2016-03-07
基本的にCDPがCDの音を忠実に表現していくための性能をあげていく。
と、いうことが一番最初なわけです。
多くのCDPはメーカー出荷時においても、
性能を発揮できるように作っていません。
これを、変更をかけて、やっと
100という発揮率ができたとしても、
多く、その100の力をSPに伝えることも
SPが100の力をそのまま表現することが難しいのでしょう。
まず、100のCDPをセットして
たとえば、ケーブル。
これが、巷で噂される音質を引き上げるケーブルをつかっていたとします。
残念なことにケーブルの発揮力の伝導率はかなり低いものです。
ケーブルで音がよくなるというのは、
逆を言えば、CDPの性能が100ないから、
音質を引き上げるということが可能なのです。
ところが、CDPの性能が100あれば
ケーブルでもっとプラスされるかというとそうはいかないようです。
容積的な考え方になりますが
ケーブルでの音質向上のキャパが80あったとします。
ここに60くらいの性能のCDPをつなげば
80にまでひきあげられるわけですが
100のCDPであれば、ケーブルのキャパが追い付かず
かえって、変な音がでてしまうことがあります。
つまり、CDPの性能がとことんでていないことへの対処
アフターパーツとしてのケーブルでは
100の発揮率を100のまま、伝えることができない。
と、いうことが起こり得るわけです。
これは、実際の場面での現象から
逆にこういうことじゃないか?と考えるだけであって
当方は音質向上のケーブルでなく
100を100のままつたえる性能のよいケーブルをつかっているのと
100の発揮率のCDPであることによって
ケーブルはロスなく色づけなく率直に音を伝えるものが良いという結論になっていて
アクセサリとして使用するのであれば
ケーブルは最後であり
他の機器をきちんとよくしていけば
アクセサリとしてのケーブルはむしろ不必要でしかないわけです。
おそらく、ケーブル否定論にかんじられていることでしょうが
多くの方が
CDPを100までもっていけておらず
さらにSPも、100までもっていけず
アンプも率直なものをもっておらず
ゆえに
ケーブルで音がかわるということを事実として認識されていると思うのです。
このあたりのことは
たとえばJBLの500万クラスのSPであってさえ
中高音が引っ付いている音だとわかるような
当方のアルテックであり
システム全体が100に近い発揮率と伝導率であることにより
得た結論であるということがわかりにくいことだと思うので
少し、付け足しておきます。
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