YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

ヤマハの部品番号規定

2013年08月30日 | YB&YBR関係雑記

PC内のファイルを漁ってたら面白いものを発見したよ。
どこで拾ったのか忘れたけど、ヤマハのバイクの部品番号の記載パターンの一覧が出てきたので
紹介しちゃおう。

まずは部品番号

普通番号は車種固有の部品を表してるが、別の車種でも共通部品として登録されてる例もあるので、
型式番号は最初に付与された車種と思えばいいだろう。
設計追番や設変(設計変更)番号は、例えば2005年式YBRのパーツカタログと2012年式YBRの
を見比べた時にここが変更されてると、なんらかの仕様変更か大きな変更と判断できるので部品を探す時
や流用する際には注意するべき箇所だ。
色区分番号は主に外装などのカラーパターンだから、これもかなり重要な部分だね。
標準部品はOリングやネジ類、あるいはベアリング等、車種間で共通して採用されるような部品群。
非正規輸入のYBRにもこのパターンの部品番号がよく見られ、国産車採用の経緯があればどこのお店
でも注文できるだろう。
形状・寸度の解読をするとパーツカタログだけでネジの大きさが分かるため、脱落しても適合できる
代用のネジを購入する事が容易になる。
現物と部品番号を照らし合わせれば種類や材質・表面処理(メッキ)の番号が解読できるだろうから、
簡単な表でも作れば維持管理に役立つよね。

寸法の規定

スチールボール(ベアリングやクラッチユニット内のボールなど)はインチ表記、その他は全て
ミリメートル
表記となってる。

しかし、まったく同じ部品のはずなのに生産各国のパーツカタログでは互いに違いがあるのがヤマハ流。
国際的に統一していない関係で時々アタフタするのも輸入バイクの宿命と言える。w

さて、週末は台風の影響でどう天気が崩れるか予想できない・・・
涼しくなって来たから突発オフ会でも宣言しようかと思ってたけど、来週末までおあずけかな?
台風直撃地域の方々、お気をつけて!→バイクの強風対策


YBRのFi用燃料ポンプ

2013年08月28日 | YB&YBR関係雑記

キャブ仕様のYBRにはまったく関係ない話。

タオバオを徘徊してたらYBR125やYBR250の欧州向けFi用ガソリンポンプを発見した。

タオバオのid=10755304287 「125天剑250劲战 汽油泵芯」で検索
120元(約1800~2400円)


偶然とは言え、この形はFi仕様のシグナスX関係の燃料ポンプトラブル記事で見かけて覚えてたので
気になってた物だ。
ポンプアッシー丸ごととなると噂では二万円もの部品代になるようで、ポンプアッシー内のこの部品
だけを交換して直す人も出始めている。
交換は決して簡単ではないけれどFi仕様のオーナーさんはタオバオで買い物するついでにこれを1個
購入しておくか以下の社外品を覚えておくといいだろう

カメレオンファクトリーから 「シグナスX(FI) (BW’S125 マジェスティ125FI) 強化燃料ポンプ 」として
 補修部品が5800円で発売されている模様。

弾丸工房からはドイツ製ポンプ「ビック燃料ポンプ」。
 若干高めだけど欧州車で採用されてるのかもしれない。

上記は流量強化のために消費電流が4A近くあるようだがシグナスXでの交換事例で問題が出てないから
大丈夫だろう。

KN企画からも「大容量フューエルポンプ 【シグナスX,BWS125 FI用】が出てるね。
 こちらは消費電流 2.75Aと明記されている。

極わずかだがYSP公認モデルのYBR125FiやYBR250で燃料ポンプが真夏にオーバーヒートして故障した
事例がネットで見られるようになったし、シグナスXに関しては多いらしくてFi仕様はこれが故障すると部品
交換しか対策ができない。

Fiは燃費の良さと冬季始動安定に優れてるのと引きかえに、繊細な部品が弱点になる場合もあるから事前に
対策案を練っておいたほうがいいと思う。
幸いYBR系FiのポンプモーターはシグナスXと同じ外観・規格なので、台湾製部品も含めてやる気になれば
どうにでも直せる事が分かったから、中古車を買う時も少しは安心材料になるかな?


