***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

千畳敷カールとちょこっと山登り・その1

2013-08-27 23:00:16 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

初めての千畳敷カール1泊。

長いので1日目、2日目に分けて書きます。


※過去の千畳敷カール行はこちら

2012年8月06日 8月27日
2013年7月26日

 

ではいつものようにズラズラといっちゃいます(笑)

 

 

8月26日(日)午前2時50分、今夏2度目の千畳敷カールに向けて出発です。

 

高速道路上から眺めた午前5時の空。すんげ~綺麗。
こういうのもモルゲンロートって言うのかな。

 

午前5時30分、駒ヶ根市の菅の台バスセンターに到着。
ポッチリとお月様。いい天気です♪
午前6時の千畳敷の気温は4、5度とのことでした。

臨時便の始発(7:00)でしらび平へ。

 

ロープウエイのしらび平駅です。
お土産売り場なんぞ撮ってみた。ロープウエイガイドの渓香ちゃんがダサ可愛い(笑)

 

午前8時すぎ、日本で一番高い場所(2,612m)にある千畳敷駅まであとちょっとの図。
宝剣岳がクッキリ見えます。

 

駅(ホテル)の裏側からの眺め。彼方に見えるのは南アルプスの峰々。
中央には富士山も見えます。去年来た時も同じショットを撮った記憶が、、ワンパターンです(笑)

 

カール側もスコーンと快晴。
登山道へ向かう人がチラホラ。

 

カール内の散策路から。
前回はコバイケイソウが咲き出し、お馴染みのシナノキンバイやミヤマキンポウゲ、
ハクサンイチゲ等で一面賑やかな花畑でしたが、1ヶ月後の今は目立つ花が少なく、
ぱっと見はやや寂しいカンジ。

でもよく見ると可愛い花がまだまだたくさん咲いてくれてて、
いつもながら歩みは遅々として進まず(汗)

花についてははまた別日記にしました。

 

8時50分 登山道に入ります。

 

 

急登の八丁坂です。合成写真みたいですね(笑)
今回からストックを使用してみたんですが、これがとってもgoodなんです。
凄くバランスが取りやすくて、足にかかる負担が驚くほど軽減。
みんなが使う理由が分かりましたわ。
私はカメラを肩に提げているので普段は1本使いですが、それでも本当に楽チン。
ダンナも「これは買って良かった」と言っておりました(笑)

おかげで急登もさほど苦しくなく、乗越浄土までの時間も前回より10分短縮。やった~(笑)

 

9時25分 乗越浄土到着。

 

今日は向かいの山の中腹に小さく見える濃ヶ池を目指します。


乗越浄土→駒ヶ岳の麓→馬の背→濃ヶ池→駒飼ノ池→乗越浄土という行程。

所要時間4時間ほどの中級者コースだそうです。

 

 

まずは中岳方面へ。赤い屋根の山荘は天狗荘。

 

中岳の山頂へ行く道と山頂をパスする巻き道に分かれますが、
今回は前回風が強くて断念した巻き道を行きます。
道標には『巻き道(危険)』の文字有り。


 

といっても、好天もありそれほど危険は感じず。でも慎重に歩きます。
(写真は来た道を振り返って見たところ)

 

演出過剰の図(笑)

 

右上に浮かんで見えるのは木曽御嶽山。3000m越えはさすがの高さです。

 

頂上山荘でトイレ(@200円)を済ませ、

 

 

馬の背という尾根道に入りますが、ガスが出始め視界はよくありません(汗)
道の両側は急峻な谷になって高所が苦手な人は注意が必要なほどだそうですが、
ガスのせいで谷は全く見えず。残念なり。

トップの写真も馬の背で撮ったもの。
ガスで雰囲気はありますけどね(笑)

 

これはほんの一瞬だけ谷の向こうが見えた時。
ガスの無い景色を見てみたかった~

 

 

なだらかなアップダウンを繰り返しているうちに、
右手に目的の濃ヶ池が見えてきました。

あともうちょっと♪
このまま下に降りていけそうなくらい近くに見えます。

 

が、池が見えてからが結構遠い(汗)
ぐる~っと回り込むんですわ。

 

やっとこさ、池と将棊頭山(しょうぎかしらやま)の分岐点。

 

分岐点から私の足で20分弱、

濃ヶ池到着♪

この池は、氷河によって削り取られた窪地の中に出来た、
日本では珍しい氷食湖なのだそうです。

 

 

