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考え直し・・・2019-12-17

2024年04月06日 | ピックアップ

ネットをおよいでおりますと・・・

「なんちゅう~~~ことを!!」と、いう記事に出会います。

あるKSS151A搭載機種の修理記事でしたが、

KSS151Aが手に入らないので

発光ダイオードを交換した。と、いう内容でした。

う~~~~~~~む・唖然。

なぜ、発光ダイオード交換ではいけないのかを当方は明かしていませんが

既に、6~7台、発光ダイオード載せ替え品がのっていた機器が来ていて

すべて、駄目でした。

吃驚ついでに、高橋に報告しに行きますと

「とりあえず鳴るようにできるんだから、良いじゃないか」

と、なにか、すげない返事が返って来ていました。

「だけど・・・」

と、反論いたしますと

「依頼した人が、とりあえず鳴れば良いんだから、それで良いわけだ」

と、妙な返事。

ここは、代理、自分で考えるしかない。

ーーしばし、黙考ーーー

つまり、良い音を聴きたいという思いがなくて、

取り敢えず鳴れば良いという思いの人にとって

目的は達成できている。と、いうことだし

治す側も、良い音を提供しようと思っていない。

 

当方は、良い音を提供する為に、そも最初のOHを重視する。

そして、そこが、判っている人すなわち、もっともっと、良い音を聴きたいという人に対して

今、出来うる限りの最善を尽くす。

 

KSS151AのHマーク付きが良くないと判ってきたのは

最近で

それ以降、Hマーク付きのピックアップは

純正の第一期生産品に交換する。

むろん、きちんと測定して、新品に近い数値の物を選ぶ。

ところが、第二期生産品の純正品であるHマークを、以前、数値も良く

載せていた物が有った。

それが、今回のリピート機器に乗っていた。

LTDまでもっていくとなると、いくら数値が良いピックアップであっても

Hマーク付きでは、感心できない事なのだ。

ところが、いくら数値が良かった(過去形)ピックアップであっても

そこが、Hマーク

計ってみても、たぶん、そこそこの数値なのだろうけど

すでに、音が劣化している。

第一期純正品はどう考えても、30年近く(もっと)持つ。

ところが、Hマークは10年もしない内に音がおかしくなってくるようだ。

これは、LTD/Blueとやっていくことで

ピックアップからの音の違いを表現するように成ったせいも有ると思う。

そのまま使えるかと思ってLTDまでもっていったのだが、

前述、既に音が劣化していると判る。

で、連絡してピックアップ交換の由伝えて・・・

当方が気が付かない時期にやってしまったことだけど

半分、保証させてもらうことにした。

で、純正第一期品に換えると・・・・

「響きが違う」

この響きというのも、

一般的に言われる、SPからでてくる音の余韻(響き)という意味ではない。

音自体の中で(内部?)音が深みやら広がりやら厚みやらという

響きが出てきている。

音単体の中で音・響きが沈み込んで透っていくという(とても、うまく説明できない)

不思議な音の個体成分が見える。

こういう音の違いまで、出しきっていくLTD/Blueとなるからこそ

ピックアップにもこだわるわけで

そも最初のOHあってこそなのだけど、

そのOHすらしない状態で、かつ、発光ダイオードに載せ替えるなど

音の違いすら認識出来ていないだろうと思う。

そのあたりを、判っていない方なのだから、

「良い音を求めていない」=「鳴れば良い人」ということになってしまうのだし

妙なことかもしれないが

ショーペンハウエルだったかな

必要な本は、絶妙なタイミングで巡り合える。

とか、いう言葉が有ったと思うけど

AUDIOもまた、自分が必要とする状態如何の「直し屋」と巡り合う。と、言うことだろう。

 

そういう意味合いで

憧れのAudio・山手サービスを必要として下さる方は

良い音を求めての事であるならば

発光ダイオードの載せてしまうを良しとするお客様が

当方に来ないのは、当然の結果なのだなと・・・

 

なにか、ぐるりと考えをめぐって

嫌な言い方だけど

自然淘汰みたいな働き・守護?があるような気がしてきた。

実際、お客様の多くが、

直してもらう(あえて、直す。治すではない)のなら

山手さんでしてもらいたい・・・と、いう言葉を書いてくださっているのだけど

愛機に対して、それなりの思いを持ってらっしゃることがうかがえて

その愛機を託そうと考えて下さる。

そのほうが、万倍、ありがたいことで、

発光ダイオードを載せられてしまった人の心配より

低頭するのは、そういう方々に、するべきなのだと

なにか、高橋の言う意味合いが

そういうことではなかろうかと

思いなおしている。


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