Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

カン・チョルジュンごと

2008-06-19 22:13:57 | Suda on J.J.Y.


本日より 『 カン・チョルジュン: 公共の敵1-1』 大公開

昨夜からすでに上映していた映画館もありましたが・・・。今週末、映画館にかかっている韓国映画はほぼ 『カン・チョルジュン』 一色に近いようです。その他は海外の映画ばかりです。

ここ2~3日の記事から抜粋したものを覚書 (*注:私流訳) にしておきます。

毎日ガンガンあがってくる記事を全部読んだわけではありませんが、トークのネタはかぶっていることが多いので、たぶん、これでほとんど今回のジェヨンに関するカン・チョルジュンネタは網羅できているような気がするのですが、そうでないかもしれません(笑)。

偶然にも挿入された焼肉シーンのおかげで、今、ソウル市民の最大の関心事、アメリカ牛肉問題と微妙に絡み合い、「公共の敵」 というこのタイトル自体が問題を揶揄しているようでもあり、そんな力も借りながら、大ヒット御礼ならいいのですが・・・。

 

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 「悪役第一歩 チョン・ジェヨン 脂っこい公共の敵だとからかったんですよ」
(SPN [2008/06/18])

                    

「コメディーだと思いました。「公共の敵」と分かっていれば出演をしなかったでしょう。」 『カンチョルジュン』に出演することになったきっかけは、(監督に) 「だまされて」 と明らかにした。

映画 『神機箭』 撮影中にカン・ウソク監督から 「コメディー映画をひとつしよう」 と提案されたので、シナリオも見ずに受諾をしたら、あとで 『カン・チョルジュン』 にキャスティングされたという噂が聞こえてきた。

実際、チョン・ジェヨンは 『カン・チョルジュン』 出演に負担を感じていた。 それで『公共の敵2』 出演オファー(チョン・ジュノの役)の時も固辞した。

チョン・ジェヨンは演技派俳優として知られながらも、このシリーズに負担を感じた理由は、とんでもないことに、 「スーツ姿に自信がなかったため」 と説明した。 そういえば、出演作品の中でスーツを着た姿は記憶にない。 チョン・ジェヨンも 「『カン・チョルジュン』で初めてスーツをまともに着た」 と打ち明けた。「実際、家にスーツは一着もなかったです。 慶弔事にも借りて着て行ったぐらいです」(中略)

すでに2人の公共の敵があったのでチョン・ジェヨンとしては差別化が必要だった。 それで、チョ・キュファン(1編の公共の敵)、ハン・サンウ(2編の公共の敵)で表わした極悪な姿を隠した。

ここにチョン・ジェヨンは洗練されたチョ・キュファン、ハン・サンウとは違い、パリッとしたスーツ姿にやぼったさをかぶせた。 高価なスーツに似合わない、もじゃもじゃしたヘアースタイルに、なまりまじりの標準語と尊敬語、時々見せるが地位にそぐわないコミカルな部分で、イ・ウォンスルというキャラクターを完成させた。

「ポスターを見て人々が私と分からなかったそうです。 とても脂っこさが出ますか?」

(中略)

チョン・ジェヨンは、「次にまた悪役を引き受けたら、路上で私に石を投げる人ができるぐらいの極悪な演技を見せることができると思います」と話した。 
 

 

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 映画 『カン・チョルジュン』 イ・ウォンスル役 チョン・ジェヨン
  前編でレベルの高い悪役と比較されるかと出演に苦心
    監督を信じて撮影決心 チョン・ジェヨンらしく演技
( Segyo [2008/06/18])

                           

俳優チョン・ジェヨンが映画でこれまで見せてきたキャラクターには、常に 「気さくな」 との修飾語が欠かせない

組織暴力団でも、農村未婚の男性でも、つばめでも、チョン・ジェヨンが演技すればそのどんなキャラクターも、気さくだったり素朴に見える不思議な魔力が潜んでいる。 実際の姿は、ただ平凡なことこの上ないチョン・ジェヨン自らも、そういう部分を認めている。

「私が引き受ける役割は、常にキャラクター上1ヶ所どこか粗末な部分がある設定になっています。 恐らく私が持つ俳優としてのイメージが、色々な関係者たちにそういうキャラクターを任せるようになったようです。」 ・・・ しかし今回は若干違う。(中略)

「今回は私だけの色が明確にあらわれるコミカルな部分も取り入れた公共の敵です。笑いを与えれば観客らが感情を移入して、ややもすると公共の敵を理解できてしまう危険性があるでしょう。 それでコミカルな演技をしながらも、はるかに冷静な姿をお見せしようと努力しました。」

(それが)吉と出るか凶と出るか、確率は半分だというチョン・ジェヨンは、それにこもかかわらず、今回演じた公共の敵は、前作と差別化された姿を見せることができるよう点で、自信をのぞかせた。

「世の中に良いチンピラがどこにいます。 チンピラはみな悪いやつらでしょう。 しかも今回の公共の敵はより一層社会的な様相を帯びていて、前作より一層現実的な悪役キャラクターです。」