車載工具のトライバー

2013年08月27日 | YBR125整備

今までいろいろなバイクを所有してたけれど、どのメーカーもどの車種も車載工具の中でドライバーだけ
貧弱で本当に緊急用でも使いたくないと感じてたんだ。
うまい具合に緩んでくれる固さならいいけど、ねじ山をナメる可能性は極めて高かった。
YBR125純正の車載工具のドライバーも実に使いにくいし、サイズがマイナスとプラスの規格2番しかない
のも弱点だと思うよ。


そこでホムセンに寄った時にビット交換式のスタビドライバーを入手してみた。

なかなか丁度いい柄の太さと長さの物が無いので、これしか思い浮かばなかった。
ドライバーには差し替え式でマイナスとプラス2番が付属してるので、ついでに電動ドライバ-用の
3番ビット・プラスを購入。(298円+78円)

ホムセンの安物工具とはいえ、百均のよりは精度がはるかに高い。
2番はみなさんもよく使う大きさでなじみがあるだろうが、3番は意外なところで活躍するんだな。

スプロケットカバーやチェーンガードのビス

舗装林道なんか走ってて枝や異物を巻き込んだ時に外して除去するのに活躍する。
フロントスプロケ付近からの異音など、磨耗確認にも必須だ。

シュラウド

あまり外す事は無いけれど、2番ドライバーで回そうとすると確実にナメるね。
ココは納車時にかなり固く締まってる場所だから一度外してみるといいだろう。

右サイドカバー

出先でふと気になってエアクリのスポンジフィルタを点検してみたくなった場合に気軽に確認できる。
日本1周なんかにチャレンジしてる場合は特にねw

エアークリーナーボックスカバー

ここも3番だ。
サイドカバーと共にこのネジも2番で回すとナメやすい。
中古のYBRなんかこれらを見ると一発で前オーナーが適正工具を使ってるか否かが分かる。

また、標高が1,500mを超えるような高地の道路を走ると酸素と気圧の低下により、エンジンが弱々しく
なる場合があるが、そんな時に臨時でエアクリのスポンジフィルターを外して吸気抵抗を減らして対応
する裏技にも活躍する。(効果はちょっとしかないけどやらないよりはマシ)

なんとかスカイラインとか渋峠とか行きたいよね・・・今年のお盆休みは無理だったorz

チェーン引きのアジャストボルト

出先の休憩ついでにチェーンを見たらダラ~ンと垂れててそろそろ引かなきゃと思った時に車載工具で
即応できるけれど、10mmの片口スパナよりは3番ドライバーで行った方が微調整がやりやすい。

肝心の収納だけど、片側に寄せて入れると収納場所に収まりやすいよ。

プラグレンチの中に3番ビットを放り込んで、スタビドライバーを差し込めば収まりがいいだろう。

固定バンドは以前紹介したホンダ・モンキー・6V用バッテリーバンドが丁度いい感じで使いやすい。

丸で囲った部分がスタビドライバーの位置だけど、たぶん純正の工具バンドだと固定しにくいと思う・・・

こんな感じで純正に無い3番プラスドライバーは活躍する場所が意外と多いのさ。

柄が太くなるから力が入りやすくてナメにくいので、機会はあったら純正ドライバーの代わりに車載すると
いざという時にきっと役立つだろう。
普段、自宅で整備するための工具類の中にも3番ドライバーは欠かせないので、持ってなければついでに
柄の大きな物も入手すると捗るだろう。

今回はこんなネタでごまかすw


ウィンカー

2013年08月21日 | YBR125整備

YBR125のウィンカーのネタ。
転倒や事故でウィンカーに深いキズが出来たり破損した経験がある人が居ると思うけど、YBRのウィンカー
は首の部分がゴムになっていて、衝撃を吸収してくれるから固定してある場所まで破損する事はめったに
無くてありがたいよね。
修理の時にまるごと同じウィンカーを入手できれば問題ないけれど、都合よく格安で別の箇所の物が手に
入ったら、分解して組み合わせると簡単に希望箇所が出来上がる。

実は前後で長さが違う。

左右の部品のパターンは左前と右後、右前と左後で共通する部品が多いけど、一番の特徴は首の長さの
違いなんだな。
前の方が後より15mm程度短いのだ。

首の奥にビスが隠れてる。

分解して比較してみると、共通部分と前後で違う部分がよくわかる。

基本的には左前と右後、右前と左後がレンズやレンズボディが共通で、配線色は左前・左後、右前・右後が
共通だ。
パズルの様に組みあわせるとニコイチで欲しいパターンを作れるので、壊れたウィンカーは捨てずに取って
置くと何かの時に役立つだろう。

