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ピックアップ(Hマーク付きKSS151A)とオーバーホール 2020-04-13

2023年09月04日 | OHが重要

TEAC・エソテリック・・系統

この機器でさえ、Hマーク付きのピックアップが載せられている。

どこで、載せ替えたのか?と、なると

メーカー並びに市井の修理屋さん・場合によっては個人。

Hマーク付きは、

一応?オリジナル品ではある。

が、当方に来たHマーク付きのピックアップがのっていたものは

ほぼ全滅だった。

考えられることは、耐久年数が低い。

と、いうこと。

さらに、まともな数値をだしていても

音がおかしい。

http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-509.html

最初は・・・

VRDS-15のピックアップはHマーク付き(再生産)の物でしたがまだレーザー電流に余裕が有ったので電流調整を実施しました。
修理でよく見るようになってきたこのHマーク付きの物は数年前に新品交換したものでさえ寿命となっていましたので、当時のピックアップに比べ寿命が短い様です。

ところが・・・

完成後の音出しエージングで余りにも音が冴えないので調べてゆくうちに当方のWADIA6改L-Bからの信号なら納得できる音になる事が判りました。
やはりVRDS-15のトランスポートでは駄目なのかなと思いましたが、Hマーク付きのピックアップが気に成り交換してみることにしました。

なんとHマーク付きと当時物のピックアップでは全く音が違います。
Hマーク付きのピックアップの音は音域が狭まり表面的に音を繕うだけの躍動感のない音に成ってしまいます。

 

Hマーク付きが、第2期生産品ということで、

オリジナルである(正規品)であるということは事実だと思います。

が、すでに、細かな部品が品薄になり、同じく第2期生産品のパーツを

(例えば、発光ダイオードが今、単体で販売されている様に・・・)

代用し、製造技術の良さで、代替パーツでも、

相当の数値をたたき出していたと思えます。

と、思うのも、CDM-1で、発光ダイオード載せ替えをおこなった物の

大半が、たぶん、載せ替え技術が悪い物は、まもなしに壊れ

取り敢えず鳴っている物は、新品以上の数値を出していました。

此れも、載せ替え技術が悪いものは、まもなしに壊れています。

 

そこから、考えると、Hマーク付きは

おそらく、当時物とは、違う精度の発光ダイオードを使用した物ではないかと思えます。

そして、今回OHし始めたTEAC・エソテリック・・系統の機器も

前回他店?TEAC?で修理されたものでしたが、

Hマーク付きが乗っていました。

オーナーさまは、(他店・メーカーなどで)

メンテナンスしたのに、最近音が良くない・・と

細かな違いを把握されており

はたして、蓋をあけてみれば

Hマーク付きでした。

修理屋さんは

Hマーク付きだからと、安心して載せたのではないかと思います。

 

当時物の数値の良い物が、使い方次第で30年近くもつわけですが、

肝心な数値での判断は

Hマークではあてにならない。と、言うことになります。

ただ、Hマークだから、絶対ダメということではない。

当方に来たHマークの大半がだめになっていたり

駄目になりかけているのは事実ですが

これが、どういう状態で載せ替えられたのか

掴むことが出来ません。

装着する前まで、未装着状態だったか

ユーズド品だったか、

何年載せられていたか

http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-509.html

の、ピックアップをみると、ラベルが真っ白で綺麗です。

もしかすると、新品だったかもしれません。

それが、何年載せられていたか?など・・・

まったく掴むことが出来ません。

 

良い状態であれば10年はもつかもしれない。もっと、持つかもしれない。

が、逆に、まったくもたないものも、市中にでまわっていて、

きちんと、数値さえはからず、音さえ確認せず

載せ替えに利用されるということが起きていると思います。

鳴っているから

音を確認すれば、それで良いということでなく、

確認する機器にも寄ります。

廉価版CDPで確認すれば、全て、合格という音に聴こえます。

もしくは、へたったコンデンサへたった半田の状態の高級機でさえ

まともに鳴っている様に聞こえます。

実際、http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-509.html

の機器でも、素の状態(OHの前)で聴いたときは

メリハリのある音で良いな。

これで、音質改善までもっていけば、

分離が良くなり、輪郭もたって、良くなるだろうなあ。

と、代理は思ったのです。

ところが、

完成後の音出しエージングで余りにも音が冴えない・・・

ここからも判る様に、

鳴っているから大丈夫。では、無いわけです。

きちんとした音をだせる状態になったCDPでないと、

判定できないわけです。

 

逆に言えば、OHなどしていない、高級機において、

Hマーク付きのピックアップを、使用していた場合

まともな音がでていないけど、

OHしてないので、判らない。

と、いうことも起きていると思えるので

今回のオーナーさま

耳が良いというか

愛機だったのだろうと思います。

うかうかすると

逆エージング耳になって、

おかしくなっているのに気が付かないどころか

おかしいとおもっても、自分の耳が加齢などにより

悪くなってるせいと思い込んでしまったりすることも

ありますので、

まずは、OHから、始めて下さい。

 


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