このように多層的で立体的な悪役をお目見えするためにチョン・ジェヨンは、今回多様なトリックを駆使した。 その代表が、なまりだ。(中略) 映画のためにその間多様ななまりを駆使しただけなのに、妙に彼がなまりを使うと、実際そのなまりを使う地域出身のように見える。

「私のイメージがそのようです。 本来この映画出演を反対された知人の方が映画を観覧して、私におっしゃいましたよ。 本当にチョン・ジェヨンらしく演技しましたって。 私から観客の方々が感じる特別な何かがあるようです。」

今回の映画を通じて、観客らはいつのまにか、チョン・ジェヨンのまた別チョン・ジェヨンらしい魅力に惹かれるようだ。


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 「私よりもっと悪い公共の敵はいない」
( Sportskhan [2008/06/16] )

          

お人よしそうな豪快な笑いに親しみを感じた。停滞している韓国映画のリリーフ投手として期待を一身に受けている映画 『カン・チョルジュン:公共の敵1-1』 (以下、『カン・チョルジュン』 監督カン・ウソク) の主人公チョン・ジェヨンは、町の一杯飲み屋で気軽に会える気さくな兄さんのようだ。 映画で演じた 「公共の敵」 の非情な感じは全くなかった。 作品ごとに、いつも先入観を跳び越えるチョン・ジェヨンの話を聞いてみた。


#私は絶対にホワイトカラー体質ではありません

チョン・ジェヨンは 『カン・チョルジュン』 で、表向きは前途有望な若い企業家、実状は組織暴力団ボスのイ・ウォンスル役を担った。 自分の息子には大変心優しい父親だが、他人の子供らには刃物を与えて殺人指令を下す非情な人物だ。『血も涙もなく』 以後引き受けた真の悪役だ。

「初めて一片の同情の余地もない真の社会悪を演じました。『血も涙もなく』 で演じた悪党は、個人的な性格障害に近いです。 今回のイ・ウォンスルは私たちの社会では消えなければならない真の 「公共の敵」 ということができます。」

チョン・ジェヨンと 「公共の敵」 との縁は今回が初めてではない。 『公共の敵 2』 でチョン・ジュノが引き受けた役のオファーを受けていたが固辞した。

「その時の役が、我が国5%の中に入るラグジュアリーな富裕層に属する人物なのに、私とは合わないように思ったのですよ。 それでも、今回の 3 編では、組織暴力だと私が演じることができそうでした。 カン監督をはじめとして、『シルミド』 で一度呼吸を合わせたスタッフばかりで本当に楽しく撮影しました。」

チョン・ジェヨンが映画を撮影しながら、最も大変だった点は衣装だった。 デビュー後初めて高級洋服を着て撮影した。

「今までいつもみずぼらしい服を着ていました。 しかし、今回引き受けたイ・ウォンスルは対外的には若い企業家であるため、1着当たり 250 万ウォンの高級洋服を初めて協賛受けなければなりませんでした。 協賛を受けて着てみると、やはり不便だったんですよ。やはり私はホワイトカラー体質ではありません。」

# まだ力不足の俳優であり、父親である

チョン・ジェヨンは、今回多くの映画ファンらの期待通り、非情ながらも一方では人間味が見える複雑微妙な役割をこなした。いつもオーダーメード服を着たように役をきっちりこなす彼の姿は 「天生の俳優」 だ。 彼の幼い時期の夢も俳優だったのだろうか?

「いいえ。 記者やPDでした。 漠然と創造的仕事をすることができると思っていました。 今考えてみれば、そうならなくて良かったみたいです。 あまり荷が重い職業でしょう。 俳優をすることになったことが大いなる幸甚です。」

「能力に比べて、周囲から正当に評価を受けていないようだ」 と話しかけると、チョン・ジェヨンは慌てたように手で遮った。

「まだ力不足な俳優です。 役を引き受けるたびに、私が演じることが想像できないという声を聞きます。 今回の映画もそうで、『知り合いの女』 で私がイ・ナヨンとメローをするという話のときも、『神機箭』 で史劇をするという話の時もそうでした。まだ役割にかろうじて合わられる水準です。 最善を尽くして熱心にするならばいつかは認められる時がくるでしょう。」

チョン・ジェヨンが‘演じたイ・ウォンスルは、仕事だけでなく、父親としても最大限キメ細かく努力する。 実際の生活では、二人の子供の父親であるチョン・ジェヨンはどうだろうか?

「子供たちがまだ小さくて、親父が俳優なのかは分かっていても、どの程度有名かはよく分かっていないです。父親としては事実0点でしょう。 少し、気を遣おうとすると、子供は 「どうしてそんなにオーバー」 なのかという雰囲気です。 ハハハ。 宿題は全く手助けできません。 この頃では、英語を習っていて、ほとんど私の分からない単語です。良い俳優と父親になるためには本当に絶えず努力しなければならないようです。」

すべてのことに常に最善を尽くす人間味あふれる彼の姿に、ますます信頼感を抱いた。

 

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