Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

「レッドクリフ Part 1」

2008-11-03 21:48:11 | Cinema な時間


今秋最大の期待作(?)「レッドクリフ Part 1」 。

さすがに公開初週末、劇場は大入り満員でした。場内の観客のほとんどが、画面を食い入るように見つめていました。

三国志オタクが同行者だったので、内容にうるさいかなぁと思ったら、同行者も満足な出来栄えだったようです。

もともと原作の 「三国志」 が面白いからこそ、こうやって後世の人に、映画、ドラマ、演劇、漫画と取り上げられるわけで、それぞれの作り手が独自の視点や切り口で描くから、それがまた面白いんだとか。そりゃそーだ。

原作と比較することにあまり意味はないということのようで。「レッドクリフ」 は、監督ジョン・ウーの三国志という視点で十分に楽しめる作品。


そして、三国志は登場人物が多いので、いちいち説明していたら、そりゃもう大変な時間がかかってしまいます。知りたかったら原作を読めってことなのでしょう(笑)。


個人的には、孫権(チャン・チェン)目当てでしたが、孫権に限らず、この作品に登場する人物、誰もがそもそも魅力的であることは間違いなく、キャスティングが良いとか悪いとか、そんなことはどうでもよくなります。

まず冒頭、劉備の息子を助ける趙雲(フー・ジュン)にいきなりがっつり心を持っていかれました(笑)。

有徳の君主、劉備(ユウ・ヨン)はいかにも民衆に慕われるという容貌で、三顧の礼を以って孔明(金城 武)を軍師に迎えたという話は、さすが賢君に見る目あり・・・と思わせるだけの隠れた迫力がありました。

三国志で人気の武将関羽(バーサンジャプ)や張飛(ザン・ジンシェン)が、歌舞伎の見得を切るような登場の仕方で、いかにも東洋的で面白かったです。

そして、曹操(チャン・フォンイー)。Part 1 の主役のはずですが(笑)、この作品ではヒール役。でも決して暴君ではなかったはずで、この曹操の色ボケ?いや純愛によって、開戦の火蓋が切られるとしたら、この戦いは一体・・・。

周瑜(トニー・レオン)と小喬(リン・チーリン)のラブシーンがちょっとモダンな感じがして、余計じゃないかと思ったのですが、戦闘アクション場面ばかりでは、むさ苦しく埃っぽいですから、やはりトニーの大人の色気を発揮しない手はないですかね。

赤壁の戦いは今からちょうど 1800 年前、A.D. 208 年のお話。A.D.208 年というと日本は、まだ弥生時代。ちょうど卑弥呼が邪馬台国を治めている頃でしょう。卑弥呼が有史に登場するのは、それこそ三国時代の「魏」の史書、魏志倭人伝。日本はこの時代、シャーマニズムの世界だったわけですね~。

そうそう・・・ ご覧になられる方、ご覧になる前にぜひ 「5 人の男」 性格占いでもやってみてはいかがでしょうか。( link to yahoo redcliff

結果、ワタシは孫権でした(おおー、やったぁ~
「優柔不断な一面もあるがやる時はやる」 らしいです。

         

Part 2 公開は来年 4 月。



 



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