ガスに覆われ、とても神秘的で美しいです。

こんな素敵な場所にしばらくは私たちだけで、怖いくらいに静かでした。

こうしてみると千畳敷カールのミニ版みたいですね。
千畳敷カールの剣ヶ池は人工池だそうですが、
あの風景は、この濃ヶ池をイメージして作ったのかも、なんて思ったりして。

先程ガスがかかっているあたりから覗き込んだと思われますが、
そこから池には絶対下りられませんね(汗)

池については、あとから来たグループのガイドをしていた男性が
「以前は深さが腰くらいあって、僕の知り合いは泳いだことがあるんですよ」と
話していました。
土砂の崩壊で池は埋まりつつあるようで、将来は姿を消してしまうのかも知れません。

 

お昼は池の畔で。
ここでチョンボ発覚。朝方コンビニで仕入れたおにぎり4つを
車の中に忘れて来てしまいました~。
前回の駒ヶ岳登山に続いて2度目の失態(超汗)

でも今回はパンなどを多めに持ってきていたので特段問題は無かったのですが、
もったいなさすぎだわ(泣)
ショックでお昼の写真も撮り忘れ(泣)

そして更に化粧ポーチも置いてきたことが発覚。
目薬が無~い(汗) リップクリームが無~い(汗)
ウ○チのあとの匂い消しも無~い(汗)

 

でもって、このあたりで私は軽い高山病にかかったのか、頭痛ガンガン。
鎮痛剤を飲み、深呼吸をしたりしましたが、あまり回復せず、

 

でも、池からの帰路が花いっぱいですんごい綺麗。

ピンクに見えるのはチングルマの果穂。手前のクリーム色の花はオンタデ。

 

 

その先ではコバイケイソウが満開。

うほぉ~~、キレ~~~イ!!!  でもアタマ痛~~~い(汗)

 

  

ミヤマキンバイ、キバナノコマノツメ、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ等々、
千畳敷カールでは終わってしまった花もた~くさん。
このあたりは、カールよりひと月近く遅れて咲くんですね。

 

 

ガレ場は細い沢になっている箇所が多く、嵌らないように慎重に渡ります。

 

全崩壊寸前の案内標識。
雪の重みでこうなっちゃうんでしょうね。


んで、頭痛はピーク(汗)
疲労との相乗効果でかなりバテバテの私。

このはしごを登った記憶が、あるような無いような(笑)

 

 

「もうダメ」「これ以上無理」と思ったところで、急に視界が開け、駒飼ノ池到着。

先で待っていたダンナ(右の人)はお腹が痛くなったらしく、
身体を丸めて「くうぅ~~」(笑)←笑うとこじゃない?

 

駒飼ノ池。名前は池だけど、あるのは川。
やはり土砂で埋まってしまったんでしょうね。ここもちょっとしたカールのよう。

私は上方に見慣れた小屋が見えてきたし、開放的なこの景色だしで、急激に回復(笑)

 

イエ~イ(笑)

そこから上に見えた山荘まで1時間弱。
ダンナはトイレを目指し先を急ぎ(笑)、私はのんびり登りまして、

宝剣山荘でソフトクリーム@400円 完全復活です♪
ひと息ついたダンナに「食べる?」と訊いたら、「まだ遠慮しとく」とのことでした(笑)

 

そんなこんなで、平均的な所要時間4時間の行程を6時間かけて歩き、
乗越浄土へ到着。

2本ストックで八丁坂をサクサク下り、ホテル千畳敷へ。

 

ホテル到着は午後4時30分。

窓に見えるオジサンは心霊写真じゃありません。念のため(笑)

 

部屋はカール側の2階の8畳間。
バス・トイレ無し、布団の上げ下げはセルフ。食事は食堂。
これで料金は1人1泊19,950円!高いです(汗)

が、ここは山の上。
1畳に1人、最盛期は3人、当然風呂無しで6000円以上という山小屋の料金を考えると
すこぶる適正価格と思われます。

なんといっても窓の向こうは千畳敷カールですもん。
共同トイレはウォシュレットだし、
山の清水を湧かしたお風呂もすんごく気持ち良かったし。

 

お夕飯も美味しかった♪
ビニールの包みは明日の朝食の代わりとなるお弁当。
お弁当を頼んだ人は夜のうちにチェックアウトして、朝は勝手に出発。

 

そして、満天の星を期待していた夜は、

 

雨(泣)

 


残念ではあったけど、疲れていたからかえって良かったかも。


ということで午後9時前に就寝(笑)

山の夜は早いんだね~

 

 

 

その2へ続く

 

 

 

 

 

 

 


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