで悔しがるだろうな~(笑)

 

 

 

 

 

 

 


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