首が短いのを利用し前用を後側に使ってウィンカーの飛び出し具合を少なくして車体フォルムをシャープに
見せる盆栽も可能って事だよね。

余談だけど国産のXT250XはYBRよりも短い首で構成されているので流用しだいでは転倒時の破損
を防げるのに役立つと思うけれど、法律の関係で左右の距離に規定があるから順法するように盆栽するべき
である。(車両法だかなんか忘れたけどご自分で調べてくだされ)

さて、なんでウィンカーのネタなんか出したか言うと実は・・・以前、予備用と盆栽のために前側ウィンカーを
タオバオで注文したのに後側用が到着した経験があるからだw
また、別の機会に別業者に発注したのもまた後側という実に中国らしい結果であった。
あちらでは「付けられればなんでもいい」「どうせ分からないだろう」感覚なのか「後側がたくさん余って
るから
さばいちゃえ」的な感じなんだろうw

不幸にして前用を注文したのにもかかわらず後用が来た場合は首の部分をすげ替えてさっさと修理を
完了した方が得策だと思う。

いろいろネタは出てくるもんだw

面白そうだから次回注文する時にまた前用を発注してみて、三度目の正直になるか二度あることは三度ある
になるか賭けてみようかと思う。(俺はこの手の賭けにめっぽう弱い・・・orz)


渋滞見物

2013年08月18日 | YBR125ツーリング

毎度おなじみ連休最終日の渋滞見物w

中央道・上野原 午後二時ごろ。

熱中症対策大丈夫か?
一般道の甲州街道・国道20号線はガラすきであった。

知人一家の渋滞対策は渋滞情報を得ると1~2つ前のICで降りて一般道を使うとのこと。
一般道だからどこでもトイレにいけるし冷たい飲み物やアイスも買える。
夕方になったら温泉やスーパー銭湯を見つけて家族で入り、適当なタイミングで夕食を済ませるそうだ。
そして途中で仮眠をとって日が落ちてから移動すると意外と一般道がすいてるらしいし高速道路の渋滞が
収まったてたらまた乗る。
帰宅後は子供たちを着替えさせてさっさと寝かしつける。
すでに夕食は済ませてあるし風呂も入ったから奥さんも楽々で上機嫌だ。
ご主人も途中で休憩してるので次の日に影響しなくて体も楽だと言う。

賢いなぁと思った。


盆キャン

2013年08月14日 | YBR125ツーリング

ついにYBR125中華製大踏板キャリヤが火を吹いた!
盆休みの利用して1泊だけキャンプに行ってきたよ。
くそ暑い平地を避けて近場の山の中のキャンプ場へ行ったけど、前日の天気状況は
ゲリラ豪雨だったらしいが宿泊当日は極めて穏やかで涼しく、早朝はシュラフシーツ
一枚だけの寝具では寒いくらいだった。

テントとマットと椅子を下ろした後の荷姿だけど、RVBOXと大踏板に乗せたサイドバッグ
とのバランスが良くてたいへん積み下ろしがやりやすく、重心も悪くない。
箱はやはりタンデムシートにまたいで乗せた方が重心が後ろになりすぎず、リアキャリヤ
への負担も少なくなって良いと確信した。
このくらい積載量に制限をもたせたほうがYBRにはいいかもね。
荷物の中身を厳選して工夫すれば、このまま長距離・長期間ツーリングに出かけても問題
ないと感じた。


フォークオイル漏れ応急処置方法

2013年08月12日 | YBR125整備

注意:このネタは完全な自己責任の対処法であり、民間療法みたいなものです。
    完治しなくても笑って済ませられる人、再発したら爆笑しつつ部品交換を
    をする人向けで、心配症や完全主義者またはプロは静観しておくれ!w

YBR125に限らず中華製バイクの弱点であるフォークオイル漏れの話を時々見かけるが、俺のYBRも
噂通りに漏れた事が昔あった。
右側のフォークだったので漏れたフォークオイルがブレーキキャリパまで伝わり、ブレーキが効かなくなる
二次被害まで起きたけれど、当時試してみたらその後今日まで漏れが止まってる応急処置法をここに紹介
します。

