Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

グレゴリー・コルベール ashes and snow

2007-06-10 14:27:30 | Arsな時間


早く行かないと終わっちゃうよ~と、心優しきブロガーさんより教えていただき・・・

そうだ、そうだ、3月から行こうと思ってたのに、すっかり忘れてた・・・

グレゴリー・コルベール 
ashes and snow
ノマディック美術館 お台場


カナダ出身のアーチスト、グレゴリー・コルベールのことをよく知っていたわけでなくて、宣伝のポスターにとっても心惹かれたので興味を持ちました。

ashes and snow は、写真、映像、美術、小説、建築が一体化したプロジェクトなのだそうです。美術館といっても移動式美術館で、現地でコンテナを調達しながら、そのコンテナを組み合わせて美術館を建てているそうです。この設計は、日本の建築家坂茂さんが手がけたそうです。

世界各国をまわる「移動式」と聞くと、サーカスみたいな、ちょっとノスタルジックな風を運んでくれるような気もします。

       

館内では、短い映像2編、長い映像1編が見られます。美術館だけど、映画館でもあるような・・・。

映像・写真ともデジタル加工や合成は一切なしで、人間と動物の自然な共存をこんなにも描けるのかという驚きでいっぱいです。

映像も素晴らしいのだけれど、和紙にプリントされたセピア色の写真が圧巻でした。私にとってはレンズを通した「静止した瞬間」がなんともいえず魅力的な瞬間だと感じました。

説明書きやら能書きも一切ないので、「言葉は要らない」コミュニケーションの空間というイメージです。

ちょっとだけ残念だったのは、長編映像にナレーションが入っていたのが、私的には邪魔でした (エラそうなのだけど)。映像と自分の脳が会話しているような気分だったのに、そこに日本語のナレーションがつけられてしまうと、何かをすごく制限されたような気がして・・・

要は「言葉は要らない」ってことなので、ここでやめておきます。

 どうしても写真集が欲しくて手が出てしまいました。
でも、DVD&ポスター付だったので、満足度高です(写真上)。