***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

バスツアー@千畳敷カール

2012-08-06 22:48:38 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

 

ということで、悪天予報の中、行ってまいりました、

千畳敷カール。

日記、長いですよ(笑)

 

今回の日帰りバスツアーも、
先日の上高地行と同じくクラブツーリズム。

駒ヶ岳ロープウェイ・千畳敷カール(ハイキング弁当付き)

@9,980円

 

新宿を8時ジャストに出発。
今回は遅刻者なし!good!

時折雨の降る中、手慣れた添乗員さんの仕切りのもと、
車は渋滞もなくスルスルと進み、途中土産物屋に寄り、
バスの中でお弁当を食べ、

 

ロープウェイ駅までの専用バスに乗り換える駒ヶ根ビジターセンターに
到着したのは12:00。

お天気は徐々に回復してきています♪

センターで集合写真なんぞを撮られ、専用バスに乗り込み、
しばしワインディングロードの揺れに身を任せます。


この車窓からの景色も綺麗でした。

 

駒ヶ岳ロープウェイの起点、しらび平駅に到着したのは12:40。

この時季、2,3時間待ちになることもあると聞いていたのですが、
ラッキーにも待ち人の行列は無し(写っているのは同じバスに乗っていた人たちです)

それはたぶん、悪天予報のせいと思われ(汗)

 

13:00発のロープウェイを待つ間に添乗員さんから集合時間の説明。

「15:30にこのしらび平駅集合としますので、
遅くとも15:10には山頂駅で並ぶようにしてください」

え?

それじゃ千畳敷カールには2時間しかいられないってことじゃん。
行程表にあった散策3時間ってのは???

3時間にロープウェイの往復が含まれていたとしたって、
30分以上も短いよ~~~(汗)

と、大いなる疑問を抱くも、問う間もなくロープウェイに乗り込み、

そしたら、もう心は千畳敷カールよ(笑)

 

 



駒ヶ岳ロープウェイは、急勾配でスピードも速い。

 

駒ヶ根市街や這うように流れ落ちる滝を眼下に見ながら、
標高2,612mの日本最高所駅までの高低差950mを7分30秒で駆け上がります。

この時、窓ガラスに雨しぶきが、、

やな予感(汗)

 

 

で、13:10に山頂につき、外に出てみたら、

土砂降り~~~~(泣)

視界はうっすら~~~(泣)
写真じゃ分かりづらいけど、本当に凄い雨だったのよ~。

そのうち雷も鳴り出し、ロープウェイも運休(超汗)

 

散策禁止のアナウンスが流れ、
登ってきた人たちはただひたすら天候の回復を待つのみ。

 

皆の祈りが通じたのか、30分ほどして、雷は遠のき雨も小止みになり、

視界もクリア。


おおおおおっ

千畳敷カ~~~~~ル!!!(←語彙なしw)

いっや~~、なんて綺麗。

嬉しい、嬉しい。

 

ちなみに、カールとは半円形の窪地のことで、
この千畳敷カールは、約2万年前の氷河期に形成され、
畳を1,000枚敷いた広さがあることから、こう呼ばれているんだそうです。

 

雨の残る中、一周4、50分の遊歩道を、雄大な景色と高山植物を
楽しみながら、ゆっくりと左回りに進みます。

剣ヶ池を手前にした光景に「ステキーーーーー」と興奮した私は、
レンズに水滴がついていることに気づかずバシャバシャ。
気付けよ、自分(泣)

 

 

撮影スポットで1枚。
私はレインウエアのボトムを履かなかったことを後悔。
ジーンズは重くなるのよね(汗)
山ガールみたいなの買おうかな~。似合わねぇだろうな~(笑)



 

友人2人はパンフで花の名前を確認しつつ前進。
普通のレインコートってのがいいカンジでしょ(笑)

 

強い雨に打たれた直後なので、花たちは皆クッタリしちゃってたけど、
それでも、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲの黄色い花をメインに一面お花だらけ。

 



「ほら、あそこ見てみーー」前を行く2人は大はしゃぎ。
そういう私も後ろでひとり「キャワイ~~~」とか言いながら大はしゃぎ(笑)

 

雪渓は思った以上に滑ります。昇りでよかったわ。

 

 

駒ヶ岳、宝剣岳に向かう登山道との分岐点。
くれぐれも登山道へは行かないよう添乗員さんから言われていたので
ここは見上げるだけ。

八丁坂に登山者が見えます。

アップ↓

頑張れよぉ~。

 

後ろを振りかえれば、

これもまた素晴らしい景色。
右上の赤い建物が山頂駅&ホテル千畳敷。
下はほとんど雲が切れて、カールも雨は完全に上がりました。

 

雨が上がったと思ったら今度は霧。山の天気は変わるのが早いです。

霧のかかった岩山も素敵ですけどね。

 

 

では、千畳敷カールで出逢った高山植物たちをご紹介します。

名前は間違ってるかも知れませ~んゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

 

