***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

ハンニバル・ライジング

2007-05-09 21:42:00 | 映画


【羊たちの沈黙】が大好きな私としては、外せない映画、ということで
地元のシネコンで観てきました。

17:00スタートという時間にもかかわらず、観客は私たち夫婦を含めて7人!
大丈夫スか?ハンニバル・ライジング!っていうか、このシネコン!(汗)



レクター役のギャスパー君は雰囲気ぴったりで適役でした。

かなり面長で好みじゃないけど、グリスで固めて後ろに流した髪の横顔なんかちょっと
ゾクゾクしちゃいました。

映画自体は、レクター博士の人喰いをはじめ、香水や絵画への造詣の理由が
分かりやすく描かれてはいたけど、その理由が誰でもが予想できたようなもので
安易と言えば安易かな、と。
その後この青年はレクター博士になるんだっていう背景があるから、
最後まで飽きずに観れたって気がします。

欧米の映画にありがちな、あの日本人の描き方も「何だかなぁ」です。
おば様は中国人なんだ、だからお部屋もシノワズリなワケね、、って思ったら鎧や
日本刀が出てきて、あらっ?日本人だったの?って(笑)
へんてこな日本様式が出てくる場面は半分コメディに見えちゃいました。

それに、戦争の悲惨さを強調するために安易に「広島」を使って欲しくないって思います。
日本人だから、そこには敏感になります。どうしても。


分からないのが、逃亡兵の居所がカナダだと知る前にレクターの部屋にカナダの
パンフレット(?)があったこと。

これはなんででしょう。



私としては

【羊たちの沈黙】>【レッド・ドラゴン】≧【ハンニバル】>【ハンニバル・ライジング】

でしょうか。