*オイルが付いたキャリパは洗濯洗剤液でよく洗うと良いでしょう。
  また、ブレーキパッドも単体で濃いめの洗濯洗剤液でよく洗ってすすいで乾かすと復活する。
  ブレーキクリーナーは一時的にオイルを希釈するだけで、油分が残った経験があったから、
  個人的には
お勧めしません。(キッパリ

まず、メインスタンドで立てて車体後部になにか重い荷物を乗せたり、ジャッキや箱などをエンジンハンガー
下部に設置してからタイヤやブレーキ、フェンダー類を外す。

このままフォークを外してもいいけど面倒だからこの状態で応急処置をする。

用意したのが粗さ1000番の耐水サンドペーパー。

色々な方々がそれぞれの粗さで実行してるけど、1000~1500番程度の細かさなら荒削りしすぎず、
修正程度の研磨に適すると思う。
図のように切って先端に丸みを付けておくと作業しやすく、20mmの場所にペンで横線を書いて差し込み
限界線とする。

ダストシールを上にずらす。

無駄にキズをつけない様、樹脂性スクレーパーや割り箸をカッターで成形した物を隙間に差し込んで一周
しながら剥がし、上へとずらす。
ダストシールは文字通りホコリ除けであってオイル止めでは無いからこんな簡単な構造だ。

ダストシールを外すと中にオイルシールと抜け止めリングが見えるはずだ。

俺の事例では抜け止めリングがサビてたので一度リングを外して掃除とシリコーングリスで防錆を行って
元にもどしておいた。

*抜け止めリングの外し方は割愛するが、くれぐれも無理をしてインナーチューブにキズを付けない
 ように。


いよいよ作業開始。
インナーチューブに沿わせて表が研磨側になるようにサンドペーパーを設置する。
つまり、研磨修正するのはオイルシールのリップと呼ばれるインナーフォークとの接触部だ。

アウターチューブをゆっくり回しながらサンドペーパーを差し込んで行く。無理をせずに少しずつ・・・

*不幸にしてサンドペーパーがちぎれて破片がはさまったままになったら完全な失敗で、分解と
 オイルシール
交換しか残された道は無いから慎重に。

限界線がアウターチューブの端まで来たらいったん停止。
この時に少しオイル漏れを起こすはずだけど、これはサンドペーパーがリップ部を通過した証拠なので
問題ない。

あとはサンドペーパーが引きずられないように押さえながらアウターチューブをゆっくり3~4周ほど回転させ
ると、オイルシールが引きずられて漏れの原因だったリップ部のキズが修正される。

回し終えたらアウターチューブを回しながらサンドペーパーを上に引き抜く。

くれぐれもちぎらせないように!

たぶん漏れたフォークオイルが溝に溜まってるからウエスで丁寧に拭き取る。

最後にダストシールを下げて押しこむ。

特に専用工具無しでできるからいいね。
フェンダーやタイヤ、ブレーキキャリパやスピードメーターケーブルを戻し終了。

*スピードメーターギアアッシーには表裏に方向があるので、分解前を再現しないと最悪時は内部
 機構を
壊す可能性があるので注意。

ブレーキレバーを数回握って効きを回復させた後に、フロントブレーキを握りながら数回車体を前後に
ゆすってフォークを伸縮させるとオイルが少量漏れてくるはずだが、リップ部の溝に残ったオイルなので
拭き取りすればいい。

試走しながら時々様子見して拭き取り、この漏れが減ってきたら成功。(数日~数十日はスジが付くだろう)
いつまでたっても修正以前のような量で漏れてたらまたやり直し。
まあ、3回やってダメならあきらめて分解・オイルシール交換だね。

とりあえず、こんな感じの応急処置的な修正方法だけど、漏れたオイルの補充をするくらいなら次はフォーク
オイル全交換が良いと思うよ。

手持ちに都合の良い耐水サンドペーパーがあれば30分くらいで修正できるし、これで直ってしまえばオーバー
ホール代や手間が省けるから、もしも漏れたら最初にして最後の悪あがきとして覚えておいて損はないだろう。

実行する人、成功を祈る!


林道奥で涼む

2013年08月11日 | YBR125ツーリング

「暑い・・・山の中にでも行けば少しは涼しいかな?」

軽く近場の林道まで行ってみたが川沿いには見慣れぬ駐車・駐輪で行楽客が普段よりも多い。
とりあえずドン突きまで。

ここは早戸川林道の突き当りで普通車じゃ道が荒れててここまで来れないけど、YBRなら
スイスイと到着。
崩落のためにこの先は徒歩のみ通行可能なマイナーな場所だが幻の滝があるので登山客
にはわりと有名。

地形的に深い谷間なので日中でも日陰が多くて気温があがりにくく、ここまで来ると別世界
のように涼しい。
しばらくセミと野鳥の声を聞きながらのんびり過ごした。

雷鳴が聞こえてきたので慌てて帰路についたけれど途中で大粒の雨。
それでも帰宅した時はすっかり衣服もバイクも乾いてた。


Rタイヤ限界

2013年08月10日 | YBR125整備

IRC GP-1に変えてからけっこう林道を徘徊したり遠出したりでそろそろ限界に達した。
さすがにここまで減るとダートの下りで滑る滑るw

舗装路ならあと1000㎞くらい無理やり保たせられるけど、転ばぬ先の交換をした。

GP-1に履き替える前のミシュランM62の残りを消費するため。

これもそろそろ要注意だなぁ・・・

思うにM62はダートというより欧州の石畳路を意識してる感じでダートはちょっと苦手な感じだった。
舗装林道をメインにするなら大丈夫だけど、未舗装路もとなると圧倒的にGP-1が向いてる。

仮にこの季節、北海道へ行くなら前をGP-1、後をM62って組み合わせがいいかも?
舗装路メインで時々ダート林道で温泉やら秘境へ行く時に、フロントからスリップダウンせずにトコトコ走る
には前をM62にするとちょっと不安感があるし、旅先での転倒事故は避けたいものだ。
まあ、妄想半分だけどw

次期候補のタイヤをそろそろ選定してお盆過ぎに注文しなければ・・・
冬季の前用にM62は一本ストックしてるので、後ろのみ注文かな。
M62は後に使うと減りが結構早く感じてるので前に履く事にする。


Fフォークのサビ対策

2013年08月09日 | YBR125整備

中華娘のYBR125はサビ発生率がわりと高いので、気が向いた時にメッキ部品を軽くウエスで
拭くことでサビ防止ができるけど・・・

フロントフォークのインナーチューブだけはサビが発生すると場所によってはフォークオイル漏れの
原因になってしまうので、漏らさぬ先のサビ対策の話でも書く事にしよう。

インナーチューブ摺動場所のA 絶対領域はサビを発生させてはならない。
B の領域はできれば気をつけるべき場所だ。

通勤・通学で毎日乗るような人なら、Aの部分はよく動いてるので簡単にサビることは無いけれど、数週間
に一度とか北国での冬眠明け、数ヶ月~数年放置しちゃった時は車体を動かす前にサビの有無を確認して
軽く拭いておいた方がいい。

具体例にはこんな点サビを発見したら即時対策をするべきだ。

拡大画像だから目立ってるけれど、うっかり見落としそうなくらい小さなサビなら救いようがある。

これがよく目立つような大きなサビで絶対領域にある場合は、たった1回のフォーク収縮でオイルシールに
キズをつけてフォークオイル漏れの原因になる時があるからこわいこわい。w

普段の掃除は細長く短冊状に切ったウエスで横方向に軽く磨くだけでOKだよ。

ウエスにスプレー潤滑剤でも吹いて作業すればなお良し。
最後にシリコーンスプレーをウエスに吹いて仕上げればかなりサビが出にくくなる。

C 裏側 が意外な盲点で拭き忘れが無いようにしておけば、いざフォークの取り外しメンテナンスをする
際にサビで驚く事がないだろう。w


「あ!サビが見つかったTT」と思ったらナイロンたわしを短冊に切って、やはりスプレー潤滑剤を吹いて
から丁寧に擦ってあげれば赤サビがとれて点状の黒サビだけが残る。

ナイロンたわしは食器洗い用で十分だけど、出来ればハードタイプじゃなくソフトタイプがいい。
いくらナイロンとはいえ、ハードタイプはけっこう凶暴でメッキに細かいキズが付く場合があるからだ。
サンドペーパー売り場付近で見かける業務用のナイロンたわしも細かさが色々あるが、荒い物を選ばず
細かいソフトな物にすると良いだろう。

とにかく丁寧に磨いて表面を滑らかにすると共に、以後は再発防止のために気が向いたら軽く拭く習慣
をつければYBRでもサビ知らずになれる。

不幸にして絶対領域に点サビができてしまった場合、フォークオイル漏れが無ければサビの進行を止める
ために確認・掃除を怠らなければいいだろうが、オイル漏れまで発生してたら・・・最悪時はインナーチューブ
とフォークオイルシール交換。
浅い点サビの修復にエポキシ接着剤の塗布と表面慣らし処理という裏ワザで延命する手もあるが・・・
また、再メッキ処理もあるけれど、YBRの価格から判断すると再メッキまでする価値があるかどうか?w

とりあえず致命的なサビを発生させないように放置しないのが最善策だと思うよ。


ウクライナの同志

2013年08月08日 | YB&YBR関係雑記

YBR125購入のきっかけになったのは、当時すでに世界中でオーナー達が情報交換を盛んに行ってて、
中でもパーツカタログ(部品リスト)やサービスマニュアル(整備要領書)のファイルを有志が上げていたの
が決めてになってた。
自分で整備できる資料があれば少々年式や型式、生産国や言語が違ってても貴重なデータとして重宝する。

久しぶりにウクライナの「ybrclub.com」を覗きこむが、なにせ言語がロシア語記述なので簡体中国語の
ように漢字の雰囲気で想像する事ができないw
それでもpdfファイルの在り処くらいはリンク先のURL記述でどうにかたどり着ける。
画像なんか踏むと面白い改造やその国独自販売のアクセサリーなども見られて、正式に発売されてる国々
を羨ましく思う。
本家ヤマハに属する日本国内でもYBRclubのような総合コミュニティサイトでもあればと思う反面、個人
個人がそれぞれのブログで特色を織り成してるから無くても不自由しないか?って思う感じでもある。

ybrclub.comの写真を観る限り、キャンプオフ会も開かれてるようで楽しそうだなぁ・・・


ブレーキキャリパー分解整備と採寸

2013年08月03日 | YBR125整備

我がYBR125のフロントブレーキパッドを交換した時に気づいた事がある。
偏った減り方、いわゆる片減りが目立っていた。

各色は互いに向かい合わせになる位置で、前後方向と上下方向にいずれにも偏りがあり、片押し式の
シングルピストンキャリパーの傾向で避けて通れないものの、ちょっと目立つ印象だ。

他の方々のYBRではどんな減り方の傾向なのか分からないが、久しぶりにブレーキフルードの交換でも
やろうと思いたったので、ついでにキャリパーの整備もしてみた。

今回は思い切ってキャリパーピストンまで外してキャリパーシールの状態までチェックする。
1.5年ごとにフルード交換をしてたので予想よりも内部は綺麗だった。

キャリパーピストン表面の汚れが少しガンコだったからナイロンたわしで磨いた。

金属表面をキズつけずにガンコな汚れや浅いサビなどを除去するにはサンドペーパーは絶対に使わず
ナイロンたわしに少し油を染み込ませて擦るのが良い。
特に気密を必要とするキャリパーピストンやインナーフォークの汚れや点サビにはこの方法が良い。
矢印のように摺動方向に対して直角になるように磨くのが鉄則らしい。

せっかく分解したからキャリパーシールの状態も確認。

シールAは奥側、シールBは手前側に位置してて、シールAは単純な方形断面、シールBはリップ付断面
構造であった。

ついでなので採寸してみたよ。

ピストン径は33mmと判断した方がいいのか分からないけれど、国産ヤマハの他車種で流用可能な
シールがあるかもしれない。
シールはキャリパー本体に収めると若干絞られて内径が細くなり、ピストンとの隙間が完全に無くなる
構造だった。
特にキズも無くて弾力も保っていたから再使用する事にしたので、シリコーングリスを極薄く塗ってキャリ
パー本体に戻した。(シリコーングリス以外にブレーキフルードを塗る方法もあるとか・・・)
キャリパーサポーターのシャフトにリチュームグリスを塗布してからキャリパー本体に差し込んで合体。

組立を完了して車体に取り付けて新しいブレーキフルードで満たす。
今回始めて試してみたのがワンウエイバルブ。

最初に100円シリンジで負圧を発生させてエアーとフルードを吸引させ、今までに無いペースでエアー抜き
が完了した。
使用したフルードはヤマハのDOT4の小瓶だけどYBRでは全交換しても余るくらいしか使わない。
廃液の色は紅茶色になっていて、いかにも劣化してる感じ。

ここでちょっと実験してみた。
廃液に水道水を少し加えてみると・・・

ごらんにように加水状態で白く濁り、フルード自体に吸湿性があるのがひと目で分かる。

DOT4ブレーキフルードはグリコール系が多く、水が溶けこむ(加水分解?)ので年月が経つうちに自然
と劣化するのだ。
ブレーキマスター・リザーバータンクの構造上、完全な密閉状態ではないから空気中の水分が極わずか
に混入するらしいので、約2年~3年毎に交換推奨してるのもうなずける。

結果的にブレーキキャリパーの分解整備まで行ったけど効き具合は・・・特に変わらなかったw
次回のブレーキパッド交換時にどんな偏減りをしてるのか見ものだけど、当分先なのでこのネタはしば
らく無いだろう。


アイリス箱積載の工夫

2013年08月02日 | バイク一般

もう10年ちかく愛用の45Lコンテナはキャンプの時に大活躍してたけれど、調子に乗ってあれこれ
詰め込むと重心が高くなってバイクが不安定になる。
YBR125の場合、車体自体が軽量なので積み過ぎると駐輪時に傾いて転倒する可能性があり、
少し積載量に制限をもたせようかと思ってた。
隙間があればついつい詰め込めるだけ積むという経験はみなさんにもあるだろうw
長旅でも無いかぎり、この手の箱の中には絶対に濡れてほしくないシュラフ、着替え程度が入れば
十分だと思う。

都合よく[アイリスオーヤマ 密閉RVBOX カギ付 460 容量:30L]と呼ばれる商品が発売されて
いて、前から気になってたから入手する事にしたけど・・・以前はホムセンに立ち寄るとけっこう見かけたの
に、最近うちの近所じゃなくなっててちょっと焦ったよ。
探した結果、ユニディに在庫があり通販よりも安くなるので即購入。

もともとRVBOXにはラッシングベルトを通す穴が開いてるので、バイクに積む人達はこれを利用する例が
多いが、俺的には普通の伸縮コードで固定する方が好き。
あまりガチガチに固定すると転倒時に力が逃げずに箱が壊れる可能性があるのと、車体側にベルトを引っ
掛ける都合の良い場所が意外と見つからないからだ。
また、縦横どちらにも対応しやすい自由度も欲しい。
今回も45Lコンテナで採用してた「バラ回転コード掛 BH-618」をRVBOXにも取り付けて固定する方法
を採用する。

いきなり完成した姿がこれ。横置き積載。

蓋も自由に開け閉め出来る。

縦置き積載も簡単にできる。

中華フラットキャリヤとの相性も抜群だ。

改造に使った部品構成は以下の通り。

2mm厚のアルミ平棒を切って4mmの穴を開ける。
防水用にゴム板も用意して4mmのポンチで丸穴を開ける。(実はこのゴム、使わなくなったタイヤの
リムバンドなんだ)
M4のビス・ナット・スプリングワッシャで固定する。
コード掛の穴は3.5mmなのでドリルで4mmに広げておく必要あり。

コード掛の位置。

あれこれ考えて決定した位置は底から80mmの場所だった。

ビスの頭が内側になるように組み立てると、荷物に引っかかる事が無くて具合が良い。

防水用のゴム板のおかげで雨天時でも水の侵入は無い。
また、アルミの押さえ板のおかげでたわんだ時の力が分散して穴付近が割れるのを防いでくれる。
加工の手間は有るが1回作れば例え箱が変わっても流用可能なので苦労の甲斐はあると思うよ。

積載時に箱底の縁が食い込んでシートに負担がかかったり破らないように下に敷く保護マットも用意した。
ハメ込みマットと呼ばれる高密度のスポンジでホムセンの風呂用品売り場で見つけた物を使い、ハメ込み
用の耳をハサミで切り落とした。


横置きの様子。

うまい具合に滑り止めの役目もする。

縦置きの様子。

ダイソーでも同じ機能の物が2枚105円で売られて居たのでちょっとガッカリしたけど、これでも147円。

このマットはキャンプ地に着いたら別の使い方ができて、例えばちょっとした物置に使ったり地面に置いて
あぐらをかいて座ったり、折りたたみ椅子のクッションにも使える。

せっかく更新した箱なので早く実戦投入してみたいものだ。