梅鉢草(ウメバチソウ)
梅に似た花はちょっと凝った作り。
ハート型の葉っぱも可愛いです。

 

 

深山秋の麒麟草(ミヤマアキノキリンソウ)
平地に普通に生えているアキノキリンソウに似ていて、うっかりスルーしてしまいそう。

 

 



這松(ハイマツ)
緑の松葉にピンク色がひときわ鮮やか。

 

 

たぶん白山防風(ハクサンボウフウ)
深山川芎(ミヤマセンキュウ)と区別が付かず。
なので、かなりたぶん(汗)

 

稚児車(チングルマ)
花が終わって穂になってました。

 

稚児車という名は、穂の形状が子供の風車に似てることから付けられたそう。
可愛いというか、ヘンテコというか(笑)
とにかく変わった姿で目を惹きます。

 

珠芽虎の尾(ムカゴトラノオ)
すっごい小さいの。花の下部の茶色いのがムカゴです。

 

 

深山黒百合(ミヤマクロユリ)
思ってたりずっと小さい。でも貫禄というか、風格がありますわ。

 

たぶん信濃金梅(シナノキンバイ)
深山金梅(ミヤマキンバイ)、深山金鳳花(ミヤマキンポウゲ)と区別が難しいけど、
花が大きいから、きっとシナノキンバイ(汗)

 



四葉塩釜(ヨツバシオガマ)と白山一花(ハクサンイチゲ)
ハクサンイチゲは会いたかった花ナンバー1。
もう終わってしまったようで、なかなか見つからず。
会えて嬉しかった~。

 

 

たぶん深山金鳳花(ミヤマキンポウゲ)
葉っぱが細いから、たぶんそうだろうと(汗)
お花畑の立役者ですね。

 

 



猩々袴(ショウジョウバカマ)
小さいけどゴージャスな花。雨に濡れて重そうでした。

 



小梅草(コバイケイソウ)
残念ながら花は見あたらず。見たかったのに~。
花はこれからなのかな~(汗)

 

 



小岩鏡(コイワカガミ)
イワカガミの小さい版?
会いたかった花ナンバー2(笑) 可愛い♪ 可愛い♪

 

 

岩爪草(イワツメグサ)
花も葉もとっても繊細。清楚な花ですね。

 

 



黄花の駒の爪(キバナノコマノツメ)
スミレの一種です。
名前の由来は、葉っぱの形が馬の蹄(ひづめ)に似ているからだそうです。



 



大瓢箪木(オオヒョウタンボク)の蕾
何でしょコレ(笑) よく分からないけど、めっちゃ可愛いかった~。

 

 



七竈(ナナカマド)
花を見たのは初めてかも。
秋になると、この花の実が真っ赤になるんですね。

 



唐松草(カラマツソウ)
花はグッタリ(笑) でもお陰でとても綺麗な雫が見られました。

 



蝦夷塩竈(エゾシオガマ)
葉の明るい緑にクリーム色の花。派手さはないけど優しい印象の花ですね。

 

 

稚児車(チングルマ)
山頂駅の正面にまだ花が残っていてくれました。
雨に打たれて雄しべがクッタリだけど、なんとも愛らしい。

 

チングルマの後ろ姿。
これまた愛らしいったらないわ。

 

以上、千畳敷カールの高山植物たちでございました。

 

 

青空はなくとも、土砂降りの時には諦めかけた千畳敷カールの景色が
クッキリ見えたこと、

その切り立った崖の荒々しさと、花畑の穏やかさが合わさった中に
身を置けたこと、

夢のように幸せな時間でした。

 

 

と、ここで終わればいいものなんですが、

もうちょっと(汗)

 

最後にチングルマを撮った時刻は15:02。

添乗員さんに言われた、山頂駅に行く時間は15:10。

 

ひぇ~~~~~っ


急いで石段を駆け上がり、山頂駅へ。

 

友人たちと合流し、無事15:10発のロープウェイで下山。


千畳敷カールの滞在時間はジャスト2時間。

やっぱり、あと1時間、いや、あと30分でもいいから
もっと時間が欲しかった。

今回のバスツアーの行き先は千畳敷カールのみ。
それだけが目的です。
そして、そうそう簡単に行ける場所じゃありません。

だから、そこにいられる時間はもの凄く貴重です。
1時間、30分の違いは大きいです。

渋滞がひどかったとか、ロープウェイの待ち時間が長かったとかも無く
すこぶる順調だったのに、何故「散策3時間」という表記通りの時間を
とってくれなかったのか。

他社で1,000円安いツアーがあったけど、「散策2時間」となっていたから
こっち(クラブツーリズム)にしたのに、、


千畳敷カールが素晴らしかっただけに、その1点のみ残念でなりません。

 

 

来年は自分で行って、好きなだけ楽しむとしますかね。

 

 

 

 

